ごちそうさん(99)~源太の出征祝、歌とイチゴの代用品 | 日々のダダ漏れ

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ごちそうさん 第99回
「贅沢はステーキだ」
~源太の出征祝、歌とイチゴの代用品


め以子) 出征祝のお料理、
     源ちゃん、何か、食べたいもんある?
源太) あらかた、言うてもうたしなあ。
    あっ……イチゴ。
め以子 あっ…。
源太) せや、お前。イチゴ、買うて、イチゴ。
    わし、あん時のイチゴ返してもろてへんで~!
め以子 ) イチゴ!


**********

タネ) イチゴ、今年は品薄でなあ。
源太) え~そうなん?
タネ) 手間かかるし、お腹膨れへんし、贅沢やて。
   イチゴ作るんやったら別のもん作ろういう風に
   なってきとるみたいでなあ。


そうだね。
あの頃、手に入らなかったイチゴが、
みんなが食べられるようになって、
いつのまにか、
また、消えちゃったんだねえ。


**********



源太) お世話になりましたねえ。



**********



め以子) はい、ビフテキです。
一同) おお~!
マツオ) ええとこ使てるからなあ!
銀次) うまそうやな。
マツオ) 当たり前や。
活男) 源太おじさん。
泰介) 源さん。
源太) おお、文女ちゃん。また大きゅうなったなあ。
文女) この度は、おめでとうございます。
泰介) おめでとうございます。
源太) おう。わしが行ったら、すぐ日本の大勝利や!



源太) 皆さん、ご存知やと思いますが、わしは…
    まるまるした、おなごを好んでまいりました。
銀次) 知っとる知っとる~!
源太) ところが先日、今まで縁のあった女性に、お
    別れを言いに回りましたところ、ことごとく皆、
    しゅっとしておりました。遺憾の極みでござい
    ました。こんな戦争は、早く終わらせんとあき
    ません。このままやと、日本中の女が、あな
    いな事になってしまいます!
め以子) えっ、私? 何でやねん。
銀次) おい、こら食うとるで。
マツオ) つかなあかんとこについてへんだけや!
め以子) えらいすんませんなあ。
源太) 泉源太は、お肉のために、
    一命を捧げ、戦ってまいります!

(拍手)
源太) 今日は食うて食うて、食うてくださ~い!
(拍手と歓声)
静) おまっとうはんです。
芸妓たち) おまっとうはんです~。
静) わてからの、はなむけや。
芸妓) お邪魔します~。
源太) これ、行きとうのうなるやんか~!
め以子) ふ久!




静) ふ久やって、わからんやろ?
め以子) お母さん、これ、
     なんぼかかったんですか?


**********



源太) ふ久ちゃん、何なん? これ。
ふ久) 円周率。何にも考えとうない時、
    これ覚えたら、忘れられる。
源太) うん。おおきに。うん。
ふ久) おじさん。
    ホンマは逃げようと思ってたん違う?
源太) まあ、ちらっとは考えてんけど、
    逃げるとこなんか、どこにもないからな。


**********

桜子) え~と、今日は、源太さんの門出という事で、
    源太さんにお祝いの歌を用意しました。
一同) おお~!
源太) 何や、何や。
桜子) 私たちは、駆け落ちしてここに来ました。
    あの時源太さんがいてくれなかったら、どうな
    ってた事かと思います。そんな思いを込めて、
    作りました。




希子) ♪高く遠く あてどもない空 
      道を失くした あの日
      差し出された 君の手の平
      描かれていた 希望の地図
      あぁ 君よ 忘るるな
      かけがえのない君であること
      君にすがる者達のこと




希子) ♪僕たちは ここで待つ

**********

め以子) 大丈夫? 源ちゃん。
     明日、ちゃんと行ける? ほら。
源太) 行きとうない…。
め以子) うん?




源太) 行きとうない…。



悠太郎) …出征祝や。



**********

め以子) 出征祝、
     顔出してくれはったらよかったのに。
悠太郎) 個人的に済ませましたんで。
め以子) えっ?
悠太郎) 寝ます。
め以子) あっ、お腹は?
悠太郎) あ…
     活男に、適当に作ってもらいましたんで。
め以子) あっ、ほな、おやすみなさい。
悠太郎) 僕は、ひょっとしたら、
     源太さんの、代用品なんかもしれませんね。
め以子) はっ?
悠太郎) 寝ます。
め以子) 代用品? …代用品!

**********

桜子) どう?
源太) うん…まあまあやな。
馬介) 戻ってくる頃には、
    もっと、おいしゅうしとくさかい。
源太) ほな、わし行くわ。
め以子) 源ちゃん。
     はい。腹ごしらえ、してって。
源太) おう。
室井) あっ!




桜子) うわっ、よく作ったね、こんなの。
馬介) うわ、つまめんの。
め以子) うん。どうぞ。代用品で申し訳ないけど。
源太) ほな、頂きます。
    お前んちの味やな。
め以子) うん。ほな、ねっ。
源太) ああ。め以子!
    ごちそうさ…
め以子) まだやから!
     まだ、いっぱい残ってるでしょ。
     全部、食べてから、ごちそうさん、言いに来て。
源太) おう。

め以子) うん。ほな、ねっ。



**********

源ちゃ~ん!!!
源ちゃんがいなくなったら、いい男がいなくなる~(T_T)

今日は…源ちゃんに免じて、ツッコミ祭りでw

てっきり焼氷の歌を披露するかと思いきや、新曲発表。
しかも、思いきりミュージカル風というか、あまりの仰々
しさにひく~と思うぐらいのテンションというか違和感と
いうか…。希子ちゃんの中の人のプロモーションか?

大笑いしたのが、家政婦は悠太郎は見ていた、の図。
ぼ~っと図体ばかりデカイ人が立ってる姿はホラー。
出征祝や、と負け惜しみの言葉を呟いて去っていく姿
は、滑稽というより意味不明。料理だけが取り柄な中
年の愚妻の手を握らせてあげるのが、出征祝って…。
やっすい、出征祝だわ。てか、お祝いになってないし。

僕は、ひょっとしたら、
源太さんの、代用品なんかもしれませんね。

いやいやいやいや! いやいやいやいや! 違うから。
あなたが、源太の代用品だなんて。源太に失礼すぎ。
代用品どころか、まったく足元にも及ばないってばっ。
一体何を勘違いしているのでしょうね、悠太郎君はっ。
それってやっぱり、自分がめ以子を亜貴子の代用品
だと思ってたって事よね。自分が思ってるから、人も
そう思うってわけで。自分が疚しいことをしてきたから、
源太をそういう目で見ちゃうのよね? 源太は、あすな
ろ抱きなんてしないし~。節操のないあなたとは違う。
でっかい体に中身がちっこい悠太郎。ちっこい体に中
身がでっかい源太とは、比べものにならないのよ~!
(そんな風にしか描いてもらえない悠太郎も、心底気
の毒で。プレミアムトークでも、情けない扱いをぼやい
てたし。脚本に言ってくれって声が、痛ましかった…)

とはいえ、そんな甘えた夫の言葉の意味など、当然の
事ながら、ぼんくらめ以子に通じるはずはなく、それど
ころか、源ちゃんのための代用品を思いつくヒントに!
いや~、めったにない、め以子のグッジョブシーンでし
た。そうそう。悠太郎の戯言なんて、大きな足で踏みに
じってしまえばいいのさ~。それでこそ、KYめ以子様。

楽しかった朝ドラの代用品…にはなれない。源太の代
用品には到底なれない悠太郎みたいなドラマだ…(毒)
そして何より…脚本家の視点が、下衆の極み!(猛毒)


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