丹沢は、ヤマビルがいるからと敬遠してきていたけれど、この季節なら大丈夫
良いお天気に恵まれて、気持ちの良い歩きができているわ
後沢乗越にやってきた。
あたしたちと入れ替わりに、休憩をとっていた年配男性が登って行ったわ。
ここからは尾根歩き。
一気に高度を上げていくので、まずは休憩
インちゃんに、おすそ分けのチョコをジップに入れて渡したわ。
ふたりでチョコ食べて、しばしまったり
階段は歩きにくいけど、少しでも歩きやすいようにと、ブロックを置いたり、切り株や岩を置いて、歩きやすくしてくださってあるの
愛されているお山なんだなって思う
2019年の台風で、登山道の各所が荒れたね。
それは、高尾山でもそうだったものね。
高尾山みたいにお金のあるところはまだしも、まずは生活が優先だから、崩れた道路を車やバスが通れるようにすることを優先。
なかなか登山道にまではお金が回らないのは仕方がないことだね。
ここなんか、すごくいい方だと思うよ。
あたしは、そんなに苦しくなかったけど、インちゃんはきつかったようだ
どうしても遅れてしまう。。。
あたしは、時々ふり返って、姿を確認しながら登った。
インちゃんはあたしに、「山歩きでは腹式呼吸なの」と聞いた。
あたしは、鼻から吸って口から吐くという登山中の一般的な呼吸を自分でやってみた。
そうだね、腹式呼吸だね。
お山の会の会長のNSさんが、インちゃんに北横岳で言っていた「肺の下の方を使って呼吸して」の謎解きができたわ
あたしは、反対に、肩で息をすると呼吸が浅くなって苦しい
インちゃんは、これがうまくできないらしい。
反対になると言っていた。
なんで反対になるのかよくわからないあたしは、「ヨガ、やってたんでしょ。」って言ったら、「ヨガはいつも腹式呼吸をするわけじゃない」って言われた。
へ~~そうなんだ…あたし、ヨガはジムで数回しかやったことがないから、よくわからないけど。。
あたしは、寝ているときも子供みたいに腹式呼吸だし、中学の時はコーラス部だったので、腹式呼吸は難しいものじゃない…
なんとか、うまくやり方を伝えられたらいいのに
ホントに良いお天気
インちゃんが後方から「富士山が見えるよ」と声を掛けてくれた。
富士山が見えるとテンション上がるよね
ましてや、大好物の冠雪の富士山なら、尚のことだわ
登山道は険しくなってきたけど、難しいところや危ないところはない。
遅れるインちゃんを時折待ちながら、登ったわ。
あと、800m
頑張ろう
時折、富士山を眺めながら、インちゃんを待つよ。
途中のすれ違いで、年配男性とあいさつを交わしたら、鍋割山荘で鍋焼きうどんやってると教えてくださった
金曜日は定休日だけど、まれに営業するようだ。
お天気が良いから、今日は営業してくれたらいいな~って言う願いが通じたようだ
うれしいな~
また、テンション上がるよ
男性は、朝もう少し下の方でキツツキが2羽いたんだって言ってた。
あたしは、帰りにもキツツキに会えると良いですねと言った。
そうこうしているうちに、インちゃんも追いついてきた。
きっと、ぬかるむ道なんだろうね
歩きやすいように木道が敷かれていたわ。
まあ、ケガや疲労で動けなくなって救助される側もする側も、こういう設備のお陰で少なくなるのかもしれないものね。
ソーラーパネルが見えてきた
途中から、あたしは「12時を過ぎて、ここまで来て鍋焼きうどんが食べられなかったら残念過ぎる」と思って、インちゃんを待たずに先に上がったのだ。
歩いてきた道は危ないところも迷うようなところもなかったし、少し山頂で待っててもこなかったら、探しに行けるような距離だったし…
でも、一言行って来れば良かったと思ったわ
あーーーーー
鍋割り山荘、営業中だ
富士山も見ず、鍋割り山荘にまっすぐ進んだ
店の横のベンチでは、女性が一人座っていた。
張り紙を読んで、マスクをして、顔だけで中にいる年配男性に声をかけた。
男性は、何かを追い払うように手で「シッシ」という仕草をしながら、外で待っててと言った。
確かに、うわさ通り感じ悪い
待ってると、女性に鍋焼きうどんを提供した後、あたしに声をかけたので、鍋焼きうどん2個注文した
指示されたベンチに座って待っていると、しばらくしてインちゃんが上がってきた。
手を振って手招きをし、横に座ってマスクをしてもらったわ。
やがて、休憩できるベンチが空いたので、インちゃんに荷物を置いてくるように言って、交代で鍋焼きうどんを待ったわ
出来上がると声を掛けられ、小屋内のテーブルに置かれた鍋焼きうどんと、お金を置くトレイを示されたわ。
入口近くの別のテーブルを指さしながら、食べ終わったらここへ器を置いてと言われた。
更に、なるだけ早く返してとも。。。
相模湾と鍋割山の鍋割山荘名物鍋焼きうどん
鍋焼きうどんをいただくのにも大変だ
かぼちゃの天ぷらが入っていた。
具だくさんで、なんだかおいしかったな~
(あのJJIが作ったとは思えなかったよ)
インちゃんは、あのペットボトルの水で作るのかと思うと…って言いながらも、熱を加えているから大丈夫よねって自分を納得させていたわ
金曜日はレア度120%
ボランティアさんが歩荷してくれる水で作られた鍋焼きうどん1500円は、贅沢だなって思う
大島や天城山も見えるのよ
夜景は、さぞかし綺麗だろうね
かつて、この鍋割山荘は宿泊もやっていたようだが、今はあの年配男性が高齢になった為、宿泊はなくなったそうだ。
方位盤
高い位置にあるので、うまく写真が撮れなかった。
2枚に分けても、入りきらない。
スマホスタンドを使って、記念撮影
良く見ると、インちゃんは標識に掴っている
バイオトイレがあったわ。
チップ制なので100円入れた。
中は、男女別のブースに分かれていて、女性用個室が2個あった。
使用したペーパーは持ち帰るようになっているので、持ち帰りの袋は持参した方が良いと思うよ。
後沢乗越から、一気に高度を上げているのがわかるね。
でも、もう一回登るんだよ
さて、お目当ての鍋焼きうどんも奇跡的に食べることが出来て、お天気にも恵まれてラッキーな山行の続きには、更にラッキーなことが待っていたわ
miliちゃん、暑くなると毛布の上でねんね
更に暑くなると、つぐらベッドから這い出して来るの