11日(土)のドラマ「友情」を観て

ずっとずっと心の隅にあったつっかえがようやく取れた感じがしました。

 

夫が居なくなってから 

最善の治療をしたのかな?とか 迷いみたいなものがありました。

夫の主治医は、ご縁があって大学病院の院長先生。

チームS(先生の名前)の総力をあげての治療は本当に感謝してます。

でも ほかにも方法があったんじゃないかしら?と去年 葬儀が終わって

一人になった時からモヤモヤしてました。

 

2020年4月1日 病気が見つかり ← この日付が冗談好きな夫らしいや。

一週間後 紹介状を持って大学病院へ行きました。

先生からは「残念ですが、進行性の食道がんです。ステージは2~3。治療はできます。」と。

夫は覚悟ができていたのか 淡々と受け止めていましたが、私は・・・

大学病院へ行くまでの数日間 ネットで見た限り 食道がんの5年生存率がものすごく低くて、

絶望感にさいなまれてました。(夫には微塵も感じさせないように陽気にしてましたけど。)

 

それから 入退院を繰り返して なかなか消えない癌細胞。

最終的に当時食道がんにも使えるようになった「オプジーボ」免疫療法にチャレンジしました。

3回 投与した時点で 治療中止。

 

夫が亡くなったのはオプジーボのせいじゃないかとずっと思ってました。

 

土曜日のドラマを観て

平尾さんも同じ治療をしていたんだ!

山中教授が勧めた免疫治療。

間違ってなかったんだ!と納得しました。← 本当に失礼な話よね。

 

平尾さんが同志社大学時代からのファンで

夫公認のファンです!(笑)

この本も夫が買ってきて、自分が読んだ後に私に貸してくれました。

当時は病気とはまったく縁がなかったので、

フムフムと読んでいましたけど、

 

土曜日のドラマを観て、

始まりから号泣。(^^;

夫の闘病とダブって・・・

入院していない時は普段通りに生活していたので。

愚痴を言わない夫なので、私は夫の苦痛を知る由もなく。

でも こんなこともあったな~とか当時を思い出してました。

 

それに本木さんが平尾さんにソックリなのにはびっくり。

最期の方は減量して(デニーロアプローチって言うんだってね。)

死期が近いことをうかがわせる容姿になってました。

 

常に前向きで周りへの気配り、決してネガティブなことを言わない。

平尾さんのファンで居てよかったと再認識したドラマでした。

日本開催のW杯まで生きてて欲しかったな~。

 

ドラマの中で流れるユーミンの「ノーサイド」も泣かせられたな~

 

 

わが夫も決してネガティブなことは言わなかったですよ~。

だから 呑気な妻は死が迫ってることを全く感じなくて、

亡くなる前日までお仕事に行ってたからね。(^^;

 

夫の主治医は夫が亡くなった後にお悔やみのお手紙をくださったほどの人格者でした。

私が、セカンドオピニオンしなくてもいいの?と言っても

「S先生を信じてるから、あの先生以上の医者は居ない」とも言ってました。

夫は人を見る目があったんですね。← 惚気かな?

 

「友情」もう一回 読み返そう。

そして 私もポジティブに生きよう♪