「2016年11月21日は時オカ発売18周年&スマブラDX発売15周年!!」


リンク「スマブラDXと発売日が同じっていうのはうれしいな」
ゼルダ「そうですね」
作者(管理人)「そう言えば、ガノンドロフは時のオカリナで初めて登場したんだっけ」
ガノンドロフ「そうだ」
こどもリンク「あの時はまさか次の時代(トワプリ)にも出ることになるとは思わなかったよね」
リンク「子孫たち(トワプリリンクとゼルダ)もきっと苦労したんだろうな・・・」
ガノンドロフ「・・・俺に言うな」


マリオ「それに、あれから15年か・・・」
ルイージ「あれから新しいスマブラも2作(Xとfor)発売されてるし、スマブラメンバーといることにすっかり慣れたよね」
リンク「俺(時オカリンク)の場合、X以降は出てないけどな・・・」
ドンキー「でも、「リンク」としては皆勤ってことになるんだよな」
リンク「そこが俺としては少し複雑だな」
ロイ「僕はXに出ないと分かった時、すごく落ち込んだけどまさかforで復活できるとは思ってなかったな」
ミュウツー「私もまさか復活できるとはな」
サムス「ちなみにここの管理人が言うには「Xにロイが出なかったことはショックだったけど自分以上に友人がショックを受けていた」らしいわ」
ファルコン「管理人の友人はXで全てのキャラが明らかになるまではロイの代わりとしてマルスを使っていたらしいが、ロイが出ないと知った瞬間使わなくなったらしい」
マルス「どうしてですか?!」
ネス「やっぱりマルスよりロイの方が使いやすいんだって」
ヨッシー「後、管理人さんはその友達と2人でスマブラをする時にロイさんは使えなかったって言ってました」
カービィ「なんで?」
ピカチュウ「多分自分以外の人がロイさんを使ってるのを見たくなかったんだと思いまチュ」
プリン「だから友達が帰ってから使ってたらしいでしゅよ」
フォックス「そう言えば、管理人はクッパでアドベンチャーをクリアするのに苦労したらしいな」
ポポ「ファルコンのところで何回も落ちたんだって」
クッパ「ワガハイのせいだと言いたいのか?」
マリオ「そこまでは言ってないだろ・・・」
ナナ「でも、ちゃんとクリアしたんだよね?」
ピーチ「管理人さんはシンプル、アドベンチャー、オールスターをほぼ全部のキャラでクリアしたみたいだから、クリアしているはずよ」
作者(管理人)「Mr.ゲーム&ウォッチのオールスターだけは親友の弟に勝手にやられたから完全に自力でクリアしたとは言えないけどね・・・」
ピチュー「でも、管理人さんすごいでちゅ」
Mr.ゲーム&ウォッチ「管理人さん、スマブラDX発売記念に小説を書いたそうですね」
作者(管理人)「スマブラDXの小説としては久々になるから上手く書けた自信はないけどね・・・」
ファルコ「ま、楽しみにしてるぜ」


小説は下のリンクからどうぞ。

スマブラDX発売15周年記念小説「ファイターたちの日常生活」

後、落書き絵置き場に記念イラストも載せています。

時オカ発売18周年&スマブラDX発売15周年おめでとうございます゜+。(*´∀`)。+゜
(時オカとスマブラDXの発売日が同じだと知ったのはスマブラXにあるゲームの発売年表(?)を見てからですが・・・ 苦笑)
今はスマブラDX=スマデラと普通に呼べるようになったけど、発売された頃はスマデラと呼ぶのにかなり抵抗がありました。
スマデラという名前のお寺やスマデラという名前の駅があるのを知っているからなのですが。
今思えばシンプル、アドベンチャー、オールスターのほぼ全キャラクリアとかよくできたな・・・と思ってます。
クッパのアドベンチャーはできればもうやりたくないけど・・・
後、ドンキーのオールスターでノーダメージクリアができたのは今でも奇跡だと思ってる。
それと、アドベンチャーのルイージ登場シーンは今思い出しても笑ってしまう・・・!


