有海のスペイン語学修教材は、いくつかある。
テレビとラジオでの語学番組と、インターネットサイト、それに書籍だ。
若い日は、講談社現代新書「スペイン語のすすめ」と「はじめてのスペイン語」という本だった。このシリーズは、当時から各国語において「〜語のすすめ」は本当の入門書で、「はじめての〜語」のほうがより詳細な内容であるのが特徴だった。
また、NHKの語学番組では、ラジオ番組はかなり難しい所までやる。そうした実状は、今でも変わっていないようだ。
もっとも、今はインターネットで多くの情報が取れるし、他に語学教材もたくさん提供されている。有海も、動詞活用サイトや、電子書籍で刊行されている新しい語学書を併せて活用しているのが現状だ。だが、そうはいっても、有海にとっては、何故か「はじめてのスペイン語」が性に合っているような気がしてならず、同じ本をまた読み直し始めたところだ。
テレビ番組は週に一度しかないし、ラジオ番組では今年度のスキットは物語になっていてなかなか面白いのだが、あっという間に再帰動詞、現在進行形、線過去、点過去(後述予定)と進んで、復習をしなければならなくなっている。そこで、昔読んだ語学書の読み直しをすることにしたのだ。
(冒頭で彼女が読んでいたのも、実は紀伊國屋書店で電子書籍化された「スペイン語文法ライブ講義!」である。)
以下、スペイン語学習教材の一覧である。
はじめてのスペイン語 (講談社現代新書)/東谷 穎人
スペイン語文法ライブ講義!/加藤伸吾, アルベルト・ミヤン・マルティン