乾燥により唇があれたり切れたりする時に
化粧品のいらない肌に導く化学者
大川明伸（はるのぶ）です。
空気が乾燥し始めるこの季節は
肌だけでなく唇の乾燥によるあれなども
悩みのひとつかもしれませんね。
少し油断をしますと
唇が切れて血がでてきたり
皮がむけてきたりと…
あるいは
乾燥して皮がむけた唇の皮が気になって
ひっぱって傷つけてしまうことも
あるかもしれません。
そんな唇は肌と少し違い
粘膜もしくは皮膚と粘膜の中間のような
異なる性質のものだと考えられています。
肌と大きく異なるところは
唇には皮脂腺や汗腺がないこと。
そのため
唇は肌のように
皮脂膜をつくることができません。
肌に比べると
水分保持力が弱いことになります。
つまり
肌以上に繊細で乾燥しやすく
あれやすいということになります。
その唇が乾燥してざらついたり
硬くなったときには、、、
つい唇を舌で舐めて
水分を補いたくならないでしょうか？
しかし
唇を舐める行為は
唾液によって膨張した唇の表皮が
その後の水分蒸発時に唇から余分に
水分を蒸発させてしまいます…
そのうえ
弱くなった唇には
舌による物理的刺激も
あまり好ましくありません…
さらに
唇の唾液が乾燥した後に残る
塩分や酵素で炎症をおこす可能性もあります。
肌の場合は
正常なターンオーバーは
部位によって異なりますが
一般的に約２８日とされています。
それに対し
唇のターンオーバーは３日から６日くらいで
生まれかわることも大きな違いです。
唇の場合は
まめに油分を補ってあげれば
肌に比べすぐにうるおいのある唇に回復します。
乾燥する季節に
肌とは違ってあれてしまった唇のケアは
消炎成分や油脂でつくられたリップなどで
３日から６日のターンオーバーの期間は
刺激を与えないように、、、
しっかり
保護してあげることが
最も有効な対策になりますね。
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