友達でさえ、ないけど -12ページ目
私は どんなヒト
美人でも 頭が良くもなく
大勢から好かれることもなく
注目されることが 嫌いで
ただ ひっそりと
小さな幸せを
あたため 守り
ただ ひとりのひとに
愛されたいと
なりふりかまわず
間違っていたなんて 思わないけど
後悔なんて しないけど
今の私が 胸を張って 言いあらわせられるもの
なにひとつ ない
ながいながい まだ続く 私の生きる日々
無理をしなくてもいいから
ただひとつだけでも 何かを その何かを
足を止めず
見ることを恐れず
貴方は あなたを
私は わたしを
諦めるという言葉
簡単に使うようになった
大人になった
こんな大人になりたかったの?
私の思い描いた大人は
こんな 心 弱くない
私の思い描いた大人は
こんなに 心 汚くない
子供のころに戻りたいなんて
幼い 想い
持つような大人じゃなくて
もっと もっと もっと
未来を当たり前のように描ける
私の5年後 10年後
あなたには 何か少しでも
明日に繋がる何かを 手に入れているの?
未来の私がこの一文を読んで
泣いていないことを ただ願う
自分の中だけで 彼への想いを
ないことにした
あなたを想うことをやめますとは
言わない
自分の心に嘘をついてまで
涙があとから あとから こぼれるのに
平気そうな顔しか 見せない
大丈夫だよ 私は ここから
あなたが いなくても 大丈夫な 生き方を
強く握った手のひらは
もう開くほどの 余裕もなくて
振り返ったら あなたを困らせる
だから まっすぐ 前だけを見て
ただ 下は向かず
ドラマの中の恋
ちっちゃな私は 画面にくぎづけ
好きな人を 大切に想う心
離れても 縁が絡まる ドラマの中だけの
素敵出来事
今なら 小馬鹿にして
鼻で笑うような 展開が
幼い目には きらきら まぶしかった
その頃の女優と同い年ぐらいになった所で
そんな素敵な偶然は起こってくれなくて
現実はね
私が 恋人の修羅場に遭遇したところで
彼は追いかけてもくれなくて
ごめんなんて謝りもしないで
どこかへ消えちゃうんだよ
ぐしゃぐしゃな想いが
ずっと頭から離れない
悩んで 悩んで 悩んで
それでも出せない答え
そのうち 悩むことに
疲れ諦めるかと
思ってたけど
悩みすぎたら 胃が痛くなって
それでも悩むことが 止まらない
あなたが消えない
あなたが こうしてくれたら
あなたが こうだったら
「叶わない」が浮かんではしぼみ
暑いのに 日光を遮ることも
喉が渇くのに
水分をとることも忘れ
からっからな 私には
最善が 見つからない

