八重の桜 第6回 「会津の決意」 | 日々のダダ漏れ

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大河ドラマ 八重の桜

第6回 会津の決意

八重(綾瀬はるか)の幼なじみ、山川大蔵(玉山鉄二)
の姉・二葉(市川実日子)が、会津藩の有望な家臣・
梶原平馬(池
内博之)のもとへ嫁ぐことが決まった。
一方、江戸では勅命を携えた薩摩が幕府に将軍の
上洛を迫る。これを受け幕府は、京都の治安維持
にあたる京都守護職の選任へにわ
かに着手。政事
総裁職の松平春嶽(村上弘明)は、かねてか
ら優れ
た見識をもつ容保(綾野剛)に白羽の矢を立てる。
西郷頼母(西田敏行)ら、家臣が反対するなか、容
保は苦渋の決断の末に京都守護職を拝命。千人
の会津藩士が容保と共に京へ向かうことになった。

**********

八重(綾瀬はるか)の話をする母・佐久
(風吹ジュン)とうら(長谷川京子)。

佐久) 鉄砲うづ娘を、もらってくれる家があんべか?
うら) ・・・





八重) おなごでも砲術師範になれる国、
    どっかにねえもんだべか?




**********

正室敏姫(中西美帆)が亡くなり、容保と照姫
(稲森いずみ)は・・・



容保) 敏。夫婦らしいこともろくにしてやれず、
    不憫なことをした。



(照姫の回想)

敏姫) 姉上様。
照姫) はい。
敏姫) 殿を、お頼みもうします。
    支えとなって下さいませ。殿の姉上として。


照姫) わたくしが戻ってきたばかりに辛い思いを。
    お気持ちに気づかず、
    わたくしの
咎(とが)にございます。

**********

容保) 大君の義。
    一心大切に忠勤を存ずべし。二心を懐かば、
    我が子孫にあらず。徳川ご宗家と、存亡を
    共にするのが会津の務め。
是非に及ばぬ!


容保) このうえは、都を死に場所と心得、
    お役目をまっとうするより他はない。
    みな、覚悟を定め、
    わしに、わしに力を貸してくれ。





頼母) 殿! 得心がいきません。こたびのことは、
    会津の命運を左右する、二股道にござりま
    する。おそ
れながら殿は、会津を滅ぼす道
    に、踏み出されてしまわれた!



容保) 頼母! 
    ・・・言うな。





**********

八重) 今日は、お見事でした。
    二葉様は、ずんと強うなられだ
二葉) わだすの覚悟が、
    これまでとは、違っているのです。
八重) 覚悟?
二葉) 京に参りやす。
    梶原様が、ご上洛される事となりやした。ご
    出立の前に祝言さ済ませ、わだすも追っ付
    け京に上りやす。
皆様、出陣の覚悟で上洛
    されるのです。
わだすも、いざというときは、
    薙刀を振るって、家さ守らねばなりませぬ。
八重) 二葉さま・・・?
二葉) 武家の妻ですから。




二葉) 時尾さん、
    都は、そったに恐ろしいどこだべか?
時尾) うん。

**********

覚馬(西島秀俊)に声をかける
佐川官兵衛(中村獅童)。



佐川) ぬしも都に上るんだそうだな。
覚馬) はい。
佐川) 飛び道具なんぞで、
     会津武士の面目がたづのか?



覚馬) 何を仰せです。
佐川) 頼む。わしの分まで、働いてくれ。頼む。
覚馬) 佐川様。
佐川) わしの槍は、役にたてぬ。
    都で、命さ捨ててごい。
覚馬) はい。



八重をもらってくれる家があんべかとの問いに対する
答えを、うらの表情が物語っていて可笑しかったです。
あの時代に、八重を受け止められる器をもった男性は
なかなかいないでしょうね。普通の家の男性では無理。

敏姫の死に、涙する照姫が己に感じとった咎(とが)
好きな人の気持ちはわかってしまうもの。秘めている
つもりでいても、同じ人を想う人にはわかる。照姫に
絡めては、さりげなく、淡い想いが描かれていますが、
後にもっと激しい感情も描かれるのか・・・楽しみです。

そして、容保の苦渋の決断。これは、会津側から描か
れないとわからなかったことだなあと。京都守護職を
ありがたく受けていたのかと、安易に思っていたけれ
ども、そんな甘い、簡単なものではなかったわけで。
物事は、語る側によって、違う真実が見えてくるもの。
「大君の義」まで持ち出され、辞退することなどできる
はずもなく。辞退すれば「卑怯者」になってしまう。滅
びの道とわかっていても、徳川宗家と存亡をともにす
るしかなかった容保の涙。東北のものとして、思わず
もらい泣きしてしまった。会津が可哀想すぎるー(T_T)

武士たちの決意、覚悟とともに、女たちもまた、覚悟
する様が、清々しくも、切ない、「会津の決意」でした。


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