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ちっぴのブログ☆CHIPILOG

美しい大人を目指す私の日々

今週は、ウィークディに一度もブログを更新できなかったしょぼん


日々、5時半ぴったりの定時退社に挑み、世の働く女性に比べると、おそらくかなり夜の自由時間を確保しているほうだと思うのだが、それでもブログを書けなかったのは…


マイケル・ジャクソンがビックリマークセリーヌ・ディオンがビックリマーク


私のことを魅了するから。



私の変わり身の早さと言ったら、巷じゃ、ちょっと有名で(悪名高いというべきか)、突如180度意見の変わる様に唖然とする人も多い。

マイケル・ジャクソンだって、亡くなるまで一度として注目したことはない。人間離れした不可解な人だな、くらいに思っていた。マイケルが亡くなった翌朝、会社で同僚に「世代的に、マイケルのファンだったんじゃないはてなマーク」と聞かれ、「いや、ぜんぜんファンじゃありませんねぇ。」と即答した。

が、昨今の追悼企画で、映像を見れば見るほど、歌を聴けば聴くほどに、マイコーってサイコーではないかやじるし今更だけど、踊りも歌もめちゃめちゃカッコイイアップマイコーは突然、私の気になる存在になったのである。

週初めの月曜日、相方と夕食をとり、その後だらだら二人でワインを飲みながら、You Tubeでマイケルの映像を見始めた。スリラー、We are the world、Human nature、Heal the worldに、ジャネットとの競演…次から次へと止まらない。


マイコー、歌う!!マイコー、踊る!!ワインがすすむワイン


マイコーの虜となった私は月曜日から飲みすぎて、こともあろうに、赤ワインで前歯が真っ黒のままベッドに飛び込み、朝を迎えてしまった叫び




しかし、人間はそう簡単に懲りないのである。




木曜日、念願の液晶テレビが届いたキャハハ


さようなら、25インチのテレビデオ君さよなら


テレビ一つで、こんなにも部屋の空気は変わるものか。我家のリビングは一気に21世紀の顔になり、こちらも自然に笑みがこぼれるニコニコ


当分映画館は行かない、家活動に専念しよう!と相方と誓い合い、テレビに乾杯キラキラ夕飯を食べながら、テレビ鑑賞、DVD鑑賞が続く。


ラスベガスで行われたセリーヌ・ディオンのショーにたどり着く頃には、相当上がり調子になっていた。


セリーヌ・ディオン、これぞ、エンターテイナー。どんなにたくさんのダンサーに囲まれても、どんなに大掛かりな舞台演出でも、セリーヌの歌声が完全に主役カラオケ歌唱力もさることながら、そのオーラが凄い。


スゴイ、スゴイ、サイコー嬉しいwと、セリーヌに対してとも、テレビに対してともとれる感嘆の言葉を繰返しつつ、すべてが素晴らしく見える夜は、案の定、メイクしたままソファで眠りに落ちてしまった叫び




ちなみに、セリーヌの夜を彩ったメニューはタコス。ズッキーニの炒め物も作った。今が旬のイチジクに生ハムをのせたオトナ味の一品も作った。


以前、イタリアンレストランで食べて大ファンになったイチジク&生ハムは、家でも簡単に再現可。ただ切って、のせるだけ。今回、相方がベランダで育てているバジルもちぎってのせてみたら、さらに奥行きある味になったチョキこの一手間がものを言うのね~


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一週間に2日、しかも家で飲んでいて、メイクしたまま歯も磨かずに寝てしまったことは、我ながら嫌気がさすのであるが、毎日楽しくやっていることだけは確かである。


それにしても、なぜ土曜の夜に、こうしてしらふでパソコンに向かっているのか。週末こそ、飲んだくれりゃあいいものを…




昨日、ようやく刺繍との長い対峙を終えた私クラッカー


達成感と開放感、その物凄いテンションに、相方は唖然としていた。


ま、いい。今日はだいぶ普通の人間に戻ってきて、ほっと一息、気付けば秋なのであるもみじ




先月、美人外科医のお友達に、夏らしいキュウリとトマトのカレーのレシピを教えてもらった。実際に作ってみて、ご丁寧に写真も撮って、文章も中途半端に書きかけて、放置している間に夏は過ぎ去ってしまった。タイムリーにアップしないと、容易に埋もれていってしまう。




カレーにキュウリを使うというアイディアが斬新で、さらにはテレビドラマのように忙しく働いている彼女(いや、お医者さんの激務をもとにテレビドラマが描かれているのか)が作ってみたっていうんだから、私もやるしかないでしょ~やじるし八月のある日、キュウリとトマトのカレーを作ってみた。


教えてもらったレシピは、トマト、キュウリ、シイタケ、たまねぎをニンニクで軽く炒めて、カレー粉とスパイスで煮込むシンプルなものあったが、私は、スーパーモデル(女)並に細長い相方のため、シイタケの代わりに鶏肉を投入。お肉を入れたほうがコクも出そう。


