「あまちゃん」第47回~遊びじゃない!潮騒のメモリ―ズ | 日々のダダ漏れ

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「あまちゃん」 第47回(完全版)
第8週 「おら、ドキドキがとまんねぇ」
遊びじゃない!潮騒のメモリ―ズ

 
ユイ) 何なのよ、もう! 
 用もないのに呼ばないでよ!
種市) ユイ!
ユイ) 何よ?
種市) 俺ど…。

**********
 
アキ) 先輩!
種市) ちょっといい? 
 大事な話があるんだけど。
アキ) じぇじぇ!
種市) 別に今じゃなくてもいいんだけど。
アキ) かばん取ってきます!
(店にかばんを取りにいくアキ)
 
**********
 
<喫茶リアス>
ユイ・弥生) ♪「砂に」
弥生) どこさ行くんだ? レッスン中だぞ。
アキ) ごめん、デート! まだ明日!
ユイ) デート…。
ヒロシ) 何だよ。
ユイ) 別に。

**********


お座敷列車の運行日が発表になりました。
そして、2人のグループ名は、
潮騒のメモリ―ズに落ち着きました。
往復5000円のチケットは、わずか数時間で
完売。気を良くした大吉っつあんは、臨時便
の運行を決定。銭ゲバっぷりを発揮しました。




**********

開通25周年記念のイベントの準備は、
着々と進められてました。廃線の危機
にさらされている北鉄にとって、
それは、一発逆転のチャンス。
失敗は、許されません。

**********

大吉) 池田さん、ちゃんと撮ってよ。
 あれみたいな、「スパルタンX」みたいに。
池田) 「プロジェクトX」ですね。
大吉) そうそう! 
 「プロジェクトA」みたいに。
吉田) ジャッキー世代なんで、すいません。
ヒロシ) 遅くなりました。
栗原) すいません。
 こんな大事な日に寝坊なんて…。
吉田) じゃ、始めて下さい。
池田) え~、はい、回りました。
大吉) まず、第1便が、9時に北三陸駅
 を出発します。約1時間で、畑野に到着。
 お客さんには、ここで、1度降りて頂いて、
 写真撮影および、トイレ休憩。そして、
 10時半に、畑野駅を出発します。
吉田) 11時半に、北三陸駅に到着して、
 お客さんを、入れ替えます。
大吉) という…という要領で、
 あの~12時、15時、の計3本の運行
 で210人が乗車する見込みです。
菅原) 駅長! 3往復もして、
 2人は疲れないでしょうか?
大吉) う~ん…。
ヒロシ) 本人たちは、
 平気だって言ってますが、こちらの
 栗原さんにも手伝ってもらいます。
栗原) 頑張ります。




吉田) 2人は、つきあってるんですか?
栗原) えっ?
吉田) 2人そろって遅刻とか、怪しい
 と思うんですが、どうなんですか?
 否定も肯定もしないんですか?
ヒロシ) それは今…
 どうでもいいじゃないすか。
栗原) …どうでもいい?
吉田) どうでもいいですね。
 はい、どうでもいいで~す!


**********
 
<喫茶リアス>

あまちゃん(47)

弥生) はいはいはいはい! ユイちゃん、
 全体的に、強弱をつけましょう。特に…
 ♪「来てよ この川 乗り越えて~」
 これが一番の盛り上がりだから!
ユイ) はい。
アキ) ♪「乗り越えで~」


あまちゃん(47)

弥生) ユイちゃんに言ってんだ。
 アキは逆にもっと抑えろ!
春子) あとね、白目むく癖、
 今のうちにどうにかしなさい。
 怖いんだからね、見てる方は!
 あんなのテレビで使えませんよね?
池田) そうですね。
 ギリギリアウトですね。
弥生) ほれ、
頭からもう1回いくぞ! 
 音楽!

**********

その後、連日歌の練習は続きました。
弥生さんの気合いとは裏腹に、
アキは一向に成長せず、

ユイは、どこか集中できずにいました。

弥生) ユイちゃん、ここ!
アキ・ユイ) ♪「来てよ 
 その川 乗り越えて~」

あまちゃん(47)

弥生) アキじゃない!
(2人を見ている水口)

あまちゃん(47)

アキ・ユイ) ♪「三途の川の マーメイド」

**********
 
<駅舎>

あまちゃん(47)

ユイ) はあ~難しいね。
アキ) うん。
ユイ) うまく歌おうとしちゃ駄目なんだ
 よな、きっと…。でも下手すぎても
 寒いし…。はあ、ほんと難しい。
アキ) うん、でも楽しみ!
ユイ) 楽しみ?
アキ) だって、動いてる電車の中で、
 きれいな景色見ながら、ご飯食べたり、
 歌ったりするんでしょ? 絶対楽しいじゃん。
 種市先輩も見に来ればいいのにな~。


あまちゃん(47)

ユイ) アキちゃん…。
アキ) 東京なんか行かなきゃいいのに。
 でもね、必ず帰ってくるって、先輩。
 ここが好きだから。
ユイ) あのさ、アキちゃん。
アキ) うん?




