入院生活17日目、本来は今日は入院後2回目の検査日だった筈なんだけど

明日が休みで結果を見るのが結局週明けになるのと、

頻繁に検査しても、劇的によくなるものでもないので、という理由で週明けに延びた。


延びた代償は検査結果が出るまで流動食!!


すでに4日目なので、少なくても1週間強は流動食だけで栄養を補給・・・。

絶飲食とあわせると低栄養補給日数20日以上!!です。大丈夫なのだろうか(゚∀゚)?


まあ、もともとは体力がある方だと言われていたので、底力でなんとかするけど・・・・


一応最初から聞いているのは、検査結果も大切だけど

食事が普通に食べられるようになれば退院。


その間にすい炎の人のための食事を勉強するようにと栄養士さんにも会いました。


゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆すい炎の人のための食事ヽ(*´∀`)ノ゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆


退院した後も、ひき続きすい臓を酷使して再び自らの組織を破壊することのないよう、

すい臓の働きを抑制する食事を続けなければなりません!!

(プラスすい臓の膵液分泌を抑える薬と間接的に膵液を分泌させてしまう胃液を抑制する薬と)


①基本:  エネルギーは炭水化物をメインにして摂る。>たんぱく質>脂質。

       脂質は1日25gまで。

       脂質は消化に時間がかかるので、すい臓に負担なんですね。


②配分の目安:  炭水化物:野菜:肉や魚=3:2:1

       炭水化物には主食の米や小麦以外にイモ類を含む。里芋・とろろ芋等よい♪。


③消化の悪いものは避ける、消化しやすい調理法で食べる:

       野菜の硬い繊維質はX。食べる時は細かく刻む。生野菜も△。


④味付けは薄味: 濃い味は膵液の分泌を促進するそうです。


⑤刺激物は避ける: 分泌を促進するそうです。  (T▽T;)大好きなのに

       カフェイン・唐辛子・わさび・からし・カレー・香辛料・炭酸飲料アルコール


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具体的に考えてみると、すっごく大変です!!

まず外食は基本的にどれくらい油を使って調理しているかわかんないので殆どだめ。

白身魚も脂が多いのと少ないのがあるので、難しい!!


なにより1日の脂質25gの計算が大変!!


ぴこははっきり言って間逆の食事で栄養を摂ってたから、更に馴染めない(T▽T;)


エネルギーは基本的にはたんぱく質から摂ってたし、ご飯は食べての5口程度。

辛いものが大好きで、韓国料理でもカレーでも普通より辛めにしてたし。

何よりも水分補給は『コカ・コーラ ダイエット』だったから。


炭酸飲料の禁止はきつい・・・・・・


流動食から脱出して、お粥から食事が始まったら、出てくるおかずと量を見て

勉強させていただきます。m(_ _ )m



本日の教訓: 飲みすぎの代償はきついのお~~~○| ̄|_OTLorz.....


流動食が始まって3日目。毎度おなじみの4つのコップが並ぶお盆。

未だに全部飲むと、暫く横にならないと苦しい・・・。

だけど、痛みは確実に減っていて、

左わき腹を叩かれると、「ん?ちょっと痛いかな?」って程度になった。


゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆すい炎とは Part3゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆


すい炎の症状:

  まずはみぞおちとそのちょっと左の肋骨下の激痛です。

  胃痛とは違って何かが飛び出してきそうな、刺されたような(経験ないけど・・)激痛が

  長時間続いて、治まるどころかどんどん痛みが増していきます

  冷や汗が出て、どんな体勢も痛みを和らげることができません。

  病院で最初の点滴に痛み止めが入ってるとのことでしたが、

  全く効きません。もちろん市販の痛み止めも意味をなしません

  わたしは痛み止めを腕の筋肉に直接注射する方法で漸く痛みが和らぎました。

  ちなみに筋肉注射自体が痛いです。


  病院についてからは、38度以上の発熱、血圧上昇(上が180位下が130位)、

  お腹全体・腰の激痛、そして発熱と高血圧に伴う頭痛


  もっと重度で特定疾患にも指定されている『重症急性すい炎』になると、

  意識混濁、呼吸困難、多臓器不全などでショック状態になるみたいです。

  こうなると集中治療室で呼吸器や透析治療等のを受けてることになるそうです。


  最初は重症ではなくても、重症化するケースもある怖い病気です!!

