『東大教授、若年性アルツハイマーになる』は、沖縄の海をバックに砂浜に立つ若井ご夫婦の写真がカバーになっています。

 

ご主人の若井教授は、とてもハンサムな方だったのですね。

 

奥様の克子様は、自己主張しない地味な装いから、内助の功を惜しまない頼もしい方という印象を受けました。

 

とにかく、とても素敵なお写真です。

 

 

若井教授を襲った若年性アルツハイマーは、とても残酷な病気であり、教授は東大医学部出身の脳外科医でもあったそうですから、尚更のこと、受け入れがたかった事でしょう。

 

 

60歳定年の一年前に職を辞されたのは、病気が進行していたからでしょうが、それから75歳でお亡くなりになるまで寄り添い支え続けたのが奥様でした。

 

 

アルツハイマーという病の様々な症状、当事者の気持ちや行動、そして奥様の心の葛藤が、見たまま感じたまま記されていました。

 

 

大きな声を出す。怒鳴る。徘徊するなどの困った行動。

家のトイレにたどり着けない。

一つのお皿のものだけ、集中的に食べる。

 

ああ、これって殆ど、認知症のうちの父と同じですー。

 

 

ずっと二人だけの気詰まりな日々が続き、笑うことを忘れていたとか、講演に同行することが楽ではないとか、「うるさい」と思わず大声が出てしまったとか・・・。

 

介護する人のつらさや失敗も語っていて、共感しながら勉強になることがたくさんありました。

 

 

特に、認知症の人に接するときの「ダメ三原則」は、すぐにメモしたほどです。

(「認知症の家族会」で学んだとありました。)

 

怒らない

ダメと言わない

押しつけない

 

もう、頭が痛いです。私は日々やってますからアセアセ

 

 

若井教授にも感動をいただきました。

 

アルツハイマーという病気を受け入れ、意味を見出し、本当の自分に出会うという、私からみたら達観された境地のようなところへ歩みを進めていったのですから。

 

私は私。。。

自分は自分。。。

 

 

クリスティーン・ブライデンさんの講演にご夫婦で参加されたとき、「認知症の人がいたら手をあげてください」と言われ、教授は高々と手を上げたそうです。

 

これは、教授の中の”本当の自分”がクリスティーンさんの話に共感したのでは?と、私には思えるようなことでした。

 

 

若井ご夫婦の愛と勇気と叡智に感謝です。

 

 

改めて、この本のカバー、いいですわーラブ

ご夫婦の馴れ初めなんかも、ございましたよ飛び出すハート

 

 

 

 

 

こちらはKindle版です。

 

 

 

 

 

クリスティーン・ブライデンさんの本。