認知症当事者として、自らの体験や思いを執筆、講演されている、クリスティーン・ブライデンさんの本です。

 

日本でも講演されていますので、ご存じの方は多いと思いますが、私は全く知らず・・・。

親が認知症になり在宅介護になったので、認知症という言葉に敏感になり、最近彼女の事を知ったのです。

 

 

彼女、クリスティーンさんは、46歳という若さで若年性認知症になり、認知症になったら何もできなくなるという社会通念を覆し、当事者として声を上げ、戦ってきたとても強い女性です。

 

 

この本では、壮絶な彼女の人生が語られていました。

 

拒食症に苦しんだ若い頃、長年に渡るご主人からのDVに耐えながらの3人のお嬢さんの養育、それでも仕事(キャリアを重ね、上級公務員で要職についていた)は精力的。

 

DV夫のために経済的、精神的、身体的にダメージを受け、不安と恐怖で怯えながらも、高度な知能を持つクリスティーンさんは、仕事では処理能力の高いコンピューターのような頭脳で、周囲を認めさせていきました。

 

 

気の休まる時のない私生活や、仕事でのストレスなどが認知症の引き金になったのでは?とつい考えずにはいられませんが、認知症になってからの彼女の人生が私は好きです。

(コンピューターは壊れても。)

 

 

そこにはキリスト教という信仰からくる安らぎ、ポールさんとの幸せな再婚、執筆や講演というクリスティーンさんにしかできない活動など、新しい人生がありました。

 

 

認知症という深い暗闇を背負いながらも、生き抜いているという尊さに心打たれた一冊でした。

 

 

「認知症は人生の贈り物」と。。。

 

 

 

 

 

 

こちらがクリスティーさんの最初の本↓

 

 

 

 

次に出版された本↓

 

 

 

ポールさんと一緒に写ってます↓

 

 

 

 

 

クリスティーンさんの本の中で、取り上げられていた映画がありました。

 

若年性アルツハイマーを題材にした映画

『アリスのままで』です。

 

場所がわからなくなったり、言葉がでてこなかったりという初期症状から進行していく様子がとてもリアルで、怖くなります。

 

家族の問題としても描かれていて、怖いけれど後味が良かったので、なんだかホッとしました。

 

 

 

 

 

映画の原作本がこちら↓

 

クリスティーンさん、著者のリサ・ジェノヴァさんとは友達になったそうです。