原子炉建屋から排水口へ水の跡 高い線量確認、海に流れる?

2011年3月26日 23時48分 (2011年3月27日 01時24分 更新)

 東日本大震災による東京電力福島第1原発事故で、経済産業省原子力安全・保安院は26日、2号機の原子炉建屋から一般排水口に水が流れた跡があり、毎時15ミリシーベルト程度の放射線量が確認されたことを明らかにした。建屋内から高い線量の水が流れ出るなどした可能性がある。排水口は海につながっているとみられる。原発の放水口付近の海水から法令が定める濃度限度の約1250倍の放射性ヨウ素や、高濃度のセシウムが検出されているが、保安院は「関係はよく分からない」としている。