スマブラDX発売10周年の時はゲームプレイ日記の方で語っていて、そこでスマブラの新作(スマブラfor)が出るということでロイの復活を激しく希望しますと書いていたのですがまさか本当に復活するとは(DLCだけど)Σ(゜∀゜|||)

後、10周年の時にシンプル、アドベンチャー、オールスターの全キャラクリアを自力でしたと書いてたけどそう書いた後に「Mr.ゲーム&ウォッチのオールスターは親友の弟に(勝手に)クリアされた」ということに気づいた_| ̄|○


11月はスマブラDX祭りということでひたすらDXをプレイしてます。

で、昔サイトに小説を提供してくれた(DXではロイ使いでスコール(FF8)好きの)友人が最近やっているという99分のタイム制乱闘を試しに1度やってみたのですが・・・めっちゃ疲れた。

使用キャラはリンクにしたけど、99分もよくできるな・・・ってなった。

スマブラの世界に朝が来た。

-スマブラメンバー共同寮-
「ふわぁ・・・」
いつもより早く目が覚めたリンクは服を着替え、練習場へ向かう。

リンクが剣の練習をしていると、マルスとロイがやってきた。
「おはよう、リンク。今日は早いんだね」
「いつもより早く目が覚めてさ、朝ご飯までまだ時間があるから少し長めに練習しようと思って。それより、2人が朝早くからここに来るなんて珍しいな」
「僕たちもリンクと同じでいつもより早く目が覚めたんだ」
「せっかく3人そろったし、組み手でもやるか?」
「いいね」


リンクがマルスやロイと組み手を始めた頃・・・
「ふわぁ~・・・」
こどもリンクがいつもより少し早く目を覚ました。
そしてベッドの横にある時計を見る。
「・・・ネスたちはまだ起きてないだろうし、朝ご飯まで外に出てよう」
こどもリンクは着替えを済ませて寮の外に出る。
「そう言えば、リンク兄ちゃんは朝ご飯の前に練習場で練習してるんだっけ」
もしリンクが練習場にいるなら一緒に組み手をしてもらおうと思い、練習場に向かった。


「やっ!」
キィン!
「はっ!」
キィン!
こどもリンクが練習場に着くと、リンクとマルスとロイが組み手をしているところだった。
しばらくその様子を見ていたが、やがてリンクがこちらに気づき、動きを止める。
「今日は早いんだな」
「いつもより早く起きちゃったんだ。それで、リンク兄ちゃんが毎朝ここで練習してるって聞いてたから行ってみようと思って」
「せっかくだからリンクとこどもリンクの2人で組み手したら?」
「そうだな。やるか?」
「うん」
その後リンクとこどもリンクで組み手をし、マルスとロイも組み手をしつつリンクたちの組み手を見ていた。


「おはようございます」
食堂で朝食の準備をしていたゼルダの元にリンクたちが来た。
「今日は4人で練習ですか?」
「うん」
「リンクとこどもリンクの組み手はすごかったな」
「同じ人が2人いて、その2人が組み手をするなんて普通は見られないからね」
リンクとこどもリンクは同一人物である。
こどもリンクは元々リンクがいる世界にいたのだが、時空のゆがみによってこの世界に来てしまった。
その後全員でこどもリンクを元の世界に帰す方法を考えていたが、マスターハンドからこどもリンクもファイターの1人であることを伝えられたため、こどもリンクはこの世界にいることになった。
「やっぱりリンク兄ちゃんは強いや。でも、オレも大人になったらこんな風になるんだよな」
「後、牛乳をいっぱい飲まないとな」


しばらくして、全員が食堂に集まった。
「いっただっきまーす♪」
カービィはそう言った後、勢いよく食事を食べ始めた。
「相変わらずすごい食欲だな・・・」
「兄さん、早く食べないとカービィたちに全部食べられるよ」
「大丈夫よ、まだたくさんあるから」
「あいつらはもう少し落ち着いて食えんのか・・・」
「無理だろうな」
「まあ、カービィたちが静かだと逆に違和感があるけどな」

