来歴・人物


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栃木県 宇都宮市 生まれ。栃木県立宇都宮高等学校 卒業後、早稲田大学 政治経済学部へ進学。

1966年 大学入学時は学生運動で騒然としていた。早稲田キャンパス新聞会に入会するが、政治的対立のため、除名。文章表現研究会に入会し、現代文学に親しむ。また、日本各地や、沖縄、韓国、東南アジアなどを流浪する。また、大学にもどると、デモに参加していた。

那覇 のナイトクラブでバイトした経験を処女作「途方にくれて」として執筆し、雑誌『早稲田文学 』に投稿。当時、「早稲田文学」の編集長だった有馬頼義 が主宰する若手作家のサロン「石の会」に参加し、三浦哲郎 高井有一 後藤明生 色川武大 らと知り合う。

1970年 大学卒業時に集英社 の内定を得ていたが、『早稲田文学』に「途方にくれて」が掲載されたため、就職せず留年。「自転車」で第1回早稲田文学新人賞 を受賞する。翌1971年 大学卒業後、結婚。妻は大正期の劇作家小山内薫 の孫に当たり、『早稲田文学』編集部に勤務していて立松と知り合った。2年間は流浪の生活が続く。土木作業員、運転手、魚市場の荷役、病院の看護助手など職を転々。この頃、伝説的な新宿の喫茶店「風月堂 」で、中上健次 と出会う。

1972年には妊娠した妻を実家に帰し、3ヶ月のインド旅行に出かける。同年、テレビ・ディレクターだった田原総一朗 が1969年に企画した、山下洋輔 がバリケードの中でピアノを演奏したイベントを、「今も時

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として小説化。新潮新人賞 候補となり、商業誌デビュー。

1973年 、経済的理由から帰郷し、宇都宮市役所に就職。栃木を題材にした小説を書き続ける。1979年 退職し、文筆活動に専念。同年に発表した「閉じる家」「村雨」で二度、芥川賞候補となる。1980年 遠雷



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野間文芸新人賞 を受賞。1981年 にはATG により『遠雷』が映画化される。 1984年 、宇都宮の家にある本を全部売り払い、東京に移住。取材でレバノン を訪れる。福島泰樹 に薦められて、ボクシングを始める。ボクシング体験は著書『ボクシングは人生の御飯です』にまとめている。また映画『蜜月』(1984年)では脚本を担当。

1985年 には、香港-北京ラリーにナビゲーターとして参加。『地上の翼 香港-北京ラリー優勝記』に執筆。1989年12月~1990年1月には、写真家・小川義文 がチーム監督をつとめたチームによる、パリ・ダカールラリー に1号車ナビゲーターとして出場。『パリ・ダカ 砂の水平線』に執筆。 1986年 から、テレビ番組ニュースステーション のコーナー「こころと感動の旅」に出演し、その独特のトークで注目される。その旅の内容は『霊を友として こころと感動の旅』にまとめている。1993年 の『光の雨 』で「盗作事件」を起こし、社会問題となる。事件以後、テレビ出演等が急減した。

1997年 『毒 - 風聞・田中正造 』で毎日出版文化賞 受賞。

2002年 3月、歌舞伎座 上演『道元 の月』の台本を手がけ、第31回大谷竹次郎賞 受賞。2007年『道元禅師』で第35回泉鏡花文学賞 受賞。

2008年 6月、新潮社より刊行された長編『二荒』が、『光の雨』同様、参考文献として挙げていた別の人物から、「作品中に自著(福田和美 、日光鱒釣紳士物語)からの引用がある」との抗議を受け絶版となり、二度目の「盗作事件」と報道された。その後、再構成や再修正を経て、勉誠出版 より『日光 』と書名を変更し出版された。

長女の山中桃子 (横松桃子、1977年 - )はイラストレーター・絵本画家で、立松の著書に多くの挿絵を描いている。また長男の心平(1972年 - )は林心平 の名で文筆活動を始めている。

行動派作家として知られ、自然環境保護問題にも積極的に取り組み、徳島で、川の学校 の講師を務めたこともある。小説のほか、紀行文、絵本、戯曲、など、純文学作家としては異例なほど著書が多い。また近年は仏教への関心を深めており(インドへの関心は若い頃からのもの)、その方面のエッセイ類も多数ある




好きな作家の一人ですね

そんなによんでいるかといえば


そうでもないですがね



今も時だ


遠雷

これはいいですわ



今も時だ



田原聡一郎のドキュメントを小説にしていますがね


山下洋輔の

演奏ですがね


セクトの違う学生たち


ある集会で山下が


ピアノを弾くことになる


反発する


別のセクトの学生


つぶしにくる

まさに


そのとき


山下のピアノが炸裂する

あまりにすごいので


学生たちは


主催するほうも


つぶしに来たほうも


聞きほれてしまう


圧倒されて


そんなドキュメントだった



遠雷は

都会の農業を描いていた


東京近郊かな

舞台はね


この映画は


石田エリがよかったなー


ラブホテルで


永島に対して


オールヌードで


「私、あなたで5人目よ」

と告白するしーんは


印象的