かなーり久々のネタ記事笑い泣き

最近あまりにも書く事が無いので、数少ないストックを絞り出してみましたm(_ _)m

 

①マモノ

魔物ではありません(笑)
漢字で書くと真物
定尺板のコンパネや化粧板のように工場出荷時の状態の(要はマッサラな)ままの部材の事を指します。
 
対義語となるのが、②ヤクモノ

こちらは真物に穴を空けたり寸法で一部分をカットしていたりと、マモノを加工してある状態のものを指します。

漢字では役物

壁にキッチンパネルを張る時なんかに、

窓枠や梁があるのでその部分をカットしたり、

スイッチやコンセントの穴を開けたり、

それらの加工を施した部材の事を言います(^-^)

 

③キリカキ

切欠と書きますニコニコ 

先述のヤクモノと関連して、

それらの加工作業やカットした箇所の事をこう呼びます。

動詞形になると切欠くチュー

また寸法を縮めたり、ちょっとだけ端っこをカットしたりと言う行為はいじめると言ったりもします。

 

 

④出隅・入隅

出隅はでずみ(ですみ)

入隅はいりずみ

と読みますニコニコ

 

どちらも部屋なんかの角(かど)を意味しますが、

出隅は出っ張った側の角、

 
 
 
入隅は引っ込んでいる側の角
 
 
を意味しますウインク

また、特殊な形状で三方出隅というのがあり、

これは、天井なんかで一部段差がある空間に出来るケースがあります。

※画像はお借りしましたm(_ _)m

 

この木目調の天井部分はクロスらしいびっくり

三方出隅は内装職人泣かせの厄介なカタチです(>_<)

 

そして更に泣きが入るのはニッチ笑い泣き

※こちらの画像もお借りしましたm(_ _)m
壁の一部か引っ込んでいてちょっとした飾り棚的に使ったり、
給湯器のリモコンやセコムの機械を設置する空間にしたりと人気の仕様なのですが、
クロス張りは大変(>_<)

特に↑みたいな五角形だと、クロスをどこで縁切るかによって隙間が出来たり模様が変わったりするので…

キチンと仕上げようとすると非常に手間がかかります(ToT)

過去に私が張ったのは下辺もカウンターではなくクロスで、

背面もアクセントではなく同じ柄のクロス笑い泣き

悪戦苦闘してどうにかこうにか張り終えた覚えがあります~(苦笑)

 

 

➄バカ棒

墨出し(マーキング)なんかをする場合、

同一の寸法を何ヵ所も印したり、基準になる長さや高さなんかが必要だったりするときに、

一定長さの棒状のものをゲージ(治具)として使ったり、

その棒に必要な寸法の目盛りを書いておいたりします。

この棒をバカ棒と呼びますニコニコ

由来は「素人でもこれがあれば計れる」で「バカでも使える棒」って事らしいのですが、

個人的には嫌いな表現なので私はまず使いませんムキー

職人言葉は乱暴でイカツイ表現が多いので、

その辺りの相手を見下したりバカにしたりする言葉が苦手で、未だに馴染めません(苦笑)

※実際に使ってる職人は全然悪気のない場合も多いのですけどね~(^-^;

 

⑥ハト小屋

ビルやマンションの屋上にある小屋なのですが、

ハトを飼う為の設備ではありませんニコニコ

実際のハト小屋↓

材質や形状は様々ですが、

これは屋上階の天井スラブを貫通したダクトやパイプを保護するための設備です爆笑

見た目がそのまんま名前の由来になっています(笑)

 

ですが用途は全く別で、

配管の貫通部分はそのままだと漏水(雨漏り)の原因になりやすいため、

配管が天井を抜けた部分に、このハト小屋でかぶせ物をするような形にし、雨水の侵入を防ぎます。

そして、このハト小屋の中で配管を90°曲げて平行に伸ばせるようになるため、屋上の配管施設が容易になります(^o^)

このような雨水の侵入をガードをする対策の事を雨仕舞いと言いますΨ( ̄∇ ̄)Ψ

 

 

※画像はネット上から借りまくってきましたm(__)m

 

以上、また思いつく限りの現場用語をご紹介しました。

 

↓過去の同系記事はこちらにm(__)m

 

 

 

以前も書きましたが、世代や業種によって同じ言葉でもニュアンスが違ったり、まったく違う物を指す場合もあるので、まぁ一例としてお楽しみ頂ければ幸いですm(_ _)m