『2024年 7月7日(日) 第13回 苗木picnic @ 石巻 -植樹編-』参加者募集!
突然ですが、木、植えたことありますか。
小学校とかでみんなで穴掘って大きな木を1本植える記念植樹じゃなくて
スコップで穴掘って手のひらに乗るくらいの大きさの苗木。
それが100年後、1000年後どんな大きさになるのか、何を成すのか、考えたことありますか。
まあ、フツーはないよね笑
以前NGOに勤務していたことがあり、その頃は環境問題に取り組み、内モンゴルの沙漠に木を植えていました。
しかし「待て待て、このスピード感では間に合わん、わたしは音楽のある場所から伝えよう、音楽は偉大だ」
と思い独立。
その後起こった東日本大震災。
打ちのめされたなぁ、無力感に。
環境問題がなに?遠い国の沙漠化がなに?
目の前の現実に手を差し伸べられない自分ってなに?
音楽で腹はふくれない。寒さも凌げない。不謹慎。
ひとつも否定できなくて、自分の“好き”がすべて否定されているような気がしたあの頃
そんなときに知った“森の防潮堤” つまり防潮林
防潮林の役割は津波を完全に防ぐことではなくてそのスピードを遅らせること
引き波の被害をやわらげること
今は沿岸部にコンクリートの防潮堤ができているけど
南浜の防潮林はたぶん3枚目の盾だね(たぶんコンクリートが二重にある)
そもそも防潮林なんてものは、役に立つ場面がない方がいいに決まっている、
コンクリートが建ってるんだからもういいんじゃない?と思うのもわかる。
でも万が一また津波がきて、コンクリートの防潮堤も越えてしまってたとき、
森の防潮堤が救える命が必ずある。
そして今、この災害大国で思うことがある。
10年先、20年先、完全な森には育っていなくても、
「なんでここにこんなに木が植わってるの?」と思ったとき、知ることがきっとある。
というか、10年先には「なんでここに(以下略、笑)」って思うくらいの木がきっとある。
コロナ禍前、時々ライブハウスや音楽フェスに呼んでいただき、活動紹介やグッズ販売を行わせてもらいました。
その売り上げや募金が手元にあります。
それを何年も持ち続けてしまった。本当にごめんなさい。
今回その募金と売り上げをすべて苗木に変え、約150本の苗木を植えます。
もともと2〜3人でやっていた活動なので、人数を集めることにはこだわっていないのだけど、
150本…、ええ、これはなかなかのしあわせな作業です。
ぜひ、音楽が好きで、ボランティアなんてしたことがなくて、もしくはやりたいけどやったことがなくて、
環境問題なんて全然興味のない人に参加してほしいです。
みんなでライブハウスで手に入れた苗木なんだぜ。
150本てそれはもう立派な森だよ
100年後に誰かを救うかもしれない森になるんだぜ。
しかも音楽でできた森だよ、最高にわくわくしない?
音楽が無力なんてぜったい言わせない。
それから、今回は、能登半島地震のボランティアの話もさせていただきます。
これはpicnic earthではなくわたしの個人的な活動なのだけど、3回、能登半島にボランティアに行かせていただきました。
すんごい人ではなくわたしみたいなのの経験談が役に立つことがあるかもしれないと
最近少し思うようになりました。
ゆるりと、でも身近なものとして、伝えられますように。
以下、苗木 picnic 参加者募集要項です。(相変わらず前置きが長いですね)
第13回 苗木 picnic -植樹編-
日にち:2024年7月7日(日)
時間:9:30 集合 / 14:30 解散予定
集合場所:がんばろう石巻 看板前
活動場所:石巻南浜津波復興祈念公園
参加料金:無料
・木に名札を付けたい方は1枚1000円の募金をお願いします
・午後からの能登半島復興支援活動レポートはドネーションのご協力をお願いします
持ち物:軍手(ゴム製・薄手のものが便利です)・タオル・飲み物・昼食・念のため雨具
服装(ドレスコード):バンドTシャツ!!!
