今年の夏の影響が今も続いています
今年の夏は記録的な暑さが続き、例年よりも長く厳しい暑さに見舞われました。季節は冬へと移り変わりましたが、身体の中にこもった熱が抜けきらないまま、空気の乾燥が進行し、思わぬ体調不良を起こしておられる方が多いという印象を受けます。
「鼻水が出る」「咳が止まらない」「のどが痛い」「頭痛がする」——このような症状があると、多くの方は「風邪をひいたかな?」と思われるかもしれません。しかし、実はそうではないケースが少なくありません。
これらの症状の多くは、乾燥と体内の熱が原因で起きます。
乾燥が粘膜に与える影響
冬の空気は非常に乾燥しており、私たちの身体の粘膜の働きを低下させます。粘膜は免疫機能と深く関わっており、ウイルスや細菌に対する抵抗力を担っています。
乾燥によって粘膜が傷つくと、身体は自らを守るために鼻水を分泌して粘膜を保護しようとします。また、咳は体内にこもった熱を外へ逃がそうとする身体の反応です。のどの痛みや頭痛も、体内に残った熱が原因となっていることが多いのです。
乾燥による粘膜の機能低下と、体内にこもった熱——この二つが重なることで、風邪のような症状が現れやすくなります。このような状態でいくら風邪薬を飲んでも根本的な問題解決にはなりません。
これから本格的に感染症が流行する季節を迎えます。だからこそ、今の内から乾燥対策を万全にしておくことが重要です。粘膜を健康に保ちウイルスや菌が入り込まないように防ぐことが、感染症予防の基本です。
乾燥対策の基本は「水」をしっかり摂ること
乾燥対策として最も大切なのは、しっかりと「水」を飲むことです。ここで強調したいのは、お茶やコーヒー、紅茶ではなく「水」であるということです。
お茶やコーヒー、紅茶には利尿作用があります。これらの飲み物は体内の水分を排出する働きがあるため、かえって脱水側に働いてしまいます。もちろん、お茶やコーヒーを飲んではいけないということではありません。これらは嗜好品として楽しみ、水分補給はきちんと「水」で行うことを心がけましょう。
身体の約60%は水分でできています。この水分が不足すると、粘膜も当然乾燥します。意識的に水を飲むことで、身体の内側から潤いを保つことができるのです。お肌の潤いは内側からということですね。
1日に飲むべき水の目安量は、1.5リットルから2リットルです。一度に大量に飲むのではなく、こまめに少しずつ飲むことが大切です。
水を飲む時の工夫 ー 背あぶりのすすめ
ただし、水を飲むと身体が冷えてしまうという方がいらっしゃいます。そこでおすすめなのが「背あぶり」をしながら水を飲む方法です。
背中を電気ストーブで熱することで身体に陽のエネルギーを補うことができ、水を飲んだ冷えを相殺します。
背中には腎臓があります。
腎臓は冷えにとても弱い臓器です。
背中を温めることで、腎臓の働きを助けることができます。
腎臓の働きが鈍ると、水を飲んでも保湿や潤いという働きに回らず、むくみや冷えという働きをしてしまいます。背あぶりをしながら水を飲むことで、水分補給による冷えを気にせずに、しっかりと身体を潤すことができます。
朝起きた時や、就寝前など、一日の中で何度か背あぶりをしながら水を飲む習慣をつけてみてください。身体が温まった状態で水を飲むことで、皮膚に潤いが生まれ、免疫力が改善します。
まとめ
どうせ飲むなら、質の良い水を選びたいですね。
私は浄水器を通した水を飲むようにしています。
粘膜を守り、免疫力を維持するためにも、日々の水分補給を見直してみられてはいかがでしょうか。
身体の内側から潤いを保ち、乾燥し、風邪が流行する冬を健やかに乗り越えましょう。




