もはや、お盆休みの札幌の日々が懐かしい。
いつもどおりの生活が、きっちり戻ってきた![]()
この度の帰省は、友達と飲みに出た回数が今までで、一番少なかったような気がする。
学生時代からの友人たちは、お嫁に行ったり、出産したりで、ファミリー中心の生活になっている模様![]()
かくいう私も、6月に祖父を亡くして意気消沈しているおばあちゃまの家に二泊ほどしたので、夜のお誘いがなくてちょうど良かったのかもしれない。
泊まると言っても、夕方におばあちゃまの家に行き、一緒に夕飯を食べて、九時半におばあちゃまが寝るまで、話相手をするだけ。しかし、おばあちゃまの、まぁよくしゃべること、しゃべること![]()
祖父がいなくなってどれほど寂しいか、一人で夜眠るのがいかに心細いか、半ば混乱して、祖父が亡くなったのはいつだったかと私に質問し、続いて、日々ケアしてくれる私の両親たちへの感謝、ところどころに思い出話が挟まれる。札幌の街を、まだ馬ソリが走っていた頃の話は、初めて聞いた小話だった![]()
ただ、あの年では至極ふつうのことであるが、いささか老人特有の繰り返しが多い
山城新伍氏が亡くなったことも、繰り返し言っていた。亡くなったということが、よほど印象的だったのだろう。
生まれてこのかた、ジジババっ子歴31年
いくら大好きなおばあちゃまでも、同じ話が三周くらい続くと、悪いなぁと思いつつ、生返事になってしまう。気丈で、仕事をバリバリしている頃のおばあちゃまも、はっきり覚えている。歳月は人を変える。きっと私も、あと50年もしたら同じようになるんだろうなぁ。
おばあちゃまの話に相づちをうちながら、刺しゅうに精を出した私![]()
この夏の課題、クロスステッチ
刺しゅうの話をすると、「昔、クロスステッチにはまったことがあるわ~
」という人が多々いたが、私はこの夏、ようやくクロスステッチデビュー。
うーむ、こりゃ、ハマる
みんなの気持ちが、よーくわかった。

ちっちゃい切れっぱしのリネンが、あまりにもしおりっぽい大きさだったので、頼まれてもいないのに、ママちゃんに「しおり作ってあげるからね
」と申し出て、まずは試しに数字を刺してみた。ママちゃんからは、「誕生日とか、もっと意味のある数字にしてよ
」とダメだしが![]()
数字と逆の面には、ママちゃんの名前と彼女の好きなサクランボ
女子は、いくつになっても自分の名前入りアイテムが好きなはず。
片面は数字、片面は名前のしおり、もう一歩のところで時間切れ
あとは、両サイドを縫い合わせて、リボンを通せば完成だったのに…。残りは頼んだ
と、ちゃっかりママちゃんに任せて空港へ向かった。
それにしても、刺しゅうの写真とSATCのこのイケイケな壁紙が、しっくりこない
パーマをかけたお陰で、髪型はキャリーに近づいたことだし、そろそろ壁紙は変え時かな~。刺しゅう愛好者としては、もっとほんわか系の壁紙のほうがお似合いよね。
たかが壁紙、されど壁紙。
情深い私は、壁紙とのお別れさえ躊躇している。そんなんだもん、札幌から東京へ戻る時、いまだに切なくなるのは、しょうがないことかもしれない。

