抗がん剤治療ができないとわかってから一週間。
今日も病院へいきました。
お父さんの胸の中は、膿胸の治療中で胸にあながあいているため、ガーゼ交換のたびに見えるのだけれど、心膜に2センチくらいのかなり大きな水ぶくれのようなものができ痛そうなので、そのことについて先生に尋ねました。
「これだけのものができているから最近急激に弱ってしまっているのでしょうか」
と。先生の返答は「そうかもしれません、ただ、もう何か検査すれば検査しただけでも体力を奪ってしまうから・・・」と明確な返事はもらえませんでした。
わかってはいたんですけどね。あれが、中皮種なのかなって。
そして、11月に親戚の結婚式があるか、それまでもつかな・・・っと父が聞くと、先生は難しい顔をされなんとも言えないと・・・
11月といえばばのこり5ヶ月。もう5ヶ月ももたないというのか。不安で胸が押しつぶされそうです。でも、わたし以上にお父さんが・・・・
外科の診察のあとは、緩和治療の専門スタッフの看護婦さんとのはなし。この病院までも車で20分ほどとそんなに遠くはないのですが、車で5分のところにも専門の施設があり、どちらかを希望してくださいとの話でした。これまでの病院を選んでも、緩和治療専門病棟になるので、いつもの先生が担当するのではなく、緩和治療専門のスタッフさんが対応し、近所の施設も同じように専門スタッフが対応してくれるそうです。どちらにするのか、近いうちに選ばなくてななりません。
また、お父さんは、自分の墓石を買うのだと、石材屋さんからパンフレットを取り寄せました。まるで、車を選ぶかのように、
「こんなのがいいな。こういうのには入りたくないな」
と普通に話しているお父さん。本当にいっしょいるのがつらいです。
でもでも、やっぱり、お医者さんにあと少しだと言われても、どうにかどうにかがんばって少しでもながく一緒にいたい。一日でもながく・・・・