朝食の後、全員が自分の部屋に戻って掃除を始めた。
寮内の掃除はマスターハンドが月に一度行っていたが、部屋の掃除は各自でした方がいいということになり、週に一度自分の部屋を掃除することになったのだ。
部屋の掃除ができているかどうかはマスターハンドが判断し、マスターハンドから掃除を終わってもいいと言われると昼食の間までは自由時間になる。
「・・・これでよし、と」
部屋にあまりものを置いていないリンクは素早く掃除を済ませた。
「マスター、部屋を見てもらってもいいか?」
リンクがそう言うとマスターハンドが部屋に現れた。
「・・・きれいにできているな。よし、昼食までは自由にしてもいいぞ」
「他の部屋を手伝っても大丈夫か?」
「いいぞ」


掃除を終えたリンクがまず向かったのはピチューの部屋。
ピチューはピカチュウと一緒に掃除をしているが、それでもなかなか終わらないことがある。
「あ、リンクさん」
「どうだ?」
「後はここだけでちゅ」
「ピカチュウはもう終わったのか?」
「終わったでチュウ」
「今日は手伝わなくてもよさそうだな」


次に向かったのはクッパの部屋。
自分の城の掃除は基本的に手下たちがやっているため、自分で掃除をすることがない。
そのため誰かの手伝いが必要なのだ。
「助かったぞ」
「掃除の仕方、少しは覚えたのか?」
「半分くらいはワガハイ1人でやったぞ」
「・・・そろそろ1人でもできるようになりそうだな」
「次までは手伝いを頼むぞ」
「分かった」


「リンクさん、いつもありがとうございます」
「ゲームウォッチの部屋はいつ見ても不思議な感じだな・・・」
平面世界からやってきたMr.ゲーム&ウォッチの部屋にある荷物はベッドを除いて全てが平面である。
そのため、この部屋にあるほとんどの荷物はリンクたちにとっては軽いのだが、Mr.ゲーム&ウォッチはそれなりに重さを感じているらしい。
「ネスたちもここに来ては「軽ーい」って言ってます」
「そうだろうな」


その後全員の部屋の掃除が終わり、昼食の前。
プリンとナナが食堂に向かおうとするサムスの元へやってきた。
「サムスしゃん、料理を教えてほしいでしゅ」
「いいわよ」
「わたしも!」
「じゃあ、今日の昼ご飯を一緒に作りましょう」


-庭-
「あれ?プリンとナナは?」
昼食までの間庭で遊ぶことにしたポポが庭に向かうと、プリンとナナがいないことに気づいた。
「サムスたちに料理を教わるからって食堂に行ったよ」
「プリンの料理、だんだんうまくなってるよね」
かつてプリンの作る料理はものすごくまずかった(どのくらいまずいのかというと、ヨッシーが煙を吐いて倒れてしまうほど)。
だが、ピーチやサムス、ゼルダといった料理の上手なメンバーから料理を教わり少しずつ上達している。
そしてプリンの上達ぶりを見たナナも料理を教わることにしたようだ。
「ナナも料理、うまくできるといいね」
「うん」
「ねえ、今日はなにして遊ぶ?」
「久々にホームランコンテストやろうよ」
「今日こそはヨッシーの記録を追い抜くぞー!」
「僕も頑張るでチュウ」

「頑張るでちゅ」


「ん?」
食堂の前を通りかかったヨッシーは調理場からおいしそうな匂いがするのを感じた。
「おいしそうな匂い・・・お昼ごはんが楽しみです」
そしてヨッシーが食堂の調理場をのぞくと、プリンとナナがサムスたちに料理を教わっているところだった。
「あ、ヨッシー」
直後、ヨッシーの姿に気づいたナナがヨッシーに声をかけた。
「ちょうどよかったわ。これ、味見してくれないかしら?」
そう言ってピーチが小皿に盛った食事を渡す。
「おいしいです」
「よかったわ」
「これ、プリンとナナの2人で作ったんですよ」
「そうなんですか?」
「もうプリンの料理をまずいとは言わせないでしゅ」
「じゃあ今度はプリンの作ったケーキが食べたいです」
「楽しみにしてるでしゅ」
「そろそろ食堂の準備をしましょう。ヨッシーも手伝ってくれる?」
「いいですよ」


