若干“粗っぽく”なりますが、
おおよその仕組みはこんな所です




🔳原価
ロッドやリールについては
一般的な物販商品と大差無しです



おおよそですが、メーカー希望小売価格の
20~25%位です。
ある情報では、
新製品釣竿の原価=修理保証免責金額と
書き記されていました。
『保証書付のロッド』を買った時等に
ケースによく入っている“アレ”です。
免責額が4,500円の場合、その額は
保証対象外という事でしょうか。
それはつまり
“損にならない範囲を免責額にしている”
=その分は勘弁して~😱
と云った所なのでしょう。
間違ってたらお詫びします。
🔳価格の構成比
例)新発売ロッド(小売価格20,000円 割引無)
ざっくり内訳を見ると・・
▽
①原価 : 20%(4,000円)
②製造コスト(メーカー) : 40%(8,000円)
⇒①②の計= メーカーの売上
③流通費用(卸) : 10%(2000円)
⇒①②③計= 小売店の仕入価格
④小売(フィッ○ングマッ○ス等):30%(6,000円)
多くの製造業同様、製造コスト・初期投資分
も大きくは変わりません。
関西と関東では卸価格に差があると云う
情報もありますので一概には言えません

🔳儲け(粗利)について
例)新発売ロッド(小売価格20,000円 割引無)
・メーカーは・・・
売上高12,000円のうち約25%=3,000円
・・・儲けてはいないですね。
・流通業者は・・・ よく解りませんでした。
恐らく高くないと思われます。
・小売店は・・・
6,000円の約25%= 1,500円
・・・
かなり薄利と思います




🔳新製品
について

目新しい物に早々と手を出してくれる
アクティブユーザーから見放される前
=型落ちするまでに・・・
開発費+宣伝費+製造初期投資(工場)等
“先行投資分を“ なる早回収 ”しなくては
なりません。
従って、“いきなり値引販売”は困難で、
🆕製品はお高い・・・となります

さらに、小売店には悲しいかな
メーカーからの圧力(=法律上は違法)が
入り、値引販売が出来ないので
、

“安くまとめ仕入”しても、🆕製品のみは
単品値引し安売出来ない・・・
⇒店舗イベント🎪で色々セールをし
まるっと売って掃き出す

=
トータルで儲ける仕組がないとしんどい
小さな小売店舗は仕入総量もしれてます。
ですからかなりしんどいお商売でしょう

🔳旧製品の値引について
値引の“原資”=メーカー・流通・小売の各々が
「利益巾から一部の利益を差し引いた総和」
としますと、よほどの売れ筋品や
受注生産商品以外は各社儲けは
かなり薄くなるようです。
また、
小売店の“ロッドリールの特売品”に至っては
在庫処分が殆ど。
小売は薄利=特売品は儲からない
ここでも
店舗イベントセール🎪で
まるっと売ってトータルで儲ける
必要があります🈶
釣具店に関わらず大型店が
計10,000円購入で1,000円引
計30,000円なら3,000円割引
等のセールを色々理由をこじつけ
頻ぱんにお値打ち感を演出し行っているのも
理解出来るわねぇ・・となります



🔳価格の根幹は何

色々調べてみた結果
大半は“人件費 ”となるようです。
そもそも“ 釣具は品種が多彩 ”な為、
流通を合理的に行える「卸売業者」が介在
せざるを得ず、
カスタムメイド(注文製造)製品や
小ロット生産の小規模メーカー以外は
直販も難しい。
メインデバイスは機械生産出来ますが
組み立て⇒検品等の行程は人の手に
依らざるを得ないでしょう。
つまり
高い
と思う釣具の多くは、

決して消費者が“損をし高く買わされている”
・・・という構図でもなく概ね
魔界族が暴利を貪っている
という事は無いようです



ただ・・・その中で
高利を得ていると思われる
ジャンルがあります




魔界族の儲けるジャンルは
やはりありました。
それは、
釣り糸(主に繊維メーカー)
釣針(金属加工業の類)
メタル系ルアー(金属加工業)
これらは儲かっていると思われます

「釣り糸や釣り針」
ほぼライン生産品ですから何となくでも
あの量であの値段
と考えられますと


想定は容易です。
「メタル系ルアー」
新製品を常に出さないと売れにくい世界
ですが、一定のロットをまとめれば
ボディーベースは基本的に金属一枚なのと、
原材料は恐らく安価に仕入可能。
何より新製品は高い=良品のイメージも
働き、ある程度売れ安いのではと推察します。
加えて
中古釣具販売店
利益巾はある程度業者の自由で
仕入をうまく抑えられさえすれば
その分、店舗維持費を引いて利益計算し
価格設定し易く儲けが出やすい



さらに中古釣具の通販



もっと儲けているはずでしょう

よく考えてみると
釣り糸や釣針そして仕掛セット
メタル系ルアー
・・・それらは劣化しやすい =・・・
さらに、
画期的な新製品は無く
ぶっちゃけ見た目・使用感覚・製品成分等は
個人で検査出来るはずもなく
あくまでメーカーの言い分を信じるのみの
世界。
メタルルアー
=本体や部品は量産可能な金型加工生産
釣針=全く同じ
釣り糸=更に大量生産可能
メーカーにもよりますが、普通に考えて
それなりの規模の生産設備があり、
塗装や梱包等の人が介する割合は
限られ人件費は低く出来ると思われます

色々事細かに言いまくりましたがw
結論
釣具は高いが
致し方無し
業者は儲からない
しかし❗️
釣り糸
釣針
メタル系ルアーメーカーは
稼いでいる
が私の判断

皆様

仕掛セットや釣り糸はすぐ廃棄すると
損ですから丁寧に使いましょう🎵
環境保護に寄与出来ますしね
🎵