ユイ) 遊びじゃないんだよ!





ユイ) アキちゃんにとっては、
 青春の1ページっていうか、高校生活
 の思い出作りなのかもしれないけど、



ユイ) 私にとってはスタート地点だし!
 大事なチャンスなんだ!




ユイ) 真剣にやってくんないと困るんだ!



アキ) ごめん…。





ユイ) や…こっちこそごめん。
 何か熱くなっちゃった。あ~なしなし。
 今のなし。何か、ストレスっていうか、
 プレッシャーに弱いの。足引っ張んな
 いように頑張る。
アキ) おらも頑張る。
ユイ) ごめん…。私やな奴だ…。
大吉) どうした?
アキ) 何でもない! 何でもないです。
大吉) もうすぐ、宮古行き出るから。
ユイ) ごめん、
 一人になりたいから先帰って。
アキ) うん。
(一人ホームへ向かうアキ)



ユイを怒らせてしまった。
たった一人の親友を、
怒らせてしまった。
アキには、
その原因がわかりませんでした。

**********
 
ひょっとして、
グループ名を変えたから?

アキ) 気に入ってたもんなあ、
 JJガールズ。

(回想)
ユイ) JJガールズは、見てのとおり
 「じぇじぇ!」からきてるんだけど…。
 あっそうだ! 決めポーズも考えたの。
 右手を高く上げて、左手の肘を曲げて、
 ほら、「J」の形!

**********
 
<天野家>
夏) アキ、昨日のカレーの残りでいいが?
アキ) うん…。
夏) 何だ、青い顔して…。
 彼氏とケンカでもしたか? ヘヘヘッ。


(回想)
アキ) 種市先輩も
 見に来ればいいのにな~。

アキ) そうだよ…。
 
種市先輩の名前を口にした途端、ユイの
顔つきが変わったのです。調子に乗って、
種市先輩の話なんかするから…。


アキ) あ~! 種市先輩…。

(回想)
種市) 何か天野と喋ってると、
 東京さ行ぎたくなぐなるな。


アキ) ヘヘヘッ…。
(種市にメールを送るアキ)


 

 元気ですか?
 友達とケンカしちゃって
 ちょっと凹んでます。


(携帯を見つめ、返事を待つアキ)
(メールをチェックするが新着メールはなし)
春子の声) アキ~!
 ちょっといらっしゃい!
アキ) は~い!


**********
 
<天野家・居間>



よしえ) あっ、お邪魔してます。
アキ) えっ、何で?
春子) 見てよこれ。
(ステージ衣装)
春子) ユイちゃんママが
 作ってくれたの。
アキ) うわ~!
よしえ) 親バカで恥ずかしいん
 ですけど、こだわりだしたら
 止まらなくなっちゃって。
春子) ちょっとあんた
これ、
 着てみなさいよ。
アキ) でも…。
春子) いいから早く! 
 はい、これスカート。
よしえ) 着てみて、
 サイズ合わなかったら直すから。


**********
 
(赤いフリルのスカートに
 かすり模様のブラウスを着たアキ)
よしえ) あ~。
春子) お~いいじゃ~ん! サイズは?
アキ) ピッタリです。




よしえ) よかった~。
 でもちょっとスカート短いわね。
 パンツ見えちゃって大変?
春子) あ~でもさ、
 見せパンはいときゃいいのよ。
 ねっ? そうしなさい。
 はいかわいいかわいい!



