こんにちは。愛媛県東温市横河原、ミュージックサロン・アラベスク ピアノ教室、はるのさくらです。

もう一週間経ってしまいましたが(早すぎっビックリマークびっくり)17日、私の所属するPTNA(全日本ピアノ指導者協会)今治支部の主催で、作曲家の西尾 洋先生による「楽譜の向こう側 〜独創的な演奏表現をめざして〜」の講座が行われました。

西尾先生の、穏やかな表情と語り口調とは裏腹に、その一言ひとことに込められた意味は、まさしく目から鱗の深さがありました。

調号、音符、音程、楽語、記号、ダイナミクス、アーティキュレーション…その他、書かれてあること、前の所から変化した部分、全てに何らかのメッセージが込められている、その意味、その心を読むことが大切ということなのですが…

例えば、読書でも、その人がそれまでに経験したことやその人の感性によって、同じ部分を読んでも、その受け取り方や場面の想定の仕方が変わります。

それまでの経験(音楽に限らず、日常的経験も全て)が豊富で、たくさんの人と接して、人との心の関わり合いを多く経てきた人と、そうでない人とでは、同じ場面でも感じるものは大きく異なってくるのは当然のことですね。

私は、個人的にそういう経験を全てひっくるめて「心のひだ」とよく言っているのですが、心のひだを増やすことが、例えば同じ楽譜の中のf(フォルテ)という言葉一つでも、感じ方や表現の幅が広がるということは言うまでもないことでしょう。

もちろん、音楽的な知識やその作曲家、その時代や文化についての知識がなければ、その心を理解できないところもありますが、西尾先生は、シューマンを例に挙げられ、曲ができるまでの背景、それが全て楽譜に表れているがどのように表出されているかなど、わかりやすく解説してくださいました。

楽譜は作曲家、編曲家からのメッセージとよく言うけれど、それは表面に表れたものだけでなく、真の意味はその向こう側、奥に隠されていて、それを暗号、パズルを読み解くように追求していくことが、独創的表現への第一歩となることを考えさせられた、充実の2時間でした。

なんだか楽譜が顔(表情)に見えてきたビックリマークラブラブ
子どもたちにもこれから、たくさんいろんなことを経験して、いっぱいお勉強もして、この深い世界を味わえるようになってもらいたいなぁと心から思います音譜

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