④【世界最強頬者決定トーナメント】戦いの終わり・・・!!
やぁピグミャンだよ
4回連続でアップップし続けてきた・・・
世界最強頬者決定(せかいさいきょうほうじゃけってい)トーナメント編
今日でついに最終章
果たしてピグミャンは優勝できるのでしょうか
超激動のファイナルステージ・・・始まり~っ
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注:以下ピグミャンの言葉ではなく
アナウンスの実況中継としてお読みください
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さて・・・準決勝第2試合ブラックホール選手VS匿名希望選手!
なんとその序盤に・・・
ローズヒップ選手、ミャリーナ選手を一瞬で倒した
匿名希望選手の正体が判明しました!
それはなんと・・・ほっぺ四天王の一人・・・
「予知(あらかじり)のシークレット」
宇宙最強最悪と言われるほっぺ四天王が
このトーナメントに二人も・・・!!
それにしても予知のシークレット選手とは・・・
いったいどんな能力を使うのでしょうかーっ???
ブラックホール 「奴の名前は予知(あらかじり)のシークレット。
名前の通り、奴は予知能力を持っている。
・・・と言うよりむしろ、この世界で起きたことは全て
奴が頬言書(ほげんしょ)と呼ばれるノートに書いたことなのだ。
銀河系誕生も、地球誕生も、恐竜絶滅も、人類誕生も・・・
全て奴が頬言書に書いたシナリオ。
地球に数多く存在する予言書の類いはおそらく、
奴が地球でたまたま落としたページを人類が発見して解読したものだろう。」
なんと・・・衝撃の事実が発覚しました!!!
シークレット選手は・・・我々の創造主・・・ということは神様!?
このお姉さんによって我々が生まれたかと思うと・・・なんか複雑な心境です!!
ジェニファー 「オーマイゴッド!」
桃桃(ピンピン) 「そんなのないアルアルないどっち!?」
頬王(ほうおう) 「こりゃまいったべ!」
ミュウ 「そんなの嫌ですぅ~!」
ピグミャン 「ほっぺ四天王って何だっけ?」
ブラックホール 「おそるべきは・・・
奴が頬言書に一度書いたことは全てその通りになる・・・ということ。
ローズヒップとミャリーナが一瞬で敗れてしまったのはおそらく
奴が試合前に頬言書にそう記入しておいたからだ。」
ローズヒップ 「なるほど・・・どうりで1回戦の記憶すらないと思ったら
そういうカラクリだったのね・・・」
シークレット 「ちょっとブラックホールぅ~全部バラさないで下さいよぉ~
みんな私が神様だって知ったら街とか歩きにくいですしぃ~
まぁでも・・・もうそんなのどうでもいっか。
だってもう・・・”地球滅亡”って・・・頬言書に書いちゃったものね」
なんと・・・最悪の事態になりました~~~っ!!!
シークレット選手は、今度は地球を滅亡させるそうです!!!
頬言書に書かれたことが絶対だとしたら・・・
我々人類はただただ滅亡を待つことしかできないのでしょうか・・・!?
ジェニファー 「オーマイホッペ!」
桃桃(ピンピン) 「そんなのナイアガラの滝アル!」
頬王(ほうおう) 「どうすりゃよかんべ!」
ミュウ 「超嫌ですぅ~!」
ピグミャン 「ねぇねぇ、ほっぺ四天王って何だっけ?」
ミャリーナ 「ちょっと待てよ・・・なんでまだ
ブラックホールは敗北してないんだ?」
ブラックホール 「そう・・・奴が頬言書に書いたことが
唯一無効となるのが、同等の力を持つ四天王クラス。
我輩がすでに敗れていないのは、頬言書の力では倒せないからだ。
みんな、安心しろ・・・
我が輩が奴の息の根を止めて、頬言書自体を無効にしてやるぜ!」
ジェニファー 「OH!頼モシイデスー!」
桃桃 「もう心配ないアル・・・あるナイ・・・」
頬王 「未来を頼むだ~っ!」
ミュウ 「地球のみんなで応援するですぅ!」
ローズヒップ 「べっ・・・別に・・・ホッとしてなんかいないんだからね!」
ミャリーナ 「ふっ・・・昔はものすごく恐ろしい奴だったが、
今ではこれ以上の味方はいないな」
ピグミャン 「ぐぅ~・・・Zzz(←話についていけてない)」
かつては地球を恐怖におとしいれたブラックホール選手ですが・・・
今回ばかりはブラックホール選手に勝ってもらうことを祈るばかり!
