院内お便り2月より抜粋です。
よく背中や腰の痛みでレントゲンを取られた際に椎間板(骨と骨の
間の軟骨)が減っている等を聞かれたことがあるかと思いますが,
今回はこの椎間板についてお話します。椎間板は簡単に言うとスポ
ンジです。何千何万の穴が開いており液体を吸ったり吐いたりして
おり健康な成人でも椎間板の厚さは重力により変化し夜には厚さは
減り睡眠中に厚さは増大します。変化は6mm~20mmありレン
トゲンで厚さが減っていても朝には幾分厚さが増大します。よく患
者様から椎間板が磨り減っているからこの腰痛は仕方ないと言われ
ます。骨の変形がある方であれば多少の痛みが出る可能性はありま
すが、実は椎間板には痛みを知らせる痛覚神経と言う神経が細く圧
迫を受けにくいのが特徴であるように実は別の問題だったり関節の
動きが悪いだけのことがあり「あきらめないで」と言いたい所です