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2週間が経って、思い出しても辛かった。

でもわたしの場合、お酒の飲みすぎが原因なのは明らかで自業自得だと思ってたので

なんとなく「辛い」というのが悪いような気がしてた。


一番ひどいとき、幸い3人部屋には他に患者さんがいなかったし、じっと我慢の子でした(;^ω^A



そんな入院生活14日目にVさんという人が入院して来られた。

入院当日も看護師さんに『日本語で話して!』と言われたりしてたけど、

2日目の昨日も食後の薬を食前に飲んだり、意地でも飲まなかったり、

理由をあやふやな英語と日本語を織り交ぜて話しては、注意されてた。


そして午後はずっと家に帰宅してた。

夜帰ってきて、食事をして、後はカーテンを閉めてずっと寝てた。


そしたら今日!!


Vさんは午後自宅から16時頃戻り、しきりに看護師に担当の先生を呼んで欲しいとお願いしてた。


そして17時頃担当医が来ると突然、


『I want to go home~~~~』


と言って大声で泣き出した。  Σ(・ω・ノ)ノ!


聞くつもりはないんだけど、本読んでてもどうしても話が耳に入ってきて集中できず・・・


どうやら理由は嫌いな看護師がいて、その看護師が今日来て

薬を間違って飲んだりしたため、余っている薬がないか探し出して

Vさんのバックの中まで覗いたってことらしい。


先生や英語を話す女医が1時間位かけて説得するも、いますぐ帰るって帰っちゃった(゚∀゚)?


まさに嵐のように来て、嵐のように去っていきました。


確かに徐々に看護師さんに対する好き嫌いは人間だから当然出てくるけど、

純日本人的な発想の持ち主のぴこにはできない荒業でした。(^ ^;)


お大事に・・・・・・・・

出た~~~!!ようやくから重湯が出ました!!

(なぜ昼からなのかよくわからないがww)



ちょっと中度な膵炎(すい炎)で入院生活



ちょっと中度な膵炎(すい炎)で入院生活


は~~~待ちに待った流動食たち♪おなかすいた~~~~


手前左から反時計回りに、重湯・具なしみそ汁・甘い脱脂粉乳・お茶。


なんか4つも並んで豪華に感じた(^m^ )クスッ

でもさすがに2週間ぶりに口から胃へ入れるものは、たとえ流動でも驚くほどきつく

半分も飲まないうちに、胃が苦しくて苦しくて・・・・


でも満足でした♪

これで1種類の点滴も減りました。今後は2種類4本/日です。



その後、お腹もいっぱいになって、ベッドの上で点滴をうちながら

山本周五郎の『ながい坂』を読んでたら ←たまたま談話室にあった本^^;


看護師さんが2人入ってきて、なにやらあいているベッドスペースを

整理し始めた。


何かなーって思ってると、どうも一人新たに入院患者が入るらしい。

そしたら気の利く、大好きな看護師Tさんが、


『ぴこさん、気分転換にベッド窓側に移す??』


と聞いてくれた。

ホントは窓側の方が高いんだけど、部屋自体一人で使ってたわけだし、

いいよいいよ、と言って移してくれた♪


暑くなったら窓を開けられるし、暑がりのわたしとしてはうれしかった。


そしてバタバタとその入院患者が入ってきたのだけど、


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


なんかよくわかんないけど、甲高い声で片言のような英語で話している。

英語がわかるわたしとしては、とてもネイティブの人のように聞こえないんだけど、

看護師さんにいくら

『日本語話せるのわかってるのよ!日本語ではなして!!』

と怒られても、すぐ英語に戻る。


どうやら、話を聞いていると点滴が大好きな近所の常連らしい。

↑別に聞きたくないんだけど、あんまり騒々しいので^^;


挨拶をしようかどうか迷ってたら、カーテンをビシッと閉じられたので

「ま、いっか。英語わからないふりしよっと」

と思って、夕飯のまったく変わり映えのしない流動食を飲んで

ちょっと面白くなってきた『ながい坂』を読みながら寝た。


もう夜中の座薬は検査日からまったく必要なくなり、

腹痛も頭痛でさえもすべてすい炎のせいだったことを知り、

おなかもいっぱいで (多少胃が久しぶりの食事で痛いが)

今まで硬くてにくかった枕を抱いて、


・・・・・・・・・・


寝ます・・・・・・



本日の教訓:  挨拶はタイミングを外すと難しい・・・・