ブラックホール選手地球を救ってくれーーーーっ!!!
シークレット 「クスクス・・・みんなそろって馬鹿みたい。
時間がもったいないからそろそろいきますわよぉ~!
天地頬造(てんちほうぞう)!!!」
ブラックホール 「受け止めてくれるわ!
これが・・・四天王の戦い・・・!
闇と時の・・・次元を超えた神々の戦いが始まりました・・・!!
すごい・・・すごいと言うか・・・
もはや人類には何が起きているのかすら理解できません!!
シークレット 「クスクス・・・貴方、技にパワーがないですわよぉ~ん
さっきのメイド娘にやられたダメージが
予想以上に大きいんじゃないですか?」
ブラックホール 「黙れっ!」
シークレット 「クスクス・・・もう貴方との戦い飽きてきましたわ。
七頬神にダメージ受けるような弱虫は四天王にいらないで~す。
せめて最後は最大奥義で葬ってあげましょう・・・
最後の頬判(さいごのほうぱん)!!!」
ブラックホール選手 「ぐぎゃぁぁぁぁぁ~っ!!!」
ドスーーーーン!!!
ブラックホール選手ボロボロになり・・・
なんとか・・・地面を這いずり歩いています。
シークレット 「まるでゴキブリのようですわね・・・
情けないわ・・・これが宇宙最強のほっぺ四天王の姿だなんて・・・」
ビュンッ!
お~っと・・・ブラックホール選手最後の力をふりしぼって
自らの尻尾を飛ばした~っ!!!
でも・・・あっさりとシークレット選手にかわされ・・・
むなしくもブラックホール選手の尻尾は、
近くで試合を見ていたほっぺマンの0点の答案用紙に突き刺さってしまいました。
ブラックホール 「ピグミャン・・・
地球の運命はまかせ・・・た・・・」
ブラックホール選手、完全に意識を失いました。
ブラックホール選手敗れる~っ!!!
ピグミャン 「ブラックホール・・・君の意志、確かに受け取ったよ!」
決勝戦
ピグミャン
シークレット
さぁ・・・泣いても笑っても決勝戦!!!
長かった「世界最強頬者決定トーナメント」も
これで最後の試合です!
さて・・・
四天王ブラックホール選手でさえかなわなかったシークレット選手に・・・
ここまでほとんど運だけで勝ち進んできたピグミャン選手が
勝てる可能性は1%でもあるのでしょうか!?
今・・・非情にも決勝のゴングが鳴り響きました!
シークレット 「ブラックホールを倒した今、私に敵はいませんね。
でもせっかくだから優勝杯ってのは頂いておこうかしらね♪」
ピグミャン 「・・・」
シークレット 「あら貴方、いたんですか?
クスクス・・・忘れていましたわ。
炎のピグミャン・・・七頬神の中でも最弱。
自らの属性である炎の力の使い方すら忘れてしまってるマヌケ。
待ってて・・・今、頬言書に”あなたの負け”って書いてあげますから・・・
書き書き・・・と♪」
ピグミャン 「・・・」
シークレット 「あれ・・・?倒れない・・・」
ピグミャン 「・・・」
シークレット 「おかしいですわね、もう1回書き書き・・・と♪」
ピグミャン 「・・・」
なんと・・・ピグミャン選手・・・
シークレット選手が頬言書に書いた通りにならない!?
いったいなぜなんだ~っ!?
