■レコーダーはソニー党

 

テレビ番組を録画する機器といえば、以前は当然ビデオデッキだった。

初めて使うようになったのは、高校生の頃で、VHS対ベータ戦争の真っただ中。

すでにオーディオ機器を入手していた自分としては、やっぱソニーでしょということで、父に具申し、ベータユーザーとなった。

長時間録画という点ではVHSに劣ったものの、同じ価格帯のものを比較すると画質面ではベータの圧勝だった。

しかし、あっという間にVHSの時代となり、その後はVHSデッキを3台ほど使った。

 

そのビデオの時代が終わり、DVDレコーダーというものが登場する。

長くとも6時間という録画時間の制限がほぼなくなり、ビデオテープを入れ替えることなく録画番組を見ることができて、残したい番組はDVDに保存することができるという画期的なものだった。

ビデオデッキも持っていたが、買い足す形で導入したのがソニーのスゴ録。

地デジ化の前なので、アナログ放送時代のものだが、キーワードを入力すると、番組表を検索して自動で録画してくれるという機能を持っていた。

録画忘れ、録画ミスで見たい番組の録画を失敗したことを考えると、夢のような機能だった。

 

地デジになり、DVDではなくブルーレイになっても、ソニーのレコーダーを使い続け、BDZ-X95、BDZ-ET1200、そして現在のBDZ-FW2000で4代目となる。

 

■突然やってきた終焉

 

ソニー製のブルーレイディスクの生産終了が発表されたあたