純愛道場 第202304020話 4桁
ピーすけはまた天井を見ていた
今日はいつも見ている天井と違って
少しぼやけて見えた
彼女のやさしさで
眼に涙がたまっていたのだ
少しでも横向くと涙が流れてしまう
そんな顔を見られたくなかった
でも実際に体は動かなかった
少し前体がしびれてから
体が動かなくなったのだ
「ピーすけ
どうしたの!?」
彼女が心配してくれた
その声を聞いて
また僕の体に電流が走った
うすれゆく意識の中で
ただ彼女のことだけが浮かんきた
ぽわわわん
(以下、意識の中)
彼女が草原を楽しそうに走っていた
白いワンピースと麦藁帽子
うふふふ
僕の前を楽しそうに走っている
ときおりこちらを振り向いて
笑顔を見せてくれる
僕は追いつこうとするけど
なかなか追いつけない
すると
場面が変わった
今度は彼女が泣いていた
どうしたの?
と近づくと
彼女はこういった
さっき
家の前に取り立て屋が来ていて
私の
私の大事にしていた
しょうすけ(くまのぬいぐるみ)を
持って行ってしまったの
あれは
お母さんの形見で・・・
今日中にお金を持っていかないと
質屋に出されちゃうって
ううう
ここで僕は意識を完全に失った
数時間後
また僕は病室の天井を見つめていた
周りを見ると彼女はすでに帰ったあとだった
看護婦さんが入ってきた
「あら
ピーすけさん
気が付きましたか
いつも来ているあの女の人
彼女ですか?
妬けちゃいますね」
「えへへ
でも
よく覚えてないんですよ
今日も彼女が来てるのに
気を失っちゃったみたいで・・・」
「そうなんですか
でも彼女ずっとピーすけさんのそばにいましたよ
耳元で何かをささやいてましたもん
きっと
「早く良くなれ」
って言ってくれてたんでしょうね」
「全然わからなかったですよ
何の話をしてくれてたのかな?」
「私も全部聞いたわけではないでけどね
なんだかピーすけさん
番号を何回も言ってましたよ
たしか4桁くらい・・・
なんでしょうね?
きっと彼女の誕生日とかでしょーね」
そんな話を聞かされると
照れてしまう
そして
がっかりもしてしまう
こんなに優しくしてもらっているのに
全然彼女のことが思い出せないのだ
誕生日もわからない
すると今度はお医者さんがはいってきた
「どうですか?
調子は?
そうそう
今日はね検査の結果が出たので
お知らせに来たんですよ
脳には異常はありませんでしたよ
だから記憶喪失ってことも
あまり考えられないんですけどね
どうしたんでしょーね?」
え?
僕は記憶喪失ではない?
だとしたらなぜ僕は
彼女のことをすっかり忘れてしまっているのか
心の奥底にしまいこんでしまっているのか?
僕は彼女とどうせっしていったらいいのだろうか!?
今日はいつも見ている天井と違って
少しぼやけて見えた
彼女のやさしさで
眼に涙がたまっていたのだ
少しでも横向くと涙が流れてしまう
そんな顔を見られたくなかった
でも実際に体は動かなかった
少し前体がしびれてから
体が動かなくなったのだ
「ピーすけ
どうしたの!?」
彼女が心配してくれた
その声を聞いて
また僕の体に電流が走った
うすれゆく意識の中で
ただ彼女のことだけが浮かんきた
ぽわわわん
(以下、意識の中)
彼女が草原を楽しそうに走っていた
白いワンピースと麦藁帽子
うふふふ
僕の前を楽しそうに走っている
ときおりこちらを振り向いて
笑顔を見せてくれる
僕は追いつこうとするけど
なかなか追いつけない
すると
場面が変わった
今度は彼女が泣いていた
どうしたの?
と近づくと
彼女はこういった
さっき
家の前に取り立て屋が来ていて
私の
私の大事にしていた
しょうすけ(くまのぬいぐるみ)を
持って行ってしまったの
あれは
お母さんの形見で・・・
今日中にお金を持っていかないと
質屋に出されちゃうって
ううう
ここで僕は意識を完全に失った
数時間後
また僕は病室の天井を見つめていた
周りを見ると彼女はすでに帰ったあとだった
看護婦さんが入ってきた
「あら
ピーすけさん
気が付きましたか
いつも来ているあの女の人
彼女ですか?
妬けちゃいますね」
「えへへ
でも
よく覚えてないんですよ
今日も彼女が来てるのに
気を失っちゃったみたいで・・・」
「そうなんですか
でも彼女ずっとピーすけさんのそばにいましたよ
耳元で何かをささやいてましたもん
きっと
「早く良くなれ」
って言ってくれてたんでしょうね」
「全然わからなかったですよ
何の話をしてくれてたのかな?」
「私も全部聞いたわけではないでけどね
なんだかピーすけさん
番号を何回も言ってましたよ
たしか4桁くらい・・・
なんでしょうね?
きっと彼女の誕生日とかでしょーね」
そんな話を聞かされると
照れてしまう
そして
がっかりもしてしまう
こんなに優しくしてもらっているのに
全然彼女のことが思い出せないのだ
誕生日もわからない
すると今度はお医者さんがはいってきた
「どうですか?
調子は?
そうそう
今日はね検査の結果が出たので
お知らせに来たんですよ
脳には異常はありませんでしたよ
だから記憶喪失ってことも
あまり考えられないんですけどね
どうしたんでしょーね?」
え?
僕は記憶喪失ではない?
だとしたらなぜ僕は
彼女のことをすっかり忘れてしまっているのか
心の奥底にしまいこんでしまっているのか?
僕は彼女とどうせっしていったらいいのだろうか!?