シークレット 「何で倒れないんですの~っ
頬言書に書かれたことが実現しない場合があるとしたら・・・
まさか・・・!!」
ジェニファー「コタエハ”ゼロ”デスー!」
桃桃 「今、ピグミャンは何も考えてないアル・・・アルない・・・」
ローズヒップ 「そう・・・頬言書は次の行動を示すもの。
”無”からは何も始まらない。
つまり”無”の境地に達した人には通用しない。
ピグミャンは今、頭の中で何も考えないことによって
完全に”無”の状態を作り出しているのね♪」
ミャリーナ 「そのようだな・・・きっとブラックホールは
尻尾で0点の答案用紙を突き刺すことで
そのことをピグミャンに伝えてくれたんだ!」
シークレット 「頬言書の裏技を見つけるとは大したものですわね・・・!
でも・・・本当に何も考えないなんてことが
できる人なんているんですかぁ?」
ピグミャン 「・・・」
ミュウ 「普段から何も考えていないピグミャンだからできるですぅ!
今・・・ピグミャンは完全に自由ですぅ♪」
頬王 「でもよ・・・この後どうしたらいいだか?」
ピグミャン 「・・・」
シークレット 「クスクス・・・無の境地にいる限りは安全ね。
でも・・・貴方ずっとそのままでいる気ですか?
頬言書を使わなくたってあなたとの実力差は圧倒的。
そろそろ攻撃いきますわよ」
ピグミャン選手・・・ずっと無の状態を保ったまま
ボーっとしています。
シークレット選手の攻撃に
ピグミャン選手このまま全く動かずに敗れてしまうのか~っ!?
ん・・・空から何かが降ってくる・・・?
ヒョイ♪ヒョイ♪ヒョイ♪ヒョイ♪ヒョイ♪
ヒョイ♪ヒョイ♪ヒョイ♪ヒョイ♪ヒョイ♪
なんと・・・観客席から大量のバナナの皮が~っ!!!
「ピグミャンは何も考えなくていい」
「いつも通りこれで滑るんだー!」
「そうすればきっと奇跡は起こる!」
「負けるなーっ!頑張れーっ!」
「ほっぺーっ!」
観客のみんなからピグミャンコールが巻き起こっています!!!
ピグミャン選手・・・
無意識のまま・・・足元の・・・バナナの皮で・・・
ピグミャン 「ツル~っ!!!」
・・・滑った~っ!!!
そうです、ピグミャン選手・・・今までもずっとそうだった・・・!
ピグミャン1人の力は弱いけれど・・・
最大の武器は・・・みんなの力を使うことができること・・・!
みんなの力が合わさった時・・・
ピグミャンの魂に・・・「炎」が・・・宿る・・・!
ボワッ!
ジェニファー 「ピグミャンニ炎ノオーラガ出タデスー!」
桃桃 「アルアルアルアル!」
頬王 「ついに炎の属性に目覚めただ・・・!」
ローズヒップ 「覚醒の瞬間ね!」
ミャリーナ 「ついに出るか・・・炎の奥義!」
ミュウ 「いくですぅ~っ!!」
七頬神・・・炎のピグミャン選手・・・
どんな大技が飛び出すのか~っ!!!!
ピグミャン 「運命は自ら切り開くものだっ!
炎のピグミャン究極奥義・・・
頬炎爆弾(ホイヤーボール)!」
えっ・・・?
かなり地味な技です・・・。
しかし・・・
その威力は・・・
ドカーーーーーーン!!!!!
シークレット 「ああぁぁぁぁぁぁ~ん!!!!!」
なんと・・・あの・・・シークレット選手がのた打ち回っています・・・!!!
シークレット 「あんっ・・・まさかぁ・・・ハァハァ・・・
七頬神ごときに・・・こんな・・・ハァ・・・結果になるなんてぇ・・・」
プシュッゥゥゥゥゥゥ~ッ!
ピ・・・ピグミャン選手・・・
あの・・・シークレット選手に・・・
まさかの勝利!!!!!