アキ) これ、デザインもお母さんが?
よしえ) あっ、ううん。ユイがね、
 絵描いたの。ほら、これ。見て。



よしえ) あの子、本当に楽しみにしてるの。
 ほら、普段感情を表に出さないっていうか
 体温いっていうか、お人形? 蝋人形? 
 の館? みたいでしょ。フフッ、言い過ぎ? 
 でもね、最近家にいて、ずーっと歌ってる
 し、もうアキちゃんの話ばっかりするのよ。
 殻破りたいのよあの子も。でも見た目が
 ああだし、なかなか。だから、アキちゃん
 が隣にいてくれて、本当によかったって。
 一人じゃ恥ずかしくて何にもできないけど、
 アキちゃんが、もっと恥ずかしいこと平気
 でやるから、
何にも怖くないって。アキちゃ
 んがいるから、毎日が楽しいって言うの。
 ありがとね、アキちゃん。




アキ) うばっ…!
春子) 「うばっ」て何?
アキ) (泣)
よしえ) ごめんごめん。
春子) 何何? 泣いてんの?
アキ) 私、私…頑張ります~!
春子) 汚い汚い汚い! 駄目駄目駄目!
 拭いちゃ駄目、もう…。
 泣くなら脱ぎなさいこれ。
よしえ) その前に写真撮らせて写真。
 写真ユイに送るから。
春子) あ~そうね。
 撮ってもらいな、撮ってもらいな。
よしえ) 喜ぶと思うわ。
春子) ちゃんとかわいい顔してね。
よしえ) はい。

(シャッター音)
よしえ) ありがとう!
春子) 大丈夫かな? これ。

 
**********
 
電・ユイ) うん、届いた。見たよ、写真。
電・アキ) うん。ごめんね、
 変な顔だったべ?



電・ユイ) うん。変な顔だった。
電・アキ) だって嬉しかったんだもん。
 ごめんね、ユイちゃん。
 明日からおら、もっと一生懸命やる。
電・ユイ) いいよいいよ。
 アキちゃんは普段どおりで。
 それよりママは?
電・アキ) ああ、まだ下にいる。
 2人で振り付け考えでる。

 
**********
 
<天野家・居間>
春子・よしえ) ♪「来てよ 
 その手を つかまえて」
春子) …みたいな。
よしえ) やって…。
春子) あと、こうやって、
 回りながら…アハハッ!
 あったよね? あったよ。
よしえ) そしたら、こういうのも…。
春子) アハハハッ、あったあった!



よしえ) こういうのとか。
春子) こういう…。



**********

電・ユイ) マジで? 踊るの?
電・アキ) しょうがねえべ。
 ここまできたら、思いきり頑張っぺ!
電・ユイ) わかった。頑張っぺ。
電・アキ) じゃあ、明日学校で。



電・ユイ) うん。アキちゃん…。
 (ため息)ごめんね。
電・アキ) えっ?
電・ユイ) 何でもない。じゃあね。

(通話が切れた音)
(メールを見るアキ)
(種市からメールは来ていない)
アキ) (ため息)

**********
 
<駅舎>
種市) 終わった?
ユイ) お待たせ。




あれ? あれあれあれ?
これってもしかして…。うわっ!
道理でメール返ってこない訳だ。

(連れだって出て行く種市とユイ)
 
**********
 
(メールの返事を待っているアキ)

**********

もともと、アキとユイのアイドルに対する想いへの
温度差は大きかったけれど・・・。ユイのお母さん
の話で、ユイがアキによって救われていて、ユイ
もまた、自分のカラをやぶりたいと思っていること、
そして、アキと一緒にいることで、ユイもずいぶん
変わったんだなあと。そういえば、最近のユイは、
喜怒哀楽が表に出るようになってきているし、それ
は、変わりつつある自分を模索している途中の様
子なんだなあと。高校生の頃って、それまでの自
分から、理想とする自分に変わりたいと思い始め
つつ、どうしていいかわからなくて、迷走する時期
だった気がするし。自分でも自分のキャラが定ま
らないというか。ハチャメチャで、あちこちぶつか
って痛い目にあって、なりたい自分になっていくん
だよね・・・(遠い目)。なんて懐かしく思ったりして。
だから、アキが泣いてしまう気持ちがよくわかって
思わずもらい泣き。大好きな友達が自分を好きで
いてくれることが、なによりうれしい年頃だもの!

そこに忍び寄る、ある意味定番、恋の三角関係?
・・・に見せているところが、本当の展開は違いそ
うで怪しいのだけれど・・・。とりあえず素直に、え
ーまさか!?という体で明日を待つことにします。
(ありきたりな展開になるとは思えないのよねw)


2015年の再放送時の感想はこちら↓
あまちゃん日記(47)~第8週「おら、ドキドキがとまんねぇ」
 
2023年の再放送時の感想はこちら↓
第47回~第8週「おら、ドキドキがとまんねぇ」

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