【Pi坊の音楽塾】週末は自宅ボイトレ!ピアノ音源動画の効果的な使い方についてご説明♪ | Pi坊日記ブログ『舞うごつよかばい』

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作曲家・シンガーソングライター・ゴスペル指導・ヴォイストレーナー・食いしん坊
音楽家のPi坊による日々のあれこれや、音楽のお仕事についてのエッセイブログです。

緊急事態宣言が全国に発令されて、最初の週末がやってきます。

本日4月17日は、東京都で新たな感染者が200名を超えました。

2週間前の過去を変えることはできませんが、2週間後の未来を作ることは出来ます。

どうぞ週末はお出かけなさらず、ご一緒に自宅で過ごしましょうね。

 

さて。

Pi坊のYouTubeチャンネルでは、この期間にお使いいただける発声練習動画を順次公開しています。

是非チャンネル登録してくださいね〜↓

Pi坊のYouTubeチャンネル「さしより音楽ば」

 

その中で、日々の発声練習に使えるピアノ音源を公開しているのですが、今回はその動画の使い方についてご説明したいと思います!

 

1)まずは、8分音符の音階練習をしましょう。

ドレミファソファミレド〜と階段状になっています。

音が上行系する際に息をしっかり流すこと、そしてスピードを要しますから、この練習は呼吸を安定させる訓練になります。

歌い始めの練習としては、とても有効でしょう。

 

2)続いてやっていただきたいのは、4分音符のアルペジオです。

 

※アルペジオというのは、分散和音のこと。

例えば「ド・ミ・ソ」という和音だったら、それを同時に和音として鳴らすのではなく、1音ずつ分解して(結果的に和音として)鳴らすということです。

 

(1)の階段状の音階から、段差を抜いた形になりますので、(1)よりも息の流れを安定させねばなりません。

またスピードもさらに必要になります。

段差を飛ばすことで、声帯を緩やかにストレッチ出来ますので、筋肉を柔らかく鍛え、育てることが出来ます。

 

3)最後は、2分音符の5度跳躍です。

 

※5度跳躍というのは、簡単に言うと音を5つ飛ばすこと。

ドから数えると、ド《1》・レ《2》・ミ《3》・ファ《4》・ソ《5》。

つまり、ドからソに跳躍するということです。

 

(1)から(2)、(2)から(3)と、順に段差を無くして来ましたが、これは大きく飛びますので、声帯(を動かす筋肉)が大きく伸びて縮みます

ヨガでも体幹トレーニングでも何でもそうですが、運動の基本は息を流すことですから、

音がブチブチ切れず必ず一息で繋ぐこと

を意識して練習してください。

 

トレーニングは、ガムシャラにやれば良いというものではありません。

どのような練習を、どういった意味を持って、どのような順番でやれば良いかを考えると、効率はグッと良くなりますよ!

まずは、上記のやり方で、ご自宅で試して観てくださいね。

 

今後も皆さんに楽しんでいただける、お役に立つ情報を共有していきます。

音楽家はこんな時本当に無力で情けない限りですが、今出来ることを大切にやり続けたいと思っています。

生徒の皆さん、読者の皆さん、どうぞお元気でお過ごしくださいね。

やがてコロナが落ち着いて、僕がビックリするくらい歌がバージョンアップした姿で再会出来ることを、今から楽しみにしています!!←生徒たちにプレッシャーをかけてみる(笑)