クミンシードと省いたせいか、どうも一味かけるので、ソースとケチャップをたして完成。さっぱりしたスープカレーができました~音譜


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いまさらだけど、夏の味。真夏向きの一品ですキラキラ☆


書きかけの日記によると、このキュウリのカレーとともに、飲み残しのワインを飲みながら、相方と私は得意の夢物語に花を咲かせた。あぁ、そんなこともあったわねぇ…。



相方が、彼のネットショップの売上げ目標を口にした。勢いづいた私は、それを紙に書いておくことにした。自己啓発本には、「目標は、日付とともに紙に書くポイント」というセオリーがある。「思いを言葉に、言葉を形に」という原理である。

相方の発酵・酵素サプリメントのネットショップは、VEL酵素.net と言う。


よっしゃーーアップ勢い勇んで書き始めた私メモ


「ベル酵素ネット」 …ん?なんか、違うかお


そうか、カタカナ表記では、「ヴェル酵素ネット」ではないかー叫び


こんなに近しい人のネットショップの名前を間違ってしまったガーン


書き直す。


気分改め、「ヴェル酵素ネットのネンショウ、ねんしょう…」


「年賞ひらめき電球


…書いてみたが、これまた、なんだか違うむっ


おぉ、正しくは「年商」だ!!


結局、二枚の紙を無駄にして、何だか幸先悪い商売繁盛祈願であった。




外科医の彼女に出会ったのは、高校1年の時。同級生だった。


その頃から、彼女は医者になりたいと言っていたし、もともと優秀なうえに物凄い努力家キラキラ夢を叶えた彼女は、本当に素晴らしいクラッカー


机を並べて一緒に勉強した仲間の一方は医者になり、もう一方は一番近しい人のショップ名を間違え、年商という漢字さえ書けないこの事実汗


キュウリのカレーを食べて、私、利口になります。



悔しい気持ちに続く、苦しい気持ちショック!


刺繍というのは、なぜこんなにも時間がかかるのだはてなマーク


自分の想定よりも、5倍は時間がかかる。




8月上旬、とあるイベントを一緒に盛り上げましょう!という趣旨で、刺繍のフライヤー製作のお誘いをいただいた。もちろん、やりますチョキ二つ返事で即答した私。ポストカードサイズの刺繍くらい、朝飯前よ~~




…あまかったガーン




土壇場にならないと手をつけないという性格も災いしているのだが、朝飯前に終了するはずが、昼食を終え、夕飯を終え、翌日の朝飯も終わって…。



8月末の受け渡しを約束した日から、とっくに5日も経ってしまった叫び十分な睡眠なくして生きてはいけないこの私が、5時間睡眠を続け、限界に挑んでも、それでも出来上がらない。


「楽しい刺繍」は「苦しい刺繍」に、すっかり転化。つ、つらい汗


日曜日から全てを投げうって、刺繍に専念しているが、時間が足りない。


結局、例の悔しいステッチは習得できなかったので使わなかったが、それにしたって時間がかかる。考えに考え抜いた末、この色じゃだめだ、このステッチじゃだめだとやり直す。せっかく刺したものをほどく時と言ったら、悲しいことこの上ない。


こんなことなら、もっと早くから手をつければよかったあせる自分が悪いのはよく分かっている。いつもそう。日常生活の些細なことでさえ、そう。待ち合わせ時刻から逆算して身支度を整えることすら、見積を誤って遅刻する(周知の事実)。


あーー。イベントの皆様にもご迷惑をかけて、本当に申し訳ない。


睡眠不足からくるネガティブ思考が、ぐるぐる渦巻く。




時間にゆとりをもって、はたまた計画的にひらめき電球


子供の頃から、ずっと掲げてきた目標が達成できるのはいつの日か。




なんて、今この瞬間も、ブログ書いてる場合じゃない!!それまた、よーーく分かっている。あぁ、きちんとした人間になりたい。ささ、活動、活動…




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Rちゃん、お渡しするのが遅れて、本当にごめんなさいしょぼん


こんな気持ちは、久しぶりに味わった。


理解できない時の悔しさ。

分からないということは、こんなにも苦しいことだったのかガーン




昨日、刺しゅう教室で、新しく「パレストリナ」というステッチを教わった。ジャーマンノットというコロンとした結び目が連なる、ボリュームたっぷりの可愛らしいステッチである。

「ここから入って、ここに出て、この糸の下を通して、次はここに入って…」と、先生がやって見せてくれるのをじっと見て、メモを取り、自分でやってみる。説明を聞いている時は分かった気になっていたのだが、いざやってみると、わ、分からん…あせる先生みたいにできない。

「先生すみませんパー」と何度も質問し、先生は根気強く教えてくれた。


手を替え品を替え、繰り返し教えてくれるのだが、どうしても分からない。


何度やっても分からない叫び

夜7時から9時半まで二時間半、お茶も飲まずにみっちり習得を試みたが、結局、最後まで理解できなかった。


しょぼん…しょぼん

こんなに真剣に取り組んで、なにひとつモノにならない時の落胆ムッ達成感、ゼロダウン私の頭は、一体どうなってるんだはてなマーク私、こんなにアホだったかはてなマーク自意識過剰からくる屈辱感が、私を襲う。