「・・・う、うまい」
昼食の時間、プリンとナナが作った料理を食べたメンバーは驚きを隠せなかった。
「プリンがここに来た頃に食べた料理と全然違うぞ・・・」
「いつの間にこんなにうまくなったんだ?」
「対戦のない時に教えてたんだけど、思った以上に上達が早くて私も驚いたわ」
「わたしも料理上手になれるかな?」
「ええ」
やがて料理は全てなくなった。
「ごちそうさまでしたー!」
食事の後、リンクが食器の洗い物を手伝った。
「ありがとうございます」
「そうだリンク、今日の買い出し手伝ってくれないかしら?」
「いいですよ」
「じゃあ、片づけが終わったらゼルダと2人で行ってきてね」


食器の片づけが終わり、リンクはゼルダとともに今日の買い出しに向かう。
いつもは2人だけで行くのだが、今回はネスとこどもリンクも一緒に来ることになった。
「今日はみんなで遊ばないのか?」
「ポポとナナとピカチュウとピチューはこれから対戦で、カービィはダークリンクと出かけるって」
「また新しい店見つけたみたい」
「2人とも食べすぎないといいんだけどな・・・」
「それと、プリンはピーチ姫からお菓子作りを教わるって言ってた」
「そう言えば、ヨッシーにケーキを作る約束をしていましたね」
「じゃあ、今日のおやつはケーキだな・・・それも大量の」
「大量?」
「剣をうまく使えるようになるまでいっぱい練習しただろ?」
「うん」
「料理だってうまくなるためにいっぱい練習するからな」
「そうだね」
そして買い出しを終え、部屋に戻ったリンクはおやつの時間までの間休むことにした。


おやつの時間、食堂のテーブルには大量のケーキが並んでいた。
「うわぁ~、おいしそう!」
「リンクの言った通りになったね」
「うん」
「たくさん食べてね」
「これ、全部プリンが作ったのか?」
「私たちが作ったものもありますが、ほとんどはプリンが作りました」
「こんなにたくさん食べきれるのか?」
「みんなで食べれば大丈夫よ」
「それとカービィ、あそこにあるお菓子を明日ダークリンクに渡してきて。お腹がすいても食べちゃダメよ」
「うん」
カービィを除く全員「(大丈夫かな・・・)」
そして大量のお菓子は(ダークリンクに渡すものを除いて)全てなくなった。


翌日、カービィは約束通りダークリンクにお菓子を渡した。
「ありがとな」
「これ、プリンが作ったんだよ!」
「プリンが作ったって・・・煙吐いたりしないよな・・・?」
「昨日みんなでケーキを食べたけど、おいしかったよ」
その後カービィからプリンがピーチたちに教わってお菓子を作ったことを聞き、ダークリンクは袋に入っていたクッキーを手に取り、食べた。
「・・・ん?うまい」
「でしょ?」
「いつの間にこんなにうまくなったんだ・・・」
「あ、そうだ。ピーチ姫が今度食べに来てねって言ってた」
「じゃあ、次行った時にでも食べるか」
「楽しみにしててね」


後日、ダークリンクはプリンが作った大量のお菓子を食べさせられることとなった。


The End


あとがき

スマブラDX発売15周年ということで久々にDXの小説を書きました。

ファイターたちの日常生活はこんなイメージかなと思って書いてたら予想以上に長くなりました 汗

後、DXの小説でマスターハンドを初めて出しました。

(スマブラメンバー共同寮はマスターハンドが作ったという設定にしてるけど、実際にマスターハンドを小説に出したのはforになってからなので・・・)


改めて、スマブラDX発売15周年おめでとうございます!!

