ごちそうさん(51)~焼氷とちょぼ焼きと希子の歌声 | 日々のダダ漏れ

日々のダダ漏れ

日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

ごちそうさん 第51回
「君をあいス」
~焼氷とちょぼ焼きと希子の歌声


め以子) 私・・・離縁する。
室井) 木陰にいたよ~! いたいた!
馬介) 生きとるで~。あれ?
源太) 腹、減ってんのやろ。
    とりあえず、食べてから考えへん? な?
桜子) め以子、ねっ。


**********

馬介) ほ~れ、焼氷やで~。



め以子) 焼氷・・・ですか?
馬介) せやけど?
め以子) いただきます。これ、コーヒーのシロップ
     かけただけじゃないですか
馬介 焼いたように見えるでしょう? えっ?あれ? 
   見えへん? 見えへんか・・・。
源太) せやけどお前、どないすんねん? 妹まで
    巻き込んでもうて。帰るんやったら、早い方
    がええと思うけど。
め以子) 私、もう・・・。何で大阪来たのか、わかん
     なくなっちゃった。
桜子) じゃあ・・・もう離縁しちゃえ!
め以子) ん?
桜子) あんな家戻ることないない!
    ここでみんなで、楽しくやればいいじゃない。
め以子) そう・・・かな?
源太) いや、あんたなあ。
    あんたかて、駆け落ちしてきたばっかりやろ。
    どないして食うてくつもりなんや?
桜子) 自分たちの食べる分ぐらい、
    何とかなるでしょ。
め以子) そうよね。働けば。
桜子) 朝から晩までこき使われて、嫁とも認めら
    れず、一銭ももらえないなんてさ。あんたん
    ちの嫁より、酷い仕事なんてないわよ。
め以子) そうよね。そこでやれたんだもんね。
桜子) そうよ、もっと自信持っていいわよ。
    だからどんな仕事も、屁の河童。
源太) このお嬢さんら、大丈夫なん?
室井) いや~大丈夫なんですかねえ。
桜子) もう、男なんて当てにしないの。
    新しい人生を生きるのよ!
め以子) 心の友よ~!

**********

悠太郎) え・・・戻らんかったんですか?
和枝) 悠太郎さん。あの人はな、西門の家に合い
    はらしまへんのや。今回の事でようわかりは
    ったやろう? 合わへんとこに縛りつけとくん
    は、それはそれで殺生な話やと思いますで。
悠太郎) わかってますよ、そのくらい。
和枝) ほなね。


**********



店の人) はい、ちょぼ焼き。
め以子) ちょぼ焼きって可愛い~!
桜子) ねえ。これ東京にはないわよね。
希子) ちい姉ちゃん、
    食べた事なかったんですか?
め以子) うん。何か、ずっと忙しくて・・・。
桜子) め以子が大阪の美味しいもん食べてない
    なんてねえ。
め以子) 改めて考えてみると、
     私ホントによく我慢したかも。




桜子) 通天閣だけが男じゃないわよ。
め以子) 何でわかったの?
桜子) ♪いのち短し~恋せよ、おとめ~♪
め以子) 何なの? その歌。
桜子) ん? 違う?
め以子) 違うわよ。えっと・・・。
     ♪いのち短し~恋せよ、おとめ~♪ ん?
希子) ♪いのち短し~恋せよ、おとめ~♪
    ・・・やないですか?
め以子) 上手~!
桜子) 綺麗な声! すご~い!
    もっかい、もっかい歌って!
希子) いえいえ・・・無理です。無理です。


**********

源太) あれ? おなごどもは?
室井) ああ、大阪の街見てくるって。
源太) 働くんちゃうかったんか。
室井) ねえ? 何考えてんでしょうねえ。
源太) なあ、あんたの嫁さん、あれ、何もんなん?
    何かわし、見た事ない類いの人やねんけど。
室井) いや~あの人はねえ、生まれながらのお嬢
    さんでねえ。ハハハ。いやもう、生まれてから、
    人に命令しかした事ないんだよ。ハッハ。
源太) 何でうれしそうなんか全然わからんけど。
室井) いやその命令がもう実によくてね! 何だか
    わからないけど、従っちゃうんだよねえ。
源太) それ働くの絶対向いてないんちゃうの?
室井) で、彼女の意見を聞いてたら、何と、初めて
    ・・・佳作に入選しちゃったんだよ~!



