4月19日、尾瀬鳩待峠への道路が開通してから、ずっとお天気がイマイチだった
ようやく、お天気が回復した26日に至仏山に登ることが出来たわ
山頂から高天原方面に少し下りたところで、愛を叫んだあたし
こうして毎年至仏山へ登れて幸せ
いつか、こういうことが出来なる日が来るかもしれない
自分や家族の問題は仕方ないよね
身体のことや経済のこともあるわ
「お金がない」っていう人って、使っているな~って思う
買い物って、お砂糖より依存性があると思う
それ、本当に必要? 身体はひとつ、そんなにいくつも必要??って思う
だから、反面教師として、こっそり笑う
その人にとっては大した金額じゃないかもだけど、ギャンブルや外食も合わせてやっている人が多いなって思うわ
親友が言ってたけど、お金がないって言いながらお惣菜を買うのはわかんないって
そのお金で材料を買えば、もっとたくさんのお料理ができるっていうの
確かにそうだね
彼女は、節約するところは節約して、毎年ハワイに行っている
人から学ぶことって多いね
あたしは割安になるからと大容量を買わない
大家族なら、コストコや業務スーパーでの大容量の買い物は良いと思うよ
コンビニもお山に行く時の朝以外、ほとんど使わない
自分も、色々な角度から省みたいなって思うわ
人生、いつまでも続くわけはない
だから、やりたいことはできるうちにって思う
高天原方面に下りて来て、至仏山に向かって振り返る
途中から雪は無く、登山道も崩壊している
環境保護のためにGWが終わったら約1か月半クローズするんだけど、これってクローズレベルじゃない
当たり前だけど、雪がないところを踏むから、植物は時間の問題じゃないかな
日光方面のお山が見えるよ
赤丸の中の方、思いっきり踏み抜いている
そうなんだよね~
気を付けないと簡単に踏み抜くの
尻セードをする人が敷いたマットがちぎれてたくさん落ちていた
Sさんが、見つける端から拾ってくれた
尻セードで、せっかくの階段状トレースがつぶれてしまう
オマケに、アイゼン履いたまま尻セードしてるし
知らないって恐ろしい
しかし、尾瀬ヶ原がキレイ
会津駒ヶ岳も燧ヶ岳もくっきり
Sさんは、ツボ足だよ
あたしは、3ヵ所の鎖の中で唯一出ていた鎖の上の方でアイゼンを履いたわ
ザクザク、楽しい
暑いので、ハーフジップだけ
パンツの上にオーバーパンツもなし
森林限界まで降りてきた
「至仏山は蛇紋岩だから植物が育たなくて、低い位置に森林限界がある」って書いてあるの
生きるって、大変だね~~
時々、雪の下で水が流れる音がするの
注意深く見ていくと、雪の下に沢があったりする
去年は気が付かなかったな
かなり下りてきた
落っこちないように気を付けて歩くよ
振り返って見た
あの、階段状のところが登山口
この右手を巻いてきた
木道がどこにあるかわからない
ドボンしないように先行者が歩いたところを歩く
そのトレースが安全とは限らないけど、全く誰も歩いていないところを歩く勇気はないわ
至仏山と後続者が見えた
みんな一列になって歩くのよね
赤いウエアはSさん
ね~歩く先、怖いでしょ
本当はあの左がわの建物の向こう側から出てくるはずだけど、沢渡渉をしてトイレの前の方に出てきたわ
これも、去年とは違うルートだった
トイレに入るためにアイゼンを脱いだ
ブースに入っていると、アイゼンの音がする
どうやら、ご年配の(ご夫妻?)おふたりがチェーンスパイクのまま入ってきたようだ
あたしは、手を洗う洗面台で男性の方に「建物の中はアイゼンは…」と顔の前でバツ
を作ってみた
驚いた顔をして謝ってきた
お気の毒に、多分、知らないのだろう
入口に注意喚起の張り紙でもすればいいのに
トイレチップの箱があるんだから、そこに貼ってもいいね
いくらお金をとっても、アイゼンで傷つけられて破損したら、そのくらいで済むとは思えない
管理しているのはビジターセンターで、営業を開始している至仏山荘じゃないようだ
川上川橋を渡って、山の鼻から離れるよ
真ん中あたりにクマだなを見つけた
もしかしたら、初めて見たかもしれない
キベリタテハが舞い降りてきて、木道でしばらく動かなかった
まるで浅羽ちゃんが舞い降りてきたかのようだ
しばらくして飛びたつと、他に2頭が合流して一緒に飛んで行った
浅羽ちゃん、またね
登山道は雪があったりなかったり
アイゼンは外してツボ足で歩くよ
木道は、アイゼンの爪で小さな穴が開き、そこに水が溜まる
その穴はいくつかが一緒になり、もっと深く大きな穴になる
やがて、木道は腐ってしまう
腐った木道は危ないから避ける
木道のないところを歩いて、植物を傷つける
木道を直す費用や人件費がかかる
木道がないと、観光客は歩けない
アイゼンやポールを使う登山客は、知って、理解して、気を付けるべきだと思う
ミズバショウが咲き始めていた
浅羽ちゃん、雪やお花や蝶に見送られてお空へ旅立ったんだと思う
この電柱だけ先が曲がっていた
でも、通電はしているようだ
理由はわからない
川上川は雪解け水で轟々と流れていた
ゴール
鳩待峠ピストンならのんびりハイキングだけど、鳩待峠→至仏山→山の鼻→鳩待峠はそこそこ体力もいるね
経験て大切だ
鳩待峠に下りてきた
途中で追い越され追い越しを繰り返していた男女(この日知り合って、ふたりで行動していたとのこと)を、途中で男性だけ追い越してきた
鳩待峠でしばらくタクシー待ちをしていたけど、彼らは下りてこなかったので、Sさんと心配していたわ
どうやら、女性がタイムアップで先に帰ったとのこと
男性は、腰が痛くなって休憩してた時にあたし達が追い越したんだって
と、尾瀬戸倉駐車場で身づくろいしているときに再会してお聞きした
Sさんあたしは「ご無事で良かった
」と笑ったわ
のんびり歩いたね
途中で、Sさんが樹のことや自然保護のことなど、立ち止まってたくさんお話してくれたの
興味深いお話に、時間が経つのも忘れてしまうほど
浅羽ちゃんに綺麗な尾瀬を見てもらえて良かった
温暖化の影響なのか、年々雪が少なくなっているようで、そのうち雪の至仏山には登れなくなってしまうんじゃないかと思ったわ
今年は、昨年の同時期より雪が少ない印象(昨年は爆弾低気圧が過ぎ去った直後の山行)
至仏山から山の鼻へ向かっての登山道も木道が出ており、崩壊しているところもあったね
環境保護のための「この時期限定の時計回り」だけど、そのうち時計回りはできなくなるかもね
残念だけど、「そういう時期が来た」ということかもしれない
miliちゃんの甘えた顔
カレに「根性の悪さがしっぽに表れている」と言われたカギしっぽ
あたしは、「幸せを吊り上げるカギしっぽ」だと思っていた
だって、miliちゃんのおかげでとっても幸せだったよ
亡き今も、その記憶は消えないね