2016.11.21

ようやくクラウド誕生日記念小説更新しました。

次のスマブラDX発売15周年記念小説は遅れないように頑張ります・・・


職場の人が手を骨折して休むことになったので10月前半までは仕事が忙しいです_| ̄|○

わたしも2月に体調不良で4日ぐらい休んだことがあるので仕方ないかな・・・と思ってますが。


前から気になっていたワールドオブFFを予約しました。

クラウドとティファ(後ティーダとユウナも)が出るなら買うよね・・・

それにスコールも出てるからかつてサイトに小説を提供してくれたスコール好きの友人も買うだろうと勝手に予想してます。

後はジタンが出てくれたらうれしいな…と思いつつ発売されるのを楽しみにしてます。


そしてスコール好きの友人はスマブラDXではロイ使いなので早くスマブラforを買うことをすすめてます。

友人は3DS版もWii U版も買うと言ってたのでいつか一緒にやれたらいいな・・・

「ようやく今回のメンバーが全員そろったし、DLC新規メンバーの歓迎会をすることにしよう」
マスターハンドの提案により、DLCとして新たに参戦したリュウ、クラウド、カムイ(男・女)、ベヨネッタの歓迎会が行われることになった。
「歓迎会か・・・」
「俺たちのためにそこまでしてもらうのはなんだか悪い気がするな」
「ここに来られただけでもうれしいのに、歓迎会なんて・・・」
「あら、私たちのためにしてくれるって言うんだから、楽しみにしてましょう」
「そうですね」


さらにマスターハンドはある計画を考えていた。
「クラウドの誕生日会?」
翌日、元の世界に帰ることになっていたクラウドが元の世界に向かった後、マスターハンドはこの世界でクラウドの誕生日会を行いたいことをメンバーに言った。
「でも、クラウドは誕生日の前日から元の世界に帰るって言ってたよな」
「そこで、8月9日にリュウ、クラウド、カムイ、ベヨネッタの歓迎会とクラウドの誕生日会をやろうと思うんだが、どうだ?」
「さんせーい!!」
「カービィは食事が豪華になるのが楽しみなだけだろ?」
「う・・・」
「というわけだから、クラウドへの誕生日プレゼントを用意しておいてくれ」


「歓迎会か・・・確かミュウツーとリュカが来る前にも歓迎会をやったよね」
「そうだったな」
ミュウツーとリュカが来る前、今回新たに参戦したメンバーの歓迎会が行われており、その時はシュルクも歓迎される側だったことを思い出す。
「それに、クラウドさんへのプレゼントってなにをあげればいいんだろう」
「クラウドがここに来てからけっこうたったけど、どういうものが好きなのか、全然分からないな・・・」
「元の世界でもプレゼントをもらうと思うから、それとは違うものがいいんだろうけど・・・」
「じゃあ、この世界にしかないものをあげればいいんじゃないか?」
と言ってはみたものの、この世界にしかないものがどういうものなのか分からなかった。
「今度街に行った時に探してみようかな」


3日後、プレゼントを考えるため街へ出かけようとしたリンクはワリオに会った。
「おうリンク、お前1人なんて珍しいな」
「クラウドへのプレゼントを考えようと思って。ところで、ワリオはなにをあげるつもりなんだ?」
「俺か?もう決まってるぜ」
そう言ってワリオが取り出したのはにんにく。
ワリオの好物であり、最後の切りふだでワリオマンに変身する際にも食べている。
「にんにく・・・」
「これを食べればあいつも俺並みのパワーになるんじゃないか?」
「・・・クラウド、喜ぶといいな」


