
芥川賞で話題の「火花」は読みやすく、朝からかかってお昼すぎには読了しました。
まったく別の世界で生きている芸人たちの感性に触れられるのが新鮮で、楽しく読めました。
大物が繰り返す発言やそれらの著書に端を発する業界のメジャーな哲学というか、強力な潮流に自身を重ようとしながらも、すべてを迎合できない又吉さんの芸に対する高潔な姿勢態度が随所に表われている・・・個人的にはそんな風に感じました。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、神谷と真樹と徳永の物語は泣けた。
「ノルウェイの森」の永沢とハツミとワタナベの関西バージョンみたい...。
※以上は自分勝手な、浅はかな感想です。