<スケジュール>
9:30 集合→オリエンテーション
10:00 植樹開始
12:30 休憩・昼食
13:30〜14:15 能登半島復興支援活動レポート
(NPO法人 MAKE HAPPY 代表理事:谷口たもつ × picnic earth 代表:ヤマナカカナ)
14:30 解散
【申込み方法】
・名前(ふりがな)
・性別
・住所
・電話番号(当日連絡が取れるもの)
・メールアドレス
・同行者がいる場合は人数と氏名。お子さまは年齢をお知らせください。年齢制限はありません。
を明記の上、件名『7/7 苗木』とし、
picnicearth2008@gmail.com
までメールでお申し込みください。
応募〆切:7月4日(木)
お問い合わせ:
picnic earth / ヤマナカカナ
picnicearth2008@gmail.com
お気軽にお問い合わせください。
主催 picnic earth / 協力・植樹指導 NPO法人 MAKE HAPPY
書き留めておく。
2023.06.25 sun
BLUE RESISTANCE 10th Anniversary 企画
黒商店×picnic earth pre.
『Midsummer fruit』
来てくださった方、来れなかったけど気にしてくださった方、ありがとうございました。
イベント翌日から寂しさより安堵が勝り(1年延期になっただけのことはある笑)
ライブレポート書くのもな?そもそも書けないな?でもブログは残しておきたいな。と思ったので、
当日感じたことやらなんやらを書き留めておくことにしました。
東北・石巻・5年ぶり・コロナ禍・延期…。
今までだったら泣ける要素満載で、いや、これは泣くな。
…泣くよな?
いや、待てよ、もしかしたら泣けないかもしれない。
だって楽しみ過ぎる。
と思い出したのが1週間前。
その予想はきれーいに当たり、ライブ中何度も天井を見上げて、「まじか!」と言いながら大笑いした。
目の前にあったのは1ミリも予想しなかった景色
紛れもない“よろこび”と“しあわせ”だった。
悲しい出来事とか、傷ついたこととか、つらかったこととか、我慢したこととかきっとみんなそれぞれあって、
特に東北は、それを忘れないことや知ることが正しい。みたいな雰囲気が、望む望まずを置き去りにしたまま漂っていたりして、
でもさ、わたし知ってたんだ。12年間石巻に通って何度も見てきた。
どんな状況の中にもしあわせな瞬間はある。
あの日目の前にあったのは、その“しあわせな瞬間”が何度も何度も訪れて途切れなかった、そんな景色だった。
いちばん後ろからライブを見てたんだけど、ほぼほぼ客席見ちゃったよね。
だってSTRAIGHTのライブのときから、みんなずっと笑ってるんだもん。
12年経ったら、この3年を乗り越えたら、こんな景色と感情が待ってるだなんて、想像もしなかった。
もしかしたらこれは強くなったわけでも乗り越えたわけでもなくて、ただただわたしたちは忘れてしまったのかもしれない。慣れてしまったのかもしれない。
でもそれでもいいと思った。それが積み重ねた時間の上に得たものであれば。だって忘れられるわけないもんな。
なんかさ、悲しい思いをした人に、“寄り添う”ってよく言うじゃない。東北でも何度も何度も何度も耳にしてきた。でもわたしはずっと「よくわからないなぁ」と思っていた。
“寄り添う”のやり方がわからなかった。
そしてそのやり方は今でもわからないけど、これからはあの日みたいな、しあわせな時間を作っていけたらいいなと思った。
イベントの翌日、石巻でお世話になっている人からもらった言葉、
『楽しくて、何より嬉しい時間でした。』
たぶんわたしが今回ガチ泣きしたのはこのときだけだ。
時間は“続き”だからさ、どこかを切り貼りしては繋げないけど、わたしはわたしで、これからも嬉しくなるような時間を作れたらと思うよ。
あとはもうとにかくよっしーさん、石巻でベースが弾けてよかったね!
MCでも言ってたけど、コロナで1年空いたけどこの8年、毎年欠かさず石巻に通ったものね、しかも毎年雪に降られてね(そういや今年降らなかったな?)
その間誰も「ライブやらないの?」って言わなかったのに(それもすごい)、最終的には「テレビとかでは見てるんだけどさ、ほんとにベース弾けるの?」って言われてたからね、 倒れるかと思うくらい笑った。笑
もしかしたら“寄り添う”ってよっしーさんみたいなことかもなー。
わたしは音楽イベンターではないので、次はいつやるかわからないし、もう一生やらないかもなーと思っているけど、また違ったやり方で、いつか皆さまを石巻にお誘いできたらいいなと思っています。
色々運ばされたり、炎天下の中で草刈りさせられたりするけどね。笑 来てね!!!
あの日はほんとにありがとう!!!
2023年4月1日&2日 岩崎有季『MIND TRAFFIC JAM TOUR』宮城篇
すっかりご無沙汰してしまいました。
皆さま、お元気ですか?
