豚袋でございます。
本当にご無沙汰いたしました。いつの間にか久々だった前回のスターリン記事から更にひと月がたってしまいました。このひと月(ふた月か)というもの仕事の内容はともかく、自分でコントロールできない仕事ばかりで結果としてここ数年ない時間のとられ方をしてしまいました。お休みいただいている間も、皆様のあたたかいメッセージをいただき感謝の気持ちでいっぱいでございます。ありがとうございました。まだまだ時間に余裕のない豚ではございますが、徐々に皆様のところにお邪魔させていただきたいと思っております。不義理な豚でもうしわけございませんが、今後とも豚袋のブログをご贔屓いただけますようお願い申し上げますm(_ _)m
ブログを更新できない間は正直精神的に余裕のない、何かに飲み込まれてしまいそうな日々が続いておりました。皆様はそんな時、無意識にまるで自分を鼓舞するかのごとく、ふと口ずさむ歌があったりしませんでしょうか?ベタベタでお恥ずかしいのですが私の場合、ジョン・レノンの「Power To The People」と、ここに取り上げるクイーンの「We Are The Champion」がその代表のようです^^;そんな訳でひさびさの記事はクイーンを取り上げようと思います。
クイーンは齢40を越える豚にとっては、当然リアルタイム体験のバンドでございます。豚のクイーン体験の最初は名曲「KILLER QUEEN」でした。1975年頃のことだったと思います。不思議な感触でした。重厚なコーラス、奇異なリズム、伸びやかで聞いたことのない音色のギター、そして何よりもふざけて歌っているのではないかと思うフレディのボーカルが鮮烈な印象をもたらしました。しかしながら当時はまだ小学生でビートルズを後追いで聞くのに夢中で、また、当時の腐女子の間でミーハー的な人気があるという事実にちょっとだけ抵抗を感じていたこともあり、積極的に聞こうとは思いませんでした。やがてこれまた後追いのZEPPに夢中になってしまったのでさらにクイーンは後回しになってしまいました。
初めて聞いたアルバムは4枚目の「オペラ座の夜」でした。豚が聞いたのは1977年で少しリリースから時間が経っていました。誰もが認める初期クイーンの名作。当然感銘を受けました。ミーハー人気のバンドというレッテルはもはやどうでもよく、これはスゴイバンドだ、と改めて思いました。それから俄然興味を持ち、ファーストから既にリリース済みだった5枚目の「華麗なるレース」まで聞きまくりました。そしてそんな折にタイムリーにリリースされたのがこの6枚目の「世界に捧ぐ」でした。
We Will Rock You
1曲目のWe Will Rock Youで完全にロック・オンされてしまいました。ドラムのドタドタとラップのようなボーカルだけの展開に徐々にベースとギターが絡んでゆく圧倒的なかっこよさ!今でもよく耳にする永遠のアンセムです。続くWe Are The Championsはもう圧巻の一言でした。動と静の対比に加え、自らを王者よばわりするその傲慢な自信。ここまで確信的肯定的な歌詞は反発の余地なく確実に私の心を捕らえました。この2曲はクイーンを聴いたことがない人でも必ず耳にしている名曲だと思います。
豚はクイーンのアルバムのなかで「世界に捧ぐ」が一番好きです。無論この2曲によるところも大きいのですが、その他の曲が素晴らしくまたバラエティに富み、ZEPPでいうところの「フィジカル・グラフティ」的な確信的音楽性と百花繚乱的な美しさに満ち溢れていると思うからです。クイーンは全員が作曲できるマルチプレイヤー揃いですが、フレディ色と他のメンバー色のバランスが一番とれているアルバムだと思うのです。3曲目のハードなSheer Heart Attack。All Dead, All Deadのメランコリックさ。ディーコンの佳曲Spread Your Wingsの美しさ。以下、最後のMy Melancholy Bluesに至るまで、動と静と音楽性の拡がりがあってものすごい引力を放っています。まったく捨て曲がないのですが、豚はなかでもこの2曲が大好きです。
Spread Your Wings
It's Late
このアルバムの後、「JAZZ」「LIVE KILLERS」「THE GAME」とリリースしましたが、豚が聞いたのはそこまでです。以降のアルバムはまったく聞く機会を失ってしまいました。従って自分にとってのクイーンは70年代でほぼ止まってしまっている、といっても過言ではないでしょう。またその後があったとしても、フレディの死によってすでにバンドは終わっていると思います。不世出のエンターティナー、フレディ・マーキュリーがいたからこそのクイーン。いかに素晴らしいボーカル、ポール・ロジャースの兄貴を以てしてもそれはやっぱりクイーンじゃないのです。
最後に自分のカンフル剤で締めたいと思います。それでは、また^^!
(INDEXの「Q」がやっと埋まりました(笑))
(INDEXの「Q」がやっと埋まりました(笑))
We Are The Champions