「さすがににんにくはないよな・・・」
そんなことを考えながらリンクは街に向かっていた。
「この世界にしかないもの・・・か」
リンクがまず思いつくのは、“シンプル”モードでマスターハンドとの戦いに勝って手に入るファイターのフィギュアだ。
このフィギュアや“オールスター”モードで手に入るEXフィギュアや最後の切りふだフィギュアはマスターハンドが作ったものなので、当然この世界にしかない。
ただ、リンクがマスターハンドに勝っても手に入るのはリンクのフィギュアだけなので、それをクラウドに渡してもクラウドは喜ばないだろう。
しばらくして、街に着いたリンクはある店で小さい子たちが集まっているのを見つけた。
「あ、リンク」
「なにしてるんだ?」
「これ作ってたんだ」
そう言ってトゥーンリンクはリンクにあるものを見せる。
「・・・これは?」
「キーホルダーっていうんだって」
トゥーンリンクが持っていたキーホルダーはトライフォースの形をしていて、それに鎖のようなものがついていた。
よく見ると、小さい子たちが集まっている机の上にいくつものキーホルダーが置かれている。
「これってもしかして・・・」
「僕たちのシンボルマークだよ」
シンボルマークとは、スマブラの世界におけるファイターをイメージしたマークのことで、例えばマリオやルイージはキノコのマーク、リンクやゼルダはトライフォースのマークだ。
「僕とリュカのマークは細かい部分が多くて苦労したよ」
「これ全部クラウドにあげるのか?」
「うん」
「ここでの生活が終わって元の世界に帰っても僕たちやクラウドさんがスマブラメンバーの一員だってことを忘れないでほしいなって思ったんです」
「それならみんなにも渡した方がいいかなって思うんだけど、数が多いからまずはクラウドさんに渡そうってことになって」
「クラウドの分はネスたちで作って、他のみんなの分はマスターハンドに頼んでもいいんじゃないか?」
「あ、それいい考え」
「じゃあ残りの分も頑張るでチュ」
そして小さい子たちは残りのキーホルダーを作り始めた。
「ところで、これってどうやって作るんだ?」
「この板にマークを書いて、その形に切ってもらって、切ったものを磨いてきれいにするんだ」
「それで、この丸い穴にこの鎖を通すんだよ」
「それと、このキーホルダーっていうのはなにに使うんだ?」
「かばんとか、普段使うものにつけるんだよ」
「かばんにつけるアクセサリーみたいなものでしゅ」
「へえー・・・」

しばらくして、小さい子たちと別れたリンクは宝石や石を売っている店の前で立ち止まった。
「これは・・・」
リンクが手に取ったのは丸い形をした石。
赤、青、緑、黄色の4色がマーブル模様になっていてとてもきれいだった。
「(この丸い感じ、クラウドの世界にあるマテリアみたいだな。それに・・・)」
「リンクー!」
そんな声がしたのと同時にシュルクがこちらに向かってやってきた。
「それ、どうしたの?」
「きれいだなって思って。それと、クラウドの世界にあるマテリアに似てないか?」
「ほんとだ。それにその色、まるで僕やリンクのイメージカラーみたいだね」
「・・・シュルクが赤、クラウドが青、俺が緑・・・確かにそうだな。じゃあ、黄色は?」
「僕たちの髪の色に近い色、かな」
「・・・決めた。クラウドへのプレゼントはこれにする」
「リンク・・・お金、足りる?」
「・・・あ」
リンクが手に取った石は、今リンクが持っているお金で買える値段ではなかった。
「僕もお金出すから、これは僕とリンクの2人からのプレゼントにしようよ」
「そうだな」
リンクとシュルクはお金を出し合って石を買い、プレゼント用にラッピングをしてもらった。
「ところで、シュルクはなにをあげるつもりだったんだ?」
「え?」
「俺が持ってるお金が足りなかったから2人からのプレゼントってことになったけど、もし俺1人で買えてたらどうしたんだろうなって思ったからさ」
「いろいろと見てたんだけど、これっていうのが見つからなくてどうしようって悩んでたらあの店でリンクを見かけたんだ」
「クラウド、喜んでくれるといいんだけどな」
「きっと喜んでくれるよ」


2人が共同寮に戻ると、ロゼッタの姿があった。
彼女はプレゼントらしきものを持っていた。
「それ、クラウドさんへのプレゼントですか?」
「ええ。リンクたちもプレゼント、見つかったんですね」
「クラウドが喜んでくれるかどうかは分からないけど・・・」
「大丈夫!喜んでくれるよ!」
そう言ったのはロゼッタのそばにいたチコ。
スマブラではロゼッタとともに戦っていて、ロゼッタにとっては子供のような存在らしい。
「そうだな、ありがとう」


