「孫子の兵法」 | 樅の木カフェテラス

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文学や語学、コンピュータなどについて書きます。

 前述「夢をかなえるゾウ」を中断して(実はその間にも数冊読んでいたのですが)、「孫子の兵法」を聴いてみました・・・。


 やっぱりウクライナにおけるロシア軍の戦いは、不可解・非道・短絡的にして、敗軍の動きとしか見えない。


 そもそも動機が不可解なのに加え、たとえ万が一にもウクライナ全土を支配下に置くことが出来たにしても、莫大な遺体の数と瓦礫の山をどうするというのか。

 民衆の心には独裁者に対する憎しみしか無いだろう。本当の意味での『統治』は、ロシアには不可能だ。

 停戦交渉なんて、聞いて呆れる。普通に平和に暮らしていた国を攻撃しておいて、クリミア半島と東部地域を得ようとするのは、そりゃあんた、虫が良すぎやせんか。


 ロシアという国、たしかに面積は広いかもしれないが、こうなってくると小国と変わらない。たった数日で一国を落とせるとか考えるのは、あまりにも無知で無謀だ。その後もズブズブと無駄に戦い続ける。そこへさらに統制の利かない外国人傭兵を入れようとしている。

 「孫子の兵法」で戒められていることばかりを繰り返している。これでは勝つ筈が無い。今回、「孫子の兵法」に触れてみて確信を新たにした。


 さらに、もし武器が最新鋭で狙いが狂わないというのなら、一般市民にミサイルを落とすのは甚だ非道。

 そうではなく、本当に軍事施設を狙ったものが誤爆したのなら、技術的に低次元な武器しか無いのだ。

 どちらにしろ、ロシア軍の程度が知れようということ。・・・なのだと、私は見ます。


 今朝、朝のニュースに加藤登紀子さんが出ていて、「百万本のバラ」を歌われてました。正確にはラトビアの歌だけれども。

 ご実家がロシア料理店で、ロシア人もウクライナ人も一緒に働いていたとのこと。お登紀さんご自身も満州生まれ。さぞかし心を痛めておいででしょう。


 一日も早い終結と復興を願います。