ピグミャン 「やったぁ~っ!!!」
長かった世界最強頬者決定トーナメント
優勝は・・・
ピグミャン選手に決定~っ
ジェニファー 「自分ノコトミタイニウレシイデース!」
ミュウ 「ピグミャンならやるって信じてたですぅ!」
ローズヒップ 「別に・・・嬉しくて泣いてなんか・・・いないんだからね!」
桃桃(ピンピン) 「この後ラーメン食べにいくあるよ!」
頬王(ほうおう) 「その後は祭りだでよ!」
ミャリーナ 「その後は世界一周大航海なんてどうだ?」
海賊ランジェリー 「悔しいが・・それに一緒に乗せて欲しい!」
頑固ほっぺ親父 「今日はラーメン、ピグミャンは無料にしてやるよ!」
ウサギ社長 「親父ケチケチけちすんな、全員分払ってやる!8億円で足りるか?」
ほっぺゴーレム 「グガァ~!」
ウサギマン 「ピグミャンさん、やっと決心つきました!好きで・・・ズテッ(←こけた)」
侍ピグミャン 「拙者、貴殿に仕えるでござる!」
ほっぺマン 「僕はほっぺマン!」
ピグミャン 「みんな・・・ありがとう・・・」
シークレット 「あぁんっ・・・惨め惨め惨め・・・
炎のピグミャン・・・早くとどめをさしてください・・・」
ピグミャン 「もう試合は終わったから恨みっこなしだよ。
シークレットも友達になろうよ」
シークレット 「何をのんきなこと言ってるんですか・・・
一度頬言書に書いたことは絶対起こる。
私が生きている限り・・・地球は滅亡の運命から逃れられない・・・」
ピグミャン 「そんな・・・」
これは・・・ピグミャン選手・・・究極の選択を迫られました!
シークレット選手の命か・・・地球の命か・・・。
ブラックホール 「貴様ができないなら我輩が・・・」
お~っと・・・準決勝で敗れたブラックホール選手が意識を取り戻していた~っ!
そして・・・ゆっくりとシークレット選手にとどめをさしにやってきた~っ!
ピグミャン 「ブラックホール・・・待って!
地球と、シークレットが共存できる何か良い方法を探そうよ」
ブラックホール 「ピグミャン、相変わらず甘いな・・・」
シークレット 「・・・」
ブラックホール 「・・・まぁピグミャンに免じて今回はシークレットを許してやろう」
ピグミャン 「ありがとう!!!
・・・ねぇブラックホールの力で
地球滅亡を取り消せるんだよね・・・?」
ブラックホール「いや・・・頬言書に書かれたことは絶対だから、
シークレットを消さない限り、取り消すことはできないだろうな・・・
ただし・・・今から76億年後の話だから、
地球人はあまり気にしなくていいぞ」
ピグミャン 「なんだぁ~っ・・・そんな先かぁ~っ!!!」
なんと・・・地球滅亡は・・・結構先の話でした~っ!!
いや~本当に助かったぁ・・・!!
ピグミャン 「じゃあさ・・・シークレット、これからもよろし・・・」
シークレット 「クスクス・・・敵に恩情をかけられたのなんて生まれて初めて・・・
私にとどめをささなかったことを、いずれ後悔しても知りませんからね!」
タンッ!
お~っと・・・シークレット選手が逃げてしまった~っ!!!
これは・・・放っておいて大丈夫なのか・・・!?
ブラックホール 「もう心配はいらん、
奴もこの戦いを通してきっと何か感じることがあったはず・・・
我輩のようにな・・・」
~世界最強頬者決定トーナメント編~
おしまい
さぁて・・・本当にいろいろあったけど
みんなの応援のおかげで
ピグミャンは無事・・・
優勝することができました
残るほっぺ四天王はあと2人・・・
でも・・・いつ地球にやってきたって大丈夫・・・
だってピグミャンには・・・
大好きなみんながついてるから