こんにちは。ミュージックサロン・アラベスク ピアノ教室、はるのさくらです。

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いよいよ連休明け。幼稚園や学校は、実質、これからが新年度といったところでしょうか。
教室では、夏のコンクールに向けて、練習が本格化してきました。
一方で、今回はコンクールには出ない生徒さんは、今の季節が一番心が広がり、いろんなことに幅広く感受性が高まる時期。
気候的にも集中して取り組みやすい季節になりました。
そんな薫風の中にいる、年長さんの女の子に、これから取り組んでもらおうと思っている曲がこちら。
モーツァルトのアレグロ K.V 3 変ロ長調♪
まだ5歳だけど、曲を一緒に調理
(笑)していきたいので、素材だけのこの楽譜を渡します。

名曲なので、いろんな楽譜が出ていますよね。
同じ全音でも、古典期名曲集・上巻だと…
下手にダイナミクスやアーティキュレーションがたくさんついていると、それに気をとられて、自分の出している音がよく聴けていないということがよくあります。
先入観を持たずに、そのまま素直に音を出していると、モーツァルトが語りかけているように聴こえてきますよ

「ねえ、僕のこと、好き?」
「だーいすき
」

言っちゃってから、ハッ
として、お顔がポッ


私にはそんなふうに聴こえます

モーツァルトの作品は、全てが歌であり、そしてオペラであり、だから数々のシーンに必ず何かのキャラクターがいて、それぞれが重要な役割を果たしています。
あ、そういえばこの曲、なんとなくケルビーノのアリアに似てませんか?
やっぱり恋の歌なんですね〜

K.V 3 を作った時はまだ幼い子どもだった彼も、何か感じるものがあったのは間違いないでしょう。
現在も、指や音を作る為の訓練も並行してやっていますが、それらを実際の曲の中でどう組み合わせ、活かしていくか…
たくさんたくさん生徒ちゃんとお話をしながら、世界に一つの美味しい作品にしていきたいと思います。
これからの展開が楽しみです


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