☆王家の谷 | ENDLESS STORY

王家の谷

こちらが、ツタンカーメン王の墓入り口です。この他、約60の墓が発掘されています。




今日の日程はハードだ~と改めて実感。

メムノンの巨像 に始まり、 ラムセス三世葬祭殿ハトシェプスト女王葬祭殿

時間なしでは廻れない遺跡ばかり。極めつけが、ここ王家の墓。

すべて午前中に見終えようとするスケジュールは、かなり強引すぎるよ。

王家の墓に来たときの体力といったら、無心で歩く、無心で観るような状態。

今しか見られないという気持ちがその場に立たせてた、って感じですた。

エジプトの冬を、エジプトの日差しを嘗めちゃ~いけません!



そんなわけで、写真の点数が少ないのですが

王家の谷のレポートを綴っていこうと思います。


王家の谷が造られた時代は、新王国時代。

この頃になると、王の象徴的建造物のピラミッドは造られなくなり、

「 亡き王の家 」であった葬祭殿は、ピラミッドの付属施設から、王の記念碑的建造物へと変化します。

そして、王たちの墓はというと、ここ王家の谷の周辺に造られることになるわけです。


今まで、ピラミッドのような大規模なものを造らせておいたのに、

なんでまた、こんな平凡な谷間に造ることになったのかといいますと、

一つは、谷の上にあるピラミッド型をしたイル・クルン山が太陽神ラーを象徴しているからという説、

もう一つは、盗難を防ぐため( 墓泥棒と19世紀のヨーロッパ人にかっ去られたが… )という説があるそうだ。


王家の谷が造られた背景はこんなとこ。


次に、見学についてだけど、

チケット1枚につき、3つの墓しか見られません。

現在公開されているのは、60数個分の100数個です。

そしてそして、ツタンカーメン王のお墓は別料金なの!

なにそれ!?ってとこだけど、このお金が発掘費用の足しになるのならと納得しよう。



さてさて、早速王家の谷へ潜入~。

専用車で移動
王家の谷

ハトシェプスト女王葬祭殿同様、こちらも専用車で移動。

んだけど、わざわざ車で移動するほどの距離でもない。


ラムセス六世のお墓
王家の谷

ラムセス六世がどんな人なのかも知らないけれど……、とにかくこのお墓のレリーフは立派なんだって。

墓内は、撮影禁止なもんで、写真はありませーん。

ちなみに、60数個のお墓が発掘されていますが、どれ一つとして同じお墓はないそうです。

神殿のように、外界にさらされていないせいか、慕内のレリーフはどこもカラフル。

保存状態が抜群に良いです。


ツタンカーメン王の墓

自由時間になり、別料金を支払いツタンカーメン王の墓へ行ってみることに。

ツタンカーメン王が現世で有名になったのは、ここ王家の谷にあるツタンカーメン王の墓から

豪華な副葬品が発掘されたから。

当時のツタンカーメン王は、16歳のときに王に即位したけれど、

その権威は、ラムセス二世に及ばないらしい。

それなのに、これだけの副食品が埋葬されたとなると、

権威のあった王たちの墓に眠る副葬品はいかほどであったか……想像できない。


記念にパチリ
王家の谷

食あたりが未だ治らないわたしたち。


おまけ

( 左 )王家の谷                   ( 右 )王家の谷

王家の谷王家の谷


王家の谷

入場料:ツタンカーメン王の墓を除くどれでも3つの墓で1枚 55L.E.

OPEN:6:00~19:00( 冬季7:00~17:00 )