■PCでBlu-rayディスクが再生できない
今や映像作品においても配信が中心となりつつあるが、Blu-rayディスクを購入する機会はまだまだある。
Blu-rayディスクはBlu-rayプレーヤーで見ることが多いのだが、あまり長い時間テレビを占有しているわけにもいかず、自分のPCで見たい場合もある。
最近リリースされたばかりの映画のBlu-rayディスクをPCで見ようと思い、パイオニアのディスクドライブBDR-S11J-Xを起動した。
再生ソフトはドライブにバンドルされていたPowerDVDを使っている。
しかし、ドライブの挙動がいつもと違う。
ディスクのロードに時間がかかるし、ディスクのタイトルが表示されず「BDROM」と表示される。
そうしたら、アップデートが必要というダイアログメッセージが表示された。
長いことPowerDVDを使っているが、このメッセージは初めて見た。

  AACSライセンスキー アップデート
 CyberLink PowerDVDの重要コンポーネントは、

 定期的にアップデートが必要です。
 コンポーネントがアップデートされていないと、

 新しいムービーが再生されない場合があります。
 今すぐアップデートしますか?


「アップデートしますか?」と言われたので「はい」をクリックすると、

 プレーヤーアプリケーションのアップデート
 アップデートが完了しました。

というメッセージが出たのだが、相変わらずディスクは読み込めない。
ディスクを入れ直しても、同じダイアログメッセージが出てしまう。
試しに、半年ほど前に購入したBlu-rayディスクを読み込ませてみたが、こちらは問題なく再生ができる。

ダイアログメッセージをよく見たら、「AACSライセンスキー」とある。
どうもセキュリティの問題らしく、PowerDVDのAACSライセンスキーの更新が止まってしまい、今年発売されたディスクには対応しなくなったらしい。
バンドルされていたPowerDVDのバージョンは14で、このバージョンのパッケージ版の発売は2014年だ。
型落ちで安くなっていたBDR-S11J-Xを購入したのは2019年だが、ドライブ自体が発売されたのは2017年。
もうすでに8年も経過しているのなら、本体の修理も終了しているはずだと思ったら、やはりそうだった。
パイオニアのディスクドライブの場合、発売から5年で修理対応も終了するようだ。
バンドルソフトなのでOEM版のPowerDVDということになるが、サポートはパイオニアで行っていたのだろうか。
サポートとしてAACSライセンスキーの更新を続けてきたが、ついにそのサポートが終了してしまったということになるのだろう。
今年になってパイオニア製のディスクドライブの生産終了がアナウンスされたが、そのこととAACSライセンスキーの更新が止まったことの関係があるかどうかは分からないが、ここまでよくサポートしてくれたなと思う。

■仕方なく有償バージョンアップを選択
さて、これは困った。
ドライブ自体はまだまだ現役で、故障するまで使い続けるつもりだ。
この状態でもCDのリッピングには使えるが、Blu-rayドライブなのにBlu-rayディスクが再生できないのはやはり困る。
Blu-rayディスク再生のためだけに新しいドライブを購入するのもバカバカしいので、PowerDVDをバージョンアップすることにした。
フリーの再生ソフトもあるようだが、かなりあやしげなので、定番ソフトにしておこう。

PowerDVDには、Standard、Pro、Ultraと3つの種類があり、それぞれ対応するディスクの種類が違う。
市販のBlu-rayディスクを再生するにはProかUltraが必要だが、ドライブにバンドルされていたPowerDVD14の仕様を見ると、Ultra相当の機能を持っているようなので、ここはPowerDVD Ultraにしておいた方がいいだろう。
しかし、価格が高い。
頻繁に使うソフトでもなく、いつまで使えるかもはっきりしないから、あまり費用もかけたくない。
ということで、最新版の24とともに併売されている23のバージョンアップ版を購入することにした。
パッケージ版だけではなく、OEM版もバージョンアップの対象となることを一応確認した。

■PowerDVD14を23にバージョンアップ
 注文したPowerDVD23のパッケージ版は注文してすぐ我が家にやってきた。

パッケージ版のソフトを買うのも久しぶりだ。
昔のような大きな箱に入ったこのソフトは、プロダクトコードが書かれた紙だけが入っているのかと思いきや、インストール用のDVDが入っていたので驚いた。
DVDが入った紙製のケースにプロダクトキーが記載されているというクラシックスタイルのパッケージだった。
今どきは光学ドライブを持っていない人もいるだろうが、このソフトに限って言えばそれはありえないのでディスクインストールだけでよさそうな気もするが、一応ダウンロードインストールもできるという説明書が入っていた。
せっかくインストールディスクが入っていたので、ディスクからインストールをしたが、なかなか時間がかかった。
インストールが終了し、ソフトを立ち上げてまず行ったのは、ソフトのアップデート。
アップデートの対象があるかどうかは、メイン画面の中の通知のところに表示される。
アップデートにもインストール並みの時間がかかったが、エラーが出ることなく終了し、ソフトが起動した。
さて、PowerDVD14では再生できなかったBlu-rayソフトをドライブに入れてみると、無事再生することができた。
当たり前のことが当たり前にできるって大事ですね。

実際は、PCでBlu-rayソフトを見ることはそれほどないのだが、再生できないことには困ってしまうので、やむを得ず準最新版を購入した。
問題は、このPowerDVD23がいつまで使えるかということだが、CyberLink社のソフトはサポート期間が短いらしい。
機能改善はともかく、AACSライセンスキーの更新だけはしばらく続けてほしい。