さぁ~てやってまいりましたよ、アブシンベル神殿。
まだ9時前だというのに、日差しが強い・・・。そして暑い・・・。
そして、ガイドさんの説明・・・。ながい・・・。
( 私たちのためにガイドしてくれてるのにゴメンナサーイ!! )
■アブシンベル大神殿
ガイドさんのお話もやっとこさで終わり、いよいよ自由行動
あの巨像を間近で観たい欲望にかられ、ひたすら前進前進
■アブシンベル大神殿・小神殿が注目された理由
エジプトのピラミッド、スフィンクスの知名度に並ぶアブシンベル大小神殿。
その起点は、ユニセフの水没救済活動にあります。
実は、アブシンベル大小神殿はもともと、数m離れた場所に建てられていたのですが、
アスワン・ハイダムの建設に伴うナセル湖の水量UPで、水没する危機にたたされます。
■アブシンベル大・小神殿の目の前に広がるナセル湖
世界遺産を沈めるわけにはいかない!とユニセフが旗を揚げ、
形状、設計を何一つ変えず、緻密な計画案のもと
パーツパーツに切り分けて、移転作業を見事成功させたんです
この活動は全世界に広がり、称賛を浴びて話題になり、
アブシンベル大・小神殿の知名度がグーンとアップしたというわけなんですね~。
お金では買えない時間の財産は、私たちの代で途絶えさせることなく
次世代へと受け渡そうとする姿勢、感激です
■神殿前にある動物の像たち
遺跡の隅っこの方に、外国人のサインが記してありました。
どうやら、移転の記念として現代人が書いたもよう。
せっかくの成果も、これはいただけないな・・・。
■ラムセス2世を見上げたところ
く、首が痛い
ちなみに、向かって左側の像の足は、折れて地面に転がってました。
これまた尋常じゃない大きさ。
いよいよ神殿の中へ・・・と思いきや、神殿内は撮影禁止だってさ。ザンネン
大神殿の一番奥に至聖所と呼ばれる部屋があって、
通常この部屋に陽が差し込むことはないんだけど、1年に2回だけ、
2月の下旬と10月の下旬に差し込むんだって。
その日が近づくと、この辺りではお祭りが。この日を狙って訪れる観光客も多いらしい。
太陽暦から算出された設計、それを証明する神秘的な光景を一度はこの目で見たいものです。
■アブシンベル小神殿
こちらがラムセス2世の王妃ネフェルタリのために作られた小神殿。
正面にたたずむ6体の像は、王と王妃の像。
その両脇に刻まれるレリーフは、王子や王妃を刻んでいます。
大神殿が男性的なのに対し、小神殿は繊細で女性的。
小神殿とは言え、立派な神殿です。
■アブシンベル小神殿 王の像
■アブシンベル大神殿・小神殿
向かって左がアブシンベル大神殿、右が小神殿です
■アブシンベル大神殿の裏側
岩がゴツゴツしています。
■アブシンベル大神殿の真裏側
入り口のようなものが見えますが、これは・・・入れたんだっけな。忘れちゃった。
■エジプト航空で、アスワンへ向かいます
ピラミッドもスフィンクスもすばらしかったけれど、
アブシンベル大・小神殿の壮大さに心奪われたのでした
■アブシンベル大神殿 音と光のショー
ツアー客のほとんどが参加した中、私たちは参加せず。
翌日、ツアー客に感想を聞いたところ、いや、聞くまでもなく
朝一から、バスの中で音と光のショーに対するブーイングコメントが飛び交う飛び交う。
音と光のショーと言うからには、音にも演出にも迫力のあるものを期待していたらしいのだけど
数種類のチープな照明が光ったり消えたりする程度。らしい。
行かなくて良かった・・・。1,200円ですからね。
■おまけ