『明日少しだけ、話聞いてみる?』

これは高橋先生のっていうか同じ女性だからこそ出てきた台詞と思うのです。

とても印象的な台詞だったので載せました。

どうして響子さんが一刻館出ていって実家帰ったかといいますと、五代とこずえちゃんが喫茶店で話し合ってるときに五代がプロポーズしたい女性がいると言ったことをこずえちゃんが勘違いしててっきり自分のことだと思ってしまい(だから俺のことは諦めて欲しいという前に)、それがそのまま響子さんに伝わってしまい響子さんはぶちきれて実家に帰ってしまったというシーンです。

何もかもが勘違いから生まれた話。コミック読んでるだけで次はどうなるのって思いで読んでました。とにかく「めぞん一刻」の登場人物は悪意を持ったキャラがいないのがとても良かったです。

お互い好きなのは分かってるけど二人ともドジで回りに流されて自分の本当の気持ちを言い出せずに続いてる。こういう関係もお互いがいっしょになったら笑い話で終わってしまうけど、今の五代と響子さんにはイライラすることばかり。

この台詞は今の若い連中には出てこない台詞だと思います。今の子だったら簡単に相手のことなんて忘れてしまうだろうって思います。「じゃね」っての一言で終わってしまうことが大半じゃないでしょうか?

多分私のようなアラフォー、もしくはアラサーくらいの人までしかこんな恋愛感覚ってないと思うんです。好きだけどなかなか言い出せないっての多かったと思うし。

だから響子さんって私にととっては永遠の女性なんだなと思うんです。

こんな二人が目出度くゴールインできたことに読者としてはホッとしてます。

しばらくは「めぞん一刻」ブログになりそうです。今更こんな古いのって?思われるかもしれませんが、私としては今でも好きな作品なので続けていきます。よろしくです!