私が通っている刺しゅう教室、atelier Jeu de Fils のクリスマス会を兼ねた生徒たちの作品展を観に行ってきた。
いきなり余談であるが、私は常日頃「刺しゅう教室」と呼んでいたが、本来「アトリエ」と呼ぶべきだった。確かに教室は「アトリエ」という風情。ただ、偏屈な私は「アトリエ」と呼ぶのが、どうも気恥ずかしかったのである![]()
さて、展示といえば、それはそれは温かみのある素敵な世界
時間をかけて作ったランチマットやクッションカバーに囲まれて、日々の生活をゆったり丁寧に過ごしたら、どんなに素晴らしいんでしょう
あ~、今の私のギスギスぐうたら生活からは程遠い…![]()
生徒さんのなかには、有閑マダムのような方もいるのかもしれないが、私がアトリエでご一緒したことがある方は、小さいお子さんがいて働いているママさんやOLさんも多く、みんな時間に限りがあるなかで、よくやるもんだ~と感心した。
この本物の木のツリーには、生徒全員が一人一個(二個以上作った人もいるらしい)作ったオーナメントが飾られているの。
皆さん、とってもかわいいのを作っていて、ヤラレタと思った。ほぇ~こんなアイディアがったのねぇ、と。
はっきり言って、自分が作ったやつが一番冴えなかった![]()
とは言え、先生の手を煩わせ、自分としても相当に自分自身を追い込んで作った渾身の天使である。
刺しゅうをやったことがある人ならお分かりだろうが、刺しゅう糸一本で、布地一目に施すクロスステッチの過酷なこと![]()
時間をかけてゆっくりやればいいものを、オーナメント提出期限ギリギリに手をつけたのが大きな間違いだった。
提出期限の前日、夜7時からのレッスンへ行き、「オーナメント、今日中に完成させます
」と息巻いて、刺しゅうを始めた私。門下生としては、どうしても期日までに提出したいところ。私がセンセイなら、「家で完成させてこいよ~
」と言いたくなるはずだが、センセイは温かい目で見守ってくれた。しかし、レッスン終了時間の9時半になっても、出来上がらない。
「今日は、私もまだやることがあるから、出来上がるまでやっていってもいいよ
」と、先生は心が広い。
「では、ありがたく…」とお言葉に甘え、完成したのが夜11時![]()
4時間、黙々と刺し続けて出来上がった
しかも、最後に天使を丸く縫い付ける仕上げは、センセイにやっていただいて、どうにかツリーに間に合った
センセイ、ありがとうございます。
でも、正直、どうも納得いかないの…![]()
今年始めた刺しゅう活動
一年の終わりに思うのは、最初に自分の頭でイメージしたものが決して出来上がらないということ。毎度、当初のイメージとはかけ離れたものが出来上がってしまうのは、ナゼ
皆さんは、どうなのかしら![]()
来年は、イメージどおりのものが作れるようになりたいです。