室井) 彼女は、僕の幸運の女神なんだよ。
馬介) 室井さん、昨日のお足。
室井) あっ、彼女がね、
    あんな料理で金取るなって。
馬介) えっ?
桜子) ただいま~。
室井) あっ、おかえり。
め以子) ・・・ホントだね。
室井) ん? 何が?
桜子) ああ、この店、
    絶対流行ってないからって話してたの。
馬介) へっ?
源太) お前らな、
    馬介さんの前でそういう事言うなや。
桜子) だから、流行らそうよって話じゃない。私たち
    は働かなきゃいけないし。だったら、この店流
    行らせるのが一番いいんじゃないかって。
源太) あんなぁ、
    やった事もないのに商いなめんなや。
桜子) なめるも何も、
    これより悪くなる事はないでしょ。
馬介) へっ?
源太) 偉そうな事言うたかて、お前ら素人やろ。
桜子) 素人だけど、め以子は洋食屋の娘な訳だし、
    私も親の商いは見てきたし。
馬介) けど! 流行ってないかもしれへんけど、
    僕には僕の、やりたい店があんねん。
桜子) 焼氷は素晴らしいです。
馬介) えっ?
桜子) 焼氷も、河童パンも通天閣パルフェも。馬介
    さんのアイデアは素晴らしいです。ただ!
    ただ・・・名前負けしてる。そこだけ改善したら、
    ここは凄い店になる。
    だから、焼氷をもっと売れるようにしませんか?
馬介) そういう話やったら。
源太) ええんかい、それで!
桜子) よし! じゃあ、決まり。め以子、後よろしくね。
め以子) えっ?
桜子) 希子ちゃん、もうちょっと案内して。
め以子) えっ? 私一人?
桜子) だって、私いても、役に立たないもん。
    美味しくてしてよ、焼氷。
室井) ちょっと、僕も行く!
め以子) もう~・・・
源太) こんな事やってる場合と違うんちゃうの?
    わし、どうもしっくりこんのやけど。西門の人間
    やないって、そらショックかもしらんけど、女中
    やおなごしやって、散々言われてきた事やろ?
    何で今さら。
め以子) とにかく、私、もう決めたから。働くから。
     馬介さん、まず、氷の削り方を教えて下さい。
馬介) おう!

**********

お姐さん) ごめんください。
お静) さぁ・・・。ガス。
お姐さん) これですか? あの~若いおなごしさんが
      実演してくださるって。
静) もう、見られへんかもしれませんわ。
  やってた子ぉ、この人が、追い出しはったさかいに。
和枝) 勝手に出てってしもたんだす。お酒の飲み過
    ぎで、どうかしはったんちゃいますか?
静) いや~よう言うわ。あないな嫌がらせしてはって。
  あんさんとはな、素面で付き合われへんさかい、
  飲んでますねん。


**********

お姐さん) 師匠!
正蔵) おう、どうやった?
お姐さん) 何やめ以子ちゃんはおらんかったよ。
正蔵) えっ?
お姐さん) 出て行きはったとか、
      追い出したとか言うてはったけど・・・。

