PRIMAL SCREAM / XTRMNTR (2000) | 極私的洋楽生活

 

イメージ 1

 

豚袋でございます。町田町蔵もとい町田康がつまんねぇ話題でメディアに取り上げられていますね。どうしても作家というより町蔵なんですよね。俺の存在を~頭から否定してくれ~♪イヌですINU。邦楽生活も書こうかな、とつい思ってしまいましたでブヒ。

さてノストラダムスの大予言の終末・1999年7の月もあっさり何事もなく過ぎ、思った以上に淡々と迎えた2000年。ミレニアムの幕開けにいきなりリリースされたのが、このアルバム・エクスターミネーターでした。

プライマル・スクリームは本当につかみ所がないというか、定型を持たない稀有なバンドです。アルバムリリースごとに前作と全く違う音楽を提供し続けており、逆説的に「裏切られる事に期待を寄せられる」、それがファンにとっての存在理由にもなっている、かつずっとメジャーであり続ける変なアーティストであります。このアルバムに至るまでは、1STはフォーク・ロック、2NDはガレージ、3RDはアシッドハウス、4THは初期ストーンズ、5THはダブ&サイケと全く一貫性のない無節操な変遷を経ております。また、次回作までやや時間も空くようです。ずっと活動しててここまで12年で5作品ですから。もうちょっとがんばれよ、みたいな。

で、15年で6THの本作は、テクノエレクトロニック・デジパンク・ロックとでも申しましょうか、そんな感じの音になっております。豚はこれが一番好きです。プライマルが好きというより、このアルバムが好きです。不気味なイントロから始まり爆音歪音盛りだくさん、攻撃的ながら妙なドラッグ的浮遊感満喫。本当に楽しいアルバムです。ボーカルが素人臭い下手さなところも妙にチャーミングでマッチしています。計算されてるんだろうな~^^

本作以降もライブ盤やベストなどを出しつつ、やっぱり裏切り続けているようです。最近作はカントリー&南部ロック、みたいな感じらしいです。脱帽。。。


Kill All Hippies

 

Swastika Eyes