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東方見聞録
薩摩切子のグラスに
かち割り氷をカランと一つ
美味しい井戸から
お水を頂戴します
あちらからだうぞ
黒色御髪たゆたう
遺伝子情報ですの
帝の巫
京に
向って
時代錯誤
常軌逸する女のブレイン開示
紫煙揺らめくカァテンの向こう側
誰かいな
誰かいな
後ろの正面誰かいな
格子の隙間に見え隠れ
花魅道中見え隠れ
はんなりしゃなり
高下駄引きずる音のする
早春の桃の香り
桜の風に散る見事さよ
土手の菫の可憐な姿
茉莉花のお茶の香り
朝顔の蔓の作る影
風鈴の耳に涼しき声
紅葉の艶やかさ
蟲の鳴き声
秋雨の趣深しこと
雪を隠した雲の色
底冷えの朝
七輪の炭の弾ける音
日出国に生まれし
大和民族の
何と恵まれしことか
この恩恵に心より感謝致します
薩摩切子のグラスに
かち割り氷をカランと一つ
美味しい井戸から
お水を頂戴します
あちらからだうぞ
黒色御髪たゆたう
遺伝子情報ですの
帝の巫
京に
向って
時代錯誤
常軌逸する女のブレイン開示
紫煙揺らめくカァテンの向こう側
誰かいな
誰かいな
後ろの正面誰かいな
格子の隙間に見え隠れ
花魅道中見え隠れ
はんなりしゃなり
高下駄引きずる音のする
早春の桃の香り
桜の風に散る見事さよ
土手の菫の可憐な姿
茉莉花のお茶の香り
朝顔の蔓の作る影
風鈴の耳に涼しき声
紅葉の艶やかさ
蟲の鳴き声
秋雨の趣深しこと
雪を隠した雲の色
底冷えの朝
七輪の炭の弾ける音
日出国に生まれし
大和民族の
何と恵まれしことか
この恩恵に心より感謝致します
幽世(かくりよ)
今晩わ。
幽世から参りました。
道すがら
飴玉を落とし落とし参りました。
ビィドロの音
ぺこん ぴこん
お下駄鳴らして
からん ころん
あたくしでよろしくて?
取っ替えましょか?
次に来る娘は可愛い娘
ぺこん ぴこん
からん ころん
飴玉辿って戻りましょ。
幽世まで戻りましょ。
今晩わ。
幽世から参りました。
道すがら
飴玉を落とし落とし参りました。
ビィドロの音
ぺこん ぴこん
お下駄鳴らして
からん ころん
あたくしでよろしくて?
取っ替えましょか?
次に来る娘は可愛い娘
ぺこん ぴこん
からん ころん
飴玉辿って戻りましょ。
幽世まで戻りましょ。