-8月9日-
「リュウ、クラウド、カムイ、ベヨネッタの参戦を祝って、乾杯!」
「かんぱーい!!」
マスターハンドの言葉の後、全員が持っていた飲み物を飲む。
「どうぞ」
パルテナがクラウドの持っていたコップに飲み物を注ぐ。
「パルテナにこうしてもらうのは、変な感じがするな」
「ふふ、ピットも同じことを言っていました」
「ピットからすれば、「パルテナ様にこんなことをしてもらうなんて!」って感じなんだろうな」
「そうですね」
「ところで、ブラピはこの世界になじんでるのか?」
「他の人と話しているところはあまり見ませんけど、ここの環境には慣れてきたみたいですよ」
「後、たまにブラピって呼ぶと「ブラピって言うな!」って怒られるのは気のせいじゃない・・・よな?」
「ここではピットと区別をするために呼んでいるということで納得しているみたいですが、機嫌が悪い時に呼ぶと怒られることもあるようですね。私は怒られたことはありませんけど」
「(・・・ブラピもパルテナに対しては怒れないんだな)」
そしてスマブラメンバーは未成年のメンバーが多いため、大人(主におやじ)たちはここぞとばかりに酒を飲む。
「・・・歓迎会とか言っておきながら本当は酒が飲みたいだけじゃないのか?」
「クラウドもお酒、飲めるんだよな?」
「あまり飲みすぎないようにしてるけどな」
「今日ぐらいは思いっきり飲んでもいいんじゃない?」
そう言ってベヨネッタはクラウドに酒の入ったコップを渡す。
「・・・ずいぶん楽しんでるみたいだな」
「そうね、退屈はしてないわ」
「クラウドはどうなんだ?」
「そうだな・・・毎日いろんなことがあって飽きないな。おかげで元の世界に帰った時に話すことがありすぎて時間が足りないぐらいだ」
「そうだろうな」


1人黙々と食べていたリュウの元にマリオがやってきた。
「隣、いいか?」
「・・・ああ」
「どうだ?この世界は」
「この世界にはいろんなやつがいて、それぞれ戦い方が違うから参考になるな」
「参考にしにくい戦い方もあるけどな・・・」
「次に対戦で戦うことがあればその時はお互い全力で戦おう」
「もちろん」


「はい」
ロイがカムイたちに食事が盛られた皿を渡す。
「あ、ありがとうございます」
「この世界には慣れた?」
「はい」
「ここにいる人たちはみなさんいい人たちで、ここに来られてよかったです」
「それに、私たちの世界以外の世界の話を聞くのがすごく楽しいです」
「ところで、自分たちの世界のことでシュルクさんに質問されなかった?」
「そう言えば、ここに来たばかりの頃に・・・」
「やっぱり・・・」
「やっぱりってことは、ロイさんも?」
「マルスが言うにはここにいる全員に質問してるみたいだよ」
「ということは、リュウさんにもいっぱい質問してるんですか?」
「うん。リュウさんがここに来たばかりの頃に質問してるところを見たことがあるよ」
「シュルクさんの好奇心ってすごいんですね・・・」


ファイターたちが歓迎会を楽しむ中、マスターハンドが現れた。
「そろそろ次の準備を始めるぞ」
マスターハンドの言葉にクラウド以外のファイターたちは準備をするため食堂を後にし、クラウドは1人取り残された。
「・・・次の準備?」
しばらくして、ファイターたちが再び食堂に入ってきた。
ファイターたちはそれぞれプレゼントらしきものを持っていた。
「クラウド、誕生日おめでとう!!」
「・・・誕生日?」
「本当は11日にやるべきなんだが、当日は元の世界で祝ってもらうだろうと思って今日にDLC新規ファイターの歓迎会と一緒にやることにしたんだ」
「それに、いつ俺の誕生日を知ったんだ?」
「それはクラウドが参戦するにあたってちゃんと調べている」
どうやらマスターハンドは新たなファイターの参戦が決まるたびにそのファイターのことをできる限り調べているらしい。
「ということは、ここにいる全員のことも事前に調べてるのか・・・」
「もちろん」

