八重の桜 第21回 「敗戦の責任」 | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

大河ドラマ 八重の桜

第21回 「敗戦の責任」

1868(慶応4)年1月に始まった「鳥羽・伏見の戦い」
で、会津藩は苦戦を強いられていた。そのころ八
重(綾瀬はる
か)は、みねと共に訪れた神社で神保
修理(斎藤工)の妻・
雪(芦名星)に会う。雪は一心
に夫の無事を祈っていた。
しかし、その後も戦況
は好転せず、初陣を果たしたばか
りの弟・三郎(工
藤阿須加)も敵弾に倒れる。
そして、敗色濃厚と知
った慶喜(小泉孝太郎) は、
夜陰に乗じて容保(綾
野剛)に供を命じ密かに大坂
から脱出。会津藩士
たちも後を追って江戸へ敗走
した。会津は徳川と
共に朝敵とされ、敗戦の責任
は慶喜の江戸帰還
を進言した修理ひとりが負うこ
とになる。

**********

みね) おとっつぁまをお守りくなんしょ。
雪) めんごいごど。
八重) お雪様、いづからここに?
雪) あれ・・・
八重) こったに冷たくなって。はぁ。
雪) なあ八重さん、神様を、試してはなんねえな。
  あのどき、落どした石のこと。もしバチが当だる
  なら、わだすに。旦那様には当ででほしくねえ。
八重) お守りくなんしょ。
    あんつぁまを。会津の皆さまを。


**********

大蔵) 三郎! 後方にまわれ。
三郎) ご一緒させてくなんしょ。
大蔵) ダメだ! ここは難所。命の捨て場になる。
    後ろにまわれ。
三郎) 兄の目のごど、聞きやした。山本家の男と
    し
て、兄に代わって働きとうごぜえます。
    姉上も、力を貸してくれます。
大蔵) 八重さんが?
三郎) これをこさえてくれやした。


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大蔵) 南天。難を転じるが。
    わがった、よく狙って撃てよ。
三郎) はい。

**********

三郎) よぐ、狙って・・・

    あんつぁま・・・が?
大蔵) ああ。ここにいんぞ。よぐ戦ったなあ。
三郎) あんつぁま、姉上・・・

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**********


容保) なんと仰せです?
慶喜) 江戸に戻る。ついてまいれ。
容保) 兵たちが
    引き揚げている途中にござりまする。

慶喜) 兵は置いていく。
    我らが城を出ること、家臣達にも口外無用
容保) なんと!
慶喜) 榎本の軍艦が停泊している。
    今宵のうちに乗り込み、江戸に向かうのだ。
容保) それはなりませぬ! 最後の一騎まで戦
    い抜くと、仰せになったではありませぬか!
慶喜) あれは・・・皆の動揺を鎮める方便だ。
    いったん江戸に戻り、再起を図る。
容保) ではなおの事、
    全軍を率いて戻るべきにござりまする!
慶喜) 馬鹿を申すな!
    それでは江戸に着くまでに、また戦となる。
    そなた一人で、余と共に来るのじゃ。
容保) いいえ!
    それがしは、藩士と共に残りまする。
慶喜) ならぬ!そなたがここにいては、会津兵が
    いつまでたっても戦をやめぬ! ニセ物とは
    いえ、錦旗があがったうえは、兵を引かねば
    徳川
は朝敵となるのだぞ! 会津の家訓に、
    徳川を朝敵にせよとの一条があるのか?

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慶喜) 会津殿、この策は、神保修理が、戦況の
    報告の折に進言したものぞ。
容保) まさか。
慶喜) 皆を救う為の策じゃ。これしかない。
家臣達
    が、朝敵の汚名を来て死んでもよいのか?


**********

八重) すまねえなし。んだけんじょ、
    わだすも、おとっつぁまの言うごどが正しいと
    思いやす。何年も都をお守りしてきた会津が、
    朝敵のはずはねえ。敗れたままでは、殿が
    お城から逃げたままでは、会津の誇りは・・・。
    江戸には、あんつぁまも三郎もいる。
大蔵様
    も、佐川様も。みなで戦えば、
負けたままで
    は終わんねえ。
ならぬことは、ならぬのです。

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尚之介) やり直すための恭順なんです。
まずは、
     会津の無実を訴える。
その一方で、戦に
     備えて、軍略をたてます。
私は、洋式調練
     の具体策を持って城にあがります。
     あなたはひそかに、城内の、鉄砲、火薬、
     鉛などを集めてください。
     今度こそ、軍制改革を断行していただく。
八重) はい。

**********

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容保) そなたを、このような境遇に落とし、

    詫びる言葉が見つからぬ。
修理) 殿。
容保) 会津が都を追われ、今また、江戸を追われ
    る。その憤りが、そなたの身一つに向かって
    しまった。どうやっても、どうやってもそなた
    の
名誉を取り戻すことが出来ぬ。
    修理、切腹申し付ける。

日々のダダ漏れ

修理) ありがたく、承ります。

容保) さらばじゃ。
修理) ははっ。

**********

修理) 殿は、すべてをわかっていてくださる。
    それで十分ではないか。

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秋月) お一人で、作法通り、腹を切られました。
    少しの乱れもなぐ、見事なご最期を、おとり
    にごぜえました。

容保) わしの代りに、負け戦の責めを、負うたか。

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容保) 修理! 生かしてやりたかった。

神保修理、享年31。絶命の一首が残されていた。

帰りこんときよと 親の思うころ
はかなきたより 聞くべかりけり

**********

覚悟していたとはいえ、三郎の姿に涙涙。飛び出
していく三郎に、思わず行っちゃダメ!と叫びそう
になってしまいました。後で冷静になってからは、
ドラマの都合とはいえ、本来は「父上、母上」と言
うはずじゃないの~?とダメだししちゃいましたが。

そして、慶喜と容保・・・。もうもうもうもうーーー!
そう描いてるのだから、素直にそう思っていいん
ですよね? 慶喜のバカーーーーー!!!(怒)

神保修理の最期にも涙涙。史実では、容保との
謁見は叶わなかったらしいけれども、ドラマでは
会えてよかった。修理を助けようと思っていた演
出で、少しは救われたような。ああ、でもでも・・・
これからまだまだ、辛いことが続くことを思うだけ
で、泣けてきます。それがちょっと辛いのでした。


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