**********

正蔵) すまんこっちゃったな。いや、こないな事にな
    ってしもて。わし1人が悪もんになってな、それ
    で、ちょんと幕が下りたと思てたんやけれども。
    かぼうてくれてたんやって?
め以子) 師匠、みんなの事放り出して逃げたって、
     本当なんですか?
正蔵) 和枝とお静が、えらい事やり合いよってな、
    もうどっちか追い出せみたいな勢いになって。
    で、わしは・・・どうにもでけなんだや。
め以子) しかも・・・
     女の人のところ、転がりこんだって。
正蔵) あ・・・。いや、そらな、女のほうが、手っ取り
    早うかくもうてくれよるからな。フフフ。
め以子) 笑い事じゃないですよ!
正蔵) もう、わし堪忍してもらおうと思てへんし。
    戻る気ぃもない。なっ、せやから、わしの事は
    もうええさかいに、どうぞ、あんた、うちへ戻っ
    てくれへんか?
め以子) もう、そういう事じゃないんです。
     私、もう、気力がないんです。悠太郎さんの
     ためにって、頑張っていけるような・・・。

**********

希子) 桜子さんは、ちい姉ちゃん、
    離縁した方がええと思ってるんですよね?
桜子) う~ん、どっちでもいいかなあ。
希子) え・・・じゃあ、何で?
桜子) 絶対に離縁なんてダメって言う人いるでしょ?
    だったら、離縁すれば?って言う人がいる方
    が、気が楽じゃない。みんなが同じ方向向い
    てるのって、よくないわよ。それだけのことよ。
うどん屋の店主) そら、そやな。
室井) まあ、氷はいつか溶けるもんだし。
    なるようになるよ。

**********

焼氷ったって、
どうやって氷を焼くのかねえ?

(回想)
悠太郎) 料理は科学です。




**********

大村) 予算をあと1万削るとなると、どうやっても、教
    室か、雨天体操場のどっちかは捨てん事には。

(回想)
め以子) やるしか、ないのよ。




悠太郎) あ・・・もう少し、何か考えましょう。
     捨てるのはいつでもできますから。

あんたたち、やっぱり・・・
戻った方が、いいんじゃないかと思うけどね。

**********

やっぱり、食べ物が出てくると俄然楽しい! 焼氷は
今のところ、コーヒーのシロップをかけただけのもの
みたいだけど、め以子お得意の、味の追求で、美味
しい焼氷が出来るはず。そして、ちょぼ焼き! 画面
に「ちょぼ焼き」の旗を見かけて、何だろうと既にググ
っていたので、出てきてくれて嬉しい! 見たことも食
べたこともまだないのだけれど、どうやらたこ焼きの
原形らしきものらしい。粉ものって、ホントいろいろあ
るんだなあと。次に大阪に行くことがあったら、あれ
これ絶対食べてみなければっ!(・・・と心に誓う私)

そして、お待ちかねの希子ちゃんの歌声。中の人は、
「みつき」名義で歌手活動しているらしいし、舞台「ピ
ーターパン」にも出演していたらしいので、本格派?
ごちそうさんでも、何か歌を売り出すのでしょうか?

それにしても、桜子・室井カップルの傍若無人ぶり!
てか、室井のドMぶりに笑った! 生まれてから人に
命令したことしかない女・桜子っていう設定に納得w
でも、それに従って小説が佳作に入るんだから凄い。
「涙でその字が流れても」・・・(爆) 賞金二百円也。
悠太郎の給料が75円だから、なかなかの金額です。

みんなが同じ方向向いてるのって、よくないわよ。

うんうん。そうそう。みんなで怖い方向を向いてしま
うこともあるからね。みんなそれぞれ違う方が健全。
桜子の場合、な~んも考えてない発言だろうけどw
さ~て、どんなふうに、なるようにしてくれるのやら。


「ごちそうさん」関連ブログはこちらから↓
「ごちそうさん」関連ブログリスト

●「ごちそうさん」HP


ランキングに参加しています。
ポチっとしていただけると、嬉しいです♪


にほんブログ村


連続テレビ小説 ごちそうさん Part1 (NHKドラマ・ガイド)/NHK出版

¥1,155
Amazon.co.jp
NHK連続テレビ小説 ごちそうさん 上/NHK出版
¥1,365
Amazon.co.jp