「ヌードの夜2」、もう両手に余るほど見ているので、
流石に飽きたかと思っていましたが、
見てみるとやっぱり映画の中に引き込まれ、感情を揺さぶられる。
佐藤寛子さん、素晴らしい。
自分の命を燃やすために、
芸術家として、彼女があえて危険な道を選ぶのは当然です。
負けにはならないという根拠が十分にあるとはいえ、
吉と出るか凶と出るか、結果は定かには見えない中で、
ためらいながら、
人生の「縁」のなかで、
自分の全てを投げ出されました。
選んだその道の途中で、
彼女は己を殺し、
再生させて見せた(演技プランを監督に全て否定された中で、自分でも予期しない芝居をした)。
そのおかげで、映画「ヌードの夜2」での彼女は、
精一杯の生命力を「爆発」させていました。
石井隆監督も、
己を殺し(ヒロインのイメージを変更し)、
少女の、命の爆発を映像化することを選ばれた。
石井監督とは、深いところで、繋がってる。
昨年末のイベントで、確か彼女もそういっておられましたっけ。
キャリアは違えども、それは同じ芸術家同士の共感だったはず。
多くの誤解を引き受けながら、
傷つきながらも、
選ぶべき道を選んだ彼女に敬意を表したい。
愛しい人々に囲まれながら、孤独の中で、
羽を広げ、ゆらゆらと空を浮かんでいる。
そんな彼女の美しさを称えたい。