巨大なドームと二本の高いミナレットが特徴のモハメド・アリ・モスク
です。
エジプト旅行7日目の午後、イスラム教徒が90%を占めるエジプトを象徴するモスク(※1)を観光。
今回訪れたモハメド・アリ・モスクは、数あるモスクの中でも大規模で、世界的にも有名です。
モハメド・アリ・モスクは、カイロのイスラム地区にあるモカッタムの丘の上にあります。
建設者は、その名の通りモハメド・アリ。
建材にアラバスターが多く使用されていることから、別名 アラバスター・モスクとも呼ばれています。
ちなみにこちらのモスク、イスタンブールを模して造ったらしい。
駐車場からとにかく遠く、旅行最終日の体にはキツイぜ。
城壁があまりに高く、永遠と続いているのでモスクへ向かう気が失せてくるほどです。
写真右側には、庭園が広がっていました。
前庭にある時計台です。
これは、モハメド・アリが、当時のフランス国王 ルイ・フィリップに
ルクソール神殿にあるラムセス2世のオベリスクのうち一本を贈った際の返礼として、
この時計台が届けられたんだそう。
やっとこさ着いた~!と思いきや、直径21m高さ52mのキューポラは、改修中でした。
とにかく奥へ奥へと進み、やっとこさ礼拝堂に到着。
さぁ~て入ろうと思ったら
STOP!
とイスラム教徒に行く手を阻まれてしまった。
どうやら、私の格好に問題アリ。
キャミソールなんてもってのほか、女性は肌の露出を極力控えねばならないらしい。
私の格好はと言いますと、写真の通り肌の露出は一切なし!
なのになぜ??
……ガイドさんの推測によると、
体のラインがわかるくらいのタイトな服装も×らしい。
そして、
イスラム教徒の方の独断と偏見によるものらしい。
(*´Д`)=з
空港の金属探知機も然り、この手のチェックには大概引っかかってしまう私。
またか、やっぱりな、と特段驚くこともなく中へ進む。
入り口で真っ黒なマントを貸してくれるので、入れない!なんてトラブルはありませんよ。
天井を見上げると、今まで見たこともないようなステンドグラスが広がっています。
そのまま吸い込まれてしまいそう。
丘の上に建っているだけに、景観も最高。
こうしてみると、いたるところにモスクが建っていることがわかりますね~。
モスクと高層ビルが共存しているカイロ市内。
日本のように、高度成長を重んじて過去の産物を顧みない……なんてことのないよう願うばかり。
別の角度から眺めると、向うのほうにギザのピラミッドが見えます。
右も左もわからない土地で、一度訪れた観光地が目に飛び込んできて
懐かしさを覚えるとともに、ちょっぴり感動してしまった。
地元でもなんでもないのにね、不思議。
どうやら、相当臭いらしい。
ガイドさんが、
「息をとめて入ってくださいね!」
「できることなら、空港まで我慢された方がいいですよ」
と仕切りに口にするもんで、避けるどころか入りたくなってしまった
好奇心旺盛 28歳独身♀。
早速入ってみました。
……覚悟しすぎたか!?
言うほど臭くない!?
臭かったら臭かったでダメージ大きいけど、
期待はずれというのも、物足りない。残念!!
最後になりましたが、地元ガイドさん曰く
モハメド・アリ・モスクの写真スポットなる場所で、写真撮影。
ただの集合写真かと思いきや、衣装やら持ち道具やらを強制的に着せられ持たされた。
カメラマンったらアラビア語で話してくるもんだから、否応なしに事は進められた。
操り人形に……( ̄□ ̄;)
「 俺、帽子の似合う男やねん 」と豪語していた彼、遭えなく撃沈。
似、似合わないぜ。
以上、モハメド・アリ・モスクレポートでした。
(※1)モスクとは……
イスラム教の礼拝堂。厳しい偶像否定から、一切の祭壇や像はなく、
カーバ神殿の方向を示す壁龕(へきがん=ミフラーブ)と
説教壇(ミンバル)が正面にあるだけで、外郭には礼拝の呼びかけを行うミナレット、
浄めを行う水場を備える。