突っ込み募集中 | 夜な夜な思い出す苦笑いの日記たち

突っ込み募集中

ピーすけ 画像1
午後三時ピーすけは仕事を早めに切り上げ
後輩を飲み屋に誘った

仕事をバリバリこなすピーすけだが
それもチームのみんなの働きも大きく
日頃からよく飲みに誘っているのだ


今日はなんだか悩んでる様子の
れいなを誘った

いつも行っている店が時間が早くやっていなかったので
隣りの店に初めて入った

「ここでいい?」

素直にうなずく れいな

時間が早かったため店は比較的すいていた

人があまり来ないカウンターの一番奥を勧められた
なかなか気がきいている店だった


ボーイが近づいてきて注文を聞いてきた

僕は、
「いつもの」
と応え

彼女には
心が落ち着くように睡眠薬入りの
ビールを頼んだ


ボーイは注文を繰り返す前に言った

「うち、カレーやですけど
 いつものってカレーでいいですか?」
ピーすけ 画像2
と聞かれた

もちろん と僕は答える
カレーは飲み物だ

ほどなくしてカレーとビールがやってきた
ビールの底には錠剤の睡眠薬が入っていた

いつもの店なら粉を入れるのでばれにくいのだが・・・


僕は焦りながらもいそいで乾杯をした

僕がカレーを一気飲みすると
れいなも併せてビールを一気飲みした

つまみにカツカレーとハヤシライスをたのんだ


おかわりはどうしますかとボーイが言うので
僕は同じのをもういっぱい頼んだ

彼女は迷った挙句
モスコミュールを頼んだ

「モスコは、もう少し待って下さいね」
ボーイは言った

なかなか気の利いたダジャレだ
見つからないように携帯にメモっておいた


そのあとも僕はカレーを飲み続けた
彼女はラムだのウオッカだのを頼んでいたが
そのたびにボーイが

睨むなよーとか ウオッかねーとか言って笑わせてくれる

勉強になるなぁ


そうしてだんだんと夜は更けていった


彼女も僕もほどなく酔ってきたころ
彼女がこう言った

「私、ピーすけさんに相談したいことがあるんです」


僕はうなずいた
おもむろに鍵を取り出すとカウンターに置いた


「この上に部屋を取ってあるんだ」

鍵を見ながら彼女は顔を余計に赤らめた

「夕日が赤いのは、光の中で赤が一番遠くまで
 届くからなんだよ」

決め台詞を言った僕は
彼女の手を取って店を出た
ピーすけ 画像3
エレベーターを呼び出し
上のまんが喫茶へと向かっていった