年が明けてもう3ヶ月
気がついたらpicnic earthちゃん、なんと今年15周年でした。
特別なことは考えていたりいなかったりですが
去年から苗木picnicもひっそり再開したし
今年はちょこちょこ動けたらなー。と思っています。
その第1弾!ではないのですが、4月に仙台と石巻でイベントやります。
去年石巻の茂木さんのライブでお世話になった岩崎有季さんのリリースツアー宮城篇を
担当させていただくことになりました。
去年のイベントの翌日、ひとりで門脇小学校やわたほいを回っていた岩崎さん、
その様子をTwitterで見て“あれから12年も経ったのにこういう人いるんだなー”というのが正直な印象。
何かを知ったり知ろうとするのに早いも遅いもないんだなー。と改めて思った。
そして、2回目から!何事も2回目からが本番!と思っているわたしは、
リリースツアーやるなら東北来るよね?え?ぜったい来るよね?とテレパシーのような念を送り(笑
実現しました。
だって、岩崎さんのアルバム、めちゃくちゃよかったもん。
うまく言えないけど“しあわせになろう”と思った。
しあわせになりたいなー。じゃなくて、もっとちゃんと意志を持ったやつ。
そしてわたしは、イベントだろうと写真集だろうと何かを作るときは、
出会った人に少しでもしあわせになってほしいし喜んでもらいたいと、心の底から思っています。
2023年もさ、そんな年にしたいよね。
まずは4月1日&2日、そんな日にしたいよね。
さて、やっとこイベントの紹介です。
2023年4月1日(土)
YUUKI IWASAKI
『MIND TRAFFIC JAM TOUR』
宮城篇 DAY 1
@HIGHBURY 仙台文化横丁
OPEN 17:30 / START 18:00
ADV ¥2500+1ドリンク代
DOOR ¥3000+1ドリンク代
全席自由
【ACT】
岩崎有季
中川和寿(LIVE DRAWING)
【TICKET】
まずは仙台、4月1日、仙台在住のこれまためちゃくちゃお世話になっている、
絵描きの中川和寿さんとのコラボイベントです。
中川さんとイベントやるのって実は初めてだなー。
そして何気に仙台でイベントやるのって初めてだなー。
中川さんにはライブ中にライブドローイングをお願いしています。
尚、お店は21時から通常営業になるので、イベント後は一緒に飲みましょう♩
しかもこの日は仙台の桜満開予想らしいよ!わたし持ってる!笑
花見からのライブとか最高じゃないですか?
楽しみです!!!
2023年4月2日(日)
@石巻 こころの森ガーデンカフェ
(石巻市南浜町二丁目1-56)
OPEN 12:00 / START 13:00
TICKET ¥1500(1ドリンク付き)
小学生以下無料
全席自由
【出演】
岩崎有季
【TICKET】
イベント2日目は石巻。
やっぱり石巻…なんだけど、実ははじめは仙台だけの予定でした。
「2日あったら石巻にも来てほしいですけどね〜」と言ったら
『行けますよ』
「?!?!?!」
…と、急遽決まったのが石巻公演です。
たぶん岩崎さんのすごいところってこういうところ。
南浜は、きっと12年前にニュースで目にした方も多いでしょう、
“がんばろう石巻看板”から数メートルのところです。
何ならカフェから外に出たらすぐ見えます。
あの頃はさ、ラジオからはアンパンマンマーチとミスチルの“かぞえうた”がずっと流れてて
わたしが参加してたボランティアのキャンプサイトでは“音楽が必要かどうか論争”が巻き起こったりしてて
「だったらおまえひとりで瓦礫の中に行って歌ってみろよ」なんて言葉まで飛び交って
わたしはまぁ…、泣いてたなぁ。
大好きな音楽が不必要どころか不謹慎みたいに言われてて
でもわたしも「必要だ」とは言えなくて
今でも思い出すと“ぎゅうっ”とするんだけど
音楽はきっとこの先もきっとチカラを発揮するからさ、
あのときは「今じゃなかった」かもしれないけど
今は「今だよ」って言えるかな。
あの日を伝えるイベントでも思い出すイベントでもないです。
でももし石巻に来たことがないという方がいたら「この機会に」とは言うかな。
以上、久しぶりに書いたのにやっぱり長いな笑。
どうぞ皆さま、素敵な春を。
そしてできるなら宮城で会えますように♡
picnic earth ヤマナカカナでした。(今年これめっちゃ言うわ。15周年だから!)