これは、私が体験した実話です。


私は、じいちゃん子だった。


じいちゃんの膝の上で、

めちゃくちゃ可愛がられて

私は育った。


今から10年ほど前に

大好きなじいちゃんが

亡くなった。


実家に、親戚や近所の人が集まった。

何人も茶の間にいて、

酒を飲んだり、段取りを

相談したりしていたようだった。


私はじいちゃんに話しかけて泣いたり

少し落ち着いたりを

交互に繰り返していた。


玄関の靴が乱雑だったので、

当時中1の息子と2人で、

私は、靴をそろえていた。


玄関はタタキが広く、

間の障子も開け放してあった。

そこから皆のいる、茶の間が見える。


ふと見ると、茶の間に

キラキラした物体が

浮かんでいた。


高さは人の背丈あたり、

細いアルミテープが動きながら

何本も絡まったような、

バレーボール位の大きさの球体が

キラキラ、うねうね

動きながら、浮かんでいる。


驚いて声が出なかった。

そして息子と顔を見合わせた。

息子にも同じ物が見えていたそうだ。

(他は誰も気がついていなかった)


私は、あれは魂だと思った。

初めて見たけれど

じいちゃんの魂だと思った。

魂はとても美しかったにっこり


私が人生を全うして、

将来あちらに行く時は、

じいちゃんに、また会える❤️

私はそれを楽しみにしている。