おこもり美容にフェイスパック
大川明伸（はるのぶ）です。
おそらく多くの人が
幼い頃からお世話になっている
救急絆創膏。
切り傷やすり傷など。
わたしたちの肌のために
欠かせない存在になっていますよね。
ところで、、、
救急絆創膏はどれも同じではなく
３つの種類があるのはご存知でしょうか？
医薬品、医薬部外品、医療機器。
医薬品医療機器等法では
救急絆創膏の仕様によって
この３つに区分されています。
しかし
現在は2000年の法律改正にともない
ほとんどが医薬部外品と医療機器の
絆創膏になっています。
そして
現在は医薬部外品、医療機器の絆創膏は
薬局だけではなく登録販売者がいる
スーパーやコンビニでも
購入することができます。
医薬部外品の絆創膏には
不織布のパッドと呼ばれる部分に
アクリノールや塩化ベンザルコニウムなど
殺菌消毒薬が含まれています。
一方
医療機器の絆創膏には
薬品は含まれていないので
単なる傷口の保護が目的となります。
わたしが子供の頃は
黄色い粉（ビスマス）を
傷口につけていました。
傷口を乾燥させることで
肌にかさぶたをつくらせて
傷を塞ぎ、、、
かさぶたの下の体液で
傷を治すという“ドライヒーリング”と
いわれる治療方法です。
かつては
この治療方法が有効だとされていました。
しかし
現在の医療では
かさぶた内部の体液量が少なくなることから
傷の治りが遅くなるとされています。
今では
まったく逆の“モイストヒーリング”といわれる
治療方法が主流になっています。
傷口に
かさぶたをつくらせず
絆創膏で傷を塞ぐこと。
このほうが
内側が体液が十分満たされた状態が
維持されます。
傷口を
湿潤環境で維持することで
自然治癒力が働き
皮膚の再生が早くなります。
肌を
湿潤環境で満たしてあげれば
肌再生が早くなる…ということですね。
美容の世界でも
フェイスパックが有効とされている
原理と同じです。
肌の調子が優れないときには
フェイスパックは有効な方法のひとつ。
ただ
フェイスパックの際に
肌とパックに隙間がありますと、、、
その部分から通気し
乾燥してきますので
まったく意味がなくなります…。
モイストヒーリングには
ならないわけです。
ですので
フェイスパックをおこなう際には
肌とシートの隙間がないように
顔にピッタリつけてくださいね。
さらに
不織布のシートよりも
お顔にお気に入りの美容液などを
塗布した後、、、
食品用ラップを活用して塞ぐのは
密封性が高くなるので有効です。
そのうえに
ホットタオルをのせてあげると
血流もよくなるのでさらに効果的です。
ただし
食品用ラップを活用する場合は
息ができるように鼻の部分は
先に穴を開けておいてください。
季節の変わり目は
温度、湿度がとても不安定です。
すぐに
肌が環境の変化に対応できず
肌の調子も不安定になりがちです。
肌の調子がよくないときには
いつもの美容液やクリームなどを
塗布されるときに、、、
フェイスパックによる
“モイストヒーリング”を
上手に取り入れてみてくださいね。
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