そしてファイターたちはクラウドに次々とプレゼントを渡す。
「ありがとう」
「俺からはこれをプレゼントだ!」
そう言ってワリオはクラウドににんにくを渡す。
「にんにく・・・」
「これを食べればお前も俺並みのパワーになれるぞ」
「・・・ありがとう」
おそらくその場にいた(ワリオ以外の)全員が「なんでプレゼントがにんにくなんだよ・・・」と心の中でつっこんでいたに違いない(作者談)。
「これはオイラとアニキからだよ」
ドンキーとディディーからのプレゼントはバナナ。
最高のバナナを見つけるためにいろんな場所を探したという。
「こんなにたくさんだと1人じゃ食べきれないから元の世界で仲間たちと一緒に食べても大丈夫か?」
「大丈夫だ。そのためにいっぱい見つけてきたからな」
「ありがとう」
ドンキーたちもワリオと同じように食べ物をプレゼントしたはずなのに、なにか違う気がするのは気のせいだろうか・・・(作者談)
「これは僕たちからのプレゼント」
ネスはクラウドに紙袋を渡す。
「ずいぶん重いけど、開けてもいいか?」
「うん」
紙袋を開けると、そこにはたくさんのキーホルダーが入っていた。
「・・・キーホルダー?」
よく見ると、キーホルダーはそれぞれがファイターのシンボルマークの形をしていた。
「これ、もしかしてシンボルマークか?」
「ここでの生活が終わって元の世界に帰っても僕たちやクラウドさんがスマブラメンバーの一員だってことを忘れないでほしいって思って作ったんです」
どうやら小さい子たちで作ったもののようだ。
「ありがとう。大事にするよ」
「このキーホルダーはみんなの分もあるからね」
「みんなの分?どういうことだ?」
「クラウドの分は僕たちで作って、他のみんなの分はマスターハンドに頼んで作ってもらったんだ」
「ここにいるみんな、スマブラメンバーの一員だからね」
ロゼッタからのプレゼントは星の形をした砂が入った小瓶。
「クラウドさんは夜になるとよく星を見ることがあると言っていたのを聞いて、星が見たくなった時にいつでも見られるようにそれにしました」
「その話、誰に聞いたんだ?」
「リンクがそういう話をしていたとゼルダ姫から聞きました」
「リンクのやつ・・・」
「最後に、これは俺とシュルクから」
そう言ってリンクはクラウドに箱を渡す。
箱を開けると、中に丸い石が入っていた。
「俺とシュルクとクラウドのイメージカラーが混ざり合ってるのがきれいだなって思ったからそれにしたんだ。それに、クラウドの世界にあるマテリアに形が似てるしな」
「後、黄色は僕たちの髪の色に近い色かなって」
「・・・確かに、すごくきれいだな」


ファイター全員がプレゼントを渡した後、クラウドはファイターたちの前でお礼を言った。
「・・・みんな、ありがとう。まさかここで誕生日を祝ってもらえるって思ってなかったから驚いたけど・・・でも、うれしかった」
「クラウド、これからもよろしくな」
「ああ」


こうして、DLC新規ファイターの歓迎会とクラウドの誕生日会は無事終了した。


The End


あとがき

最初はクラウド誕生日記念小説として考えていたのですが、クラウド以外のDLC新規ファイターを出してみたいと思ったのでDLC新規ファイター参戦記念も兼ねた小説になりました。
後書いていて思ったのですが、ファイターのシンボルマークのキーホルダー(ストラップでも可)とかあったらほしいですね・・・


クラウド誕生日記念小説なのにかなり遅れてしまい申し訳ありません・・・


2016.9

FF10発売15周年記念小説更新しました。

7月中に更新すると言ってましたが、間に合わなくて8月になってしまいました・・・


次は11日のクラウド誕生日記念小説の更新を目指して頑張ります。

今書いているのはスマブラ要素を含むもの(スマブラメンバーに誕生日を祝ってもらう話の予定)ですが、スマブラ要素を含まないものもできれば書きたいです。

スマブラ要素を含まないものについては小説ができなかったら絵だけでも載せたい。


クラウド誕生日記念小説ができたらその前に出来上がってる小説も更新したいしスマブラもやりたい。

リンクとシュルクとクラウドの3人でチームを組ませたい・・・!