こんにちはグリーンハート宮下みえですニコニコ


自伝的小説もこれで3話目となりますクローバー


前回のお話はこちら↓


最初から読むにはこちらからどうぞ↓



これまで辛かったことが多かったですが


今回はそんな過去の中で 


好きだったこと 夢中になれたことについて書いていますニコニコ



仕事を通して得られる喜びを感じたのは


この時が純粋に一番強く感じられたような気がしますコーヒー









大学生活で 覚えているのは 部活とバイト


授業のことはあんまり覚えてない


バイトに熱中しすぎて 朝起きられなくて

1年生にして単位を取り落としたくらい


ファミレスでのバイトは 大変だったけど楽しかった


ホールで注文を受けたり 配膳したり

でも一番大変だけど楽しかったのは パフェを盛り付けること


注文が重なると 裏ではてんやわんやだったけど

パフェのアイスやフルーツの盛り付けが上手くできると

何よりも嬉しかった

それを見たお客さんの笑顔も 嬉しかったなぁ


ファミレスのバイトは1年くらいやって

次に居酒屋のオープニングスタッフでバイトを始めた


居酒屋の仕事はあまり印象に残っていないけど

ファミレスの時に一緒だった 同じ学部の友達が

居酒屋でも一緒だった…ような気がする


「ような気がする」というのは

実はその友達との記憶は まるで靄がかかったように

正直よく覚えていない


その後 大学卒業頃に その子について

私の人生がひっくり返るほど辛い出来事があったから…


これについては 後ほど詳しく語れたらと思う



居酒屋のバイトはあまり長くは続かず



次は 家の近くのケーキ屋さんで

バイトを始めることになった


そのケーキ屋さんは 近所でも人気で

カフェとしても居心地がよく


そこまで広くない店内は

ランチタイムには満席になることも多かった


まだ小さい子のいるご夫婦が経営していて

旦那さんが店主でシェフ

奥さんが時々手伝いに来ていて

あとは女性のパティシエが1人


そしてホールとして

忙しいランチタイムや奥さんの入れない夜の時間をカバーするバイトが私だった


つまりかなり小さなお店で

まるで家族のようなアットホームな空間が

私にはとても居心地がよかった


そして 私がこのバイトで一番楽しみな時間は…


お客さんに食後のデザートのケーキを選んでもらう時間だった



ランチタイムには ハーフサイズのケーキが付く


このケーキを楽しみに来ているお客さんも多い


食事を食べ終わる前のタイミングで

お客さんのテーブルに

サンプルのケーキが7〜8種類のったプレートを持っていくと


みんなが「わぁっ…!」と 嬉しそうな表情になる


「この中からお好きなケーキを選んでくださいね」


と私が言うと だいたいみんな迷ってしまう…


でもその迷っている顔が とっても幸せそうで


忙しくなければ 永遠に悩ませてあげたいくらい

いい顔をしているのだ



目の前の 美味しそうなお菓子を選ぶのを


迷っていつまでも決められない 子どものよう



純粋な瞳をキラキラ輝かせて


ハートをオープンにして 自分の直感に従って選ぶ



デザートのハーフサイズのケーキには


そんな魔法のように楽しい「選ぶ時間」があった











To be continued...