健康でも病気があっても、その人が幸せそうに生きている方がいい。
健康と言われている人で、不幸せそうにしている人がどれだけ多いことか。
病気をお持ちでも毎日を楽しく生きていらっしゃる人もいる。
健康でいることを強いる社会は、ロボットな自分でいることを強いる社会でもあります。
これだけ個人を大切にしながらも。
私たちは健康になりたいです。健康な人は健康がほしいと普段から思ったりはしませんが、風邪をひいた時ですら、健康な状態が懐かしく思います。二日酔いの時でさえ、健康な状態を懐かしみます。
それでも社会はみなさんに健康でいることを強要します。
病気にすらなれない社会。
それこそが不寛容な時代を象徴するのではないかと思います。