この悔しい感覚が呼び起こした苦い思い出は、小学生2年生の算数であった鉛筆一人ずつ起立して、九九を暗誦する授業。みんながクリアしていくなかで、途中で詰まって、言えなくなった私。あれは、4の段だったか、6の段だったか。あの時は、途中で泣きだして終了した。長い間、心の奥底の小箱にしまっていた、なんとも悲しく悔しい思い出…




さすがに、あれから20年以上経ったので、刺しゅうのステッチが習得できないくらいでは泣かなかったが、悔しいったらありゃしないむっ自分自身に腹が立つし、ひどくケチ臭いが、正直、レッスン料の元が取れなかった気がして、それまた悔しい。(先生、腹黒い生徒ですみません汗




心優しい先生は、お土産に芋ケンピをくれたアップ

ありがたく頂戴し、教室を出た瞬間、芋ケンピをさっそくかじり始めた。集中後の空腹感5割、腹立ち紛れが5割。何かを口にしなければ、やりきれない気持であった。

無心に芋ケンピを口に運ぶ。自動販売機で水まで買って、本気で食べますモードの帰り道は続く夜の街


ポリポリとものすごい勢いで食べていたが、駅前の信号待ちで、ふと我に返って、はっとした。

そこは東京の真ん中で、会社帰りと思しき人がたくさんいるではないか。

レディーが、こんな道端で芋ケンピをかじっていてはいけないのだ!!

大人になった今、そう簡単に悔し涙を流さない分、芋ケンピでうっぷんを晴らすような図太さは、しっかり身についていた。


私、強くたくましく生きていきます腕。



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昨日、家に着いたら23時をまわっていたが、
それでももう一度パレストリナにチャレンジした。
今日も、夕食後にやってみた。
が、やっぱりまだ分からない…


読書を好んでするようになったのは、大学に入ってからのこと本

パラダイスのような高校時代は、現実の生活が面白すぎて、本なんかまともに集中して読めなかった。通学時間は「この駅では、○○先輩が乗ってくるひらめき電球」とキョロキョロして読書どころではないし、図書館に行ったって、まわりのみんなが気になってしょうがない。家に帰って勉強に励んだ記憶もないので、おそらくくだらない長電話にばかり興じていたのだろう。

社会人になり、通勤時間が長くなったおかげで、読書のペースは飛躍的にアップしたアップ今じゃ、まわりが気になることもない。


もっと若い頃から読書に励んでいれば、ひょっとして今頃、大物になれたかもしれないと、大物にならなかったからこその負け惜しみが頭をよぎるが、いくら思春期に読書したからといって、結局は今の私にたどり着くに決まっている。「もしもあの時…」なんて、年を取った証拠かしら汗




ちっぴのブログ☆CHIPILOG この夏、インテリE子ちゃんが谷崎潤一郎の「春琴抄」を貸してくれた。


学生の間に読むべき谷崎文学を、この年にして初めて読みきった汗今まで、谷崎の本を手に取ることはあっても、いつも3ページくらいで挫折して、最後まで読みきったことは一度もない。


E子ちゃん、ありがとうドキドキ

E子ちゃんが貸してくれたお陰で、最後まで読み切ることができました。


が、やっぱり難しいものは難しい叫び


句読点はないし、漢字が多い。はっきり言って、息も絶え絶えに読みきった。斎藤孝の表現をお借りすると「多少とも精神の緊張感を伴う歯ごたえのある読書」、まさにそういう感じであった。





読後、込み上げてくる、読み終えた自分に対する感動キラキラ

そして、文豪に対する感嘆キラキラ

名前の残る作家には、理由があるのだ。




盲目の美しい三味線師匠春琴に、幼少期から奉公する使用人の佐助。二人の間に恋愛感情があるのだが、階級の違いもあって、お互いに恋心は認めないまま生涯をともにする。気の強い春琴は、ある日、人の恨みをかって、その美貌を傷つけられてしまう。こんな顔は誰にも見られたくない、という春琴。佐助は自ら自分の目をつぶし、盲目の世界へ入っていく。




普通の人には、絶対に思いつけないストーリーだと思った。


時代の違いもあるのだろうが、二人の愛の形は、私の理解を超えている。いたって凡人の私には、佐助の感覚はわからない。それでも、耽美な世界感は伝わってくる。耽美とは、こういうことなのか。



夕立に見舞われた会社帰りの中央線で、「春琴抄」を読み終えた電車


濡れた折り畳み傘を小脇に抱え、谷崎文学とそれを読み終えた自分にすっかり陶酔しきっていた私。駅についてバッグを見たら、折り畳み傘から染み出した雨水が、愛用している革のバッグに染み込んで、大きなシミを作っているではないか。


がーーんガーン


翌日になっても、残ってしまった雨のシミ。


谷崎文学に没頭するあまり出来てしまった名誉あるシミ、むしろ有難いシミだビックリマークと自分自身に何度も言い聞かせたが、凡人の私は結局、「文豪、私のプラダのバッグを返してくれよ!!」としか思えなかった。