気分屋な彼は 甘えたり 突き放したり

コロコロ感情が変わる

そのたびにおろおろする私。


彼が機嫌が良いと、手を繋いでくれたり

ぎゅってしてくれたりする

けど、機嫌が悪いと罵倒の嵐

何故機嫌が悪くなるのか

お金がないから


何も変わらない彼 変わろうとしない私

変わらなければ良いのにとさえ思っている私は

相当病んでいる

不健全な関係


私が今一番必要なもの お金

自分しか自分を救えないのに どんどん追い込んで

助けてあげなきゃ 自分自身を



利用できるだけ 利用させてあげたかった

できる限り

私はそれで幸せだった 

あの人が笑ってくれる 手を伸ばせば触れられる

距離にいた

夢の中の私は 彼の背中に向けて

大好きだと叫んでいた それは声にはならなかった


見返りを求めないなんて綺麗ごと

だけど 私は 彼に救われていた

彼の現実逃避と私の現実逃避が

見事に合わさっていたから

それがたとえ間違った想い方だったとしても

私がその瞬間 声を出して大声で笑えていた事実は

後悔なんてできない


幸せだった 彼と出会えてよかった

たぶん今彼は苦しい

お金は泡のように 消えていった

手に入れたものは一瞬で 消えた


どうしたら良かったんだろう

どこで間違えたんだろうな


彼に逢いたい

今日は一回も泣かなかった

珍しい

あの人のことを 想い もう戻れないことを 嘆いては

自然とこぼれていたのに


大好きだと口にすれば 涙が出てくる

こんな人居ない

もう絶対現れない


寝ていれば忘れられる

あの人が夢に出てくれるから

何度も何度も寝ようとした

ふっと目が覚めたときの あの淋しさといったら

例えようがないけれど

夢の中だけは 彼が私を必要としてくれる

欲しい言葉をたくさんくれる


これが現実だったらいいのにって所で目が覚める


彼を包んであげたかった

自分を追い詰めてしまっている 拳をぎゅっと握って

耐えている

あの人に 大丈夫だって 言ってあげたかった

もうちょっとだけ 一緒に頑張ってみないかと

何度も言ってみた けどあの人には響かない

どうしたら 耳を傾けてくれるんだろう

手を差し出すと 握り返してくれるようになっていた

私が淋しそうにすると ギリギリまで一緒にいてくれようとした

あっという間にそんな日常は消え去った

夢のような人だった

ずっと恋焦がれて ようやく一緒に過ごせたたった1ヶ月

今でも鮮明に思い出せる

あの人の表情 しぐさ 口癖 香り

何もかもが愛しくて 離れて行こうとするその思い出を

必死で掴んでそこにとどめようとしている


私に残ったものは 私を心から大好きだと言って

私が辛ければ頼ってくれと 私を手放したくないと

言ってくれる人

私は ずるいから その人を利用しようとした

あの人を忘れるために

楽になれるかと思った


けど できなかった


泣いても泣いても 彼はいない

こんな時だけ私に頼りにされる神様も

ダメ出しのように チャンスを潰してくれる


誰か答えを教えて

どうしたらいいの?

彼が戻ってくるなら どんなことだってしてしまいそう

あの人の好きな所

子供みたいに無邪気に今を楽しんでいるところ

その日暮らし 未来なんて何も考えてない


そんなところも 私にはないところで

うらやましかった

嫌なことから逃げたい 私も逃げたかった

二人とも「いいことないかな」って受身の日常


私はあの人との未来を考えていた

気を使わず 笑い合えていれば

何でも頑張れるって思った

もしかしたら ひょっとしたらと

何か変わってくれるのかもしれない

私と居れば楽しいを刷り込もうとしていた


けど、人間そう簡単には変われないし

変えようなんておこがましい


好きだった 大好きだったよ

余裕がないあなたは 私の言葉が辛かったし

届かなかった

自分でいっぱいいっぱいだったんだ

当り散らしてもいい イライラをぶつけられても

ただ一緒に居たかったんだ

あなたが側で呼吸していると感じられるだけで

私は良かったのに