昨日述べたSSS学習法は,基本は英語を学び始めた中1程度からの方が対象となる学習法です。
就学前のお子さんや,小学校低学年のお子さんが多読に取り組もうとすると,少し別な面からのアプローチが必要になります。
未習者の状況とは
- アルファベットを学んでいない
- 英語の文字や音に触れていない
- そもそも日本の英語環境が豊かでない(カタカナ表記など外来語としての英語との接触はありますが)
この部分をクリアしながら
多読を進めていく必要があります。
上記の状況は日本語も同じと言えるのではと思われるかもしれませんが,
確かにBeby Classにいらっしゃるようなお子さんは
平仮名など日本語も未習,日本語の文字には触れていないかもしれませんが,日本語の言語環境は整っているわけで,普段から音や文字のシャワーは浴びているわけです。
多読音読では,文字のマッチングや声に出して読むことで上の問題をクリアしていこうとしています。
加えて,発達段階に応じて,アルファベットも習得していくことで,日本語を学ぶときと同じような条件に持っていこうと思っています。
レッスンの時だけだと日本語を学ぶときと違って圧倒的に時間は足りませんが。
その分長く続けることが大事になってきます。
松香フォニックスの松香先生が,「児童英語は10年」とおっしゃっていました。
日本語で全てが足りるため英語環境の乏しい日本での英語教育は細くてもいい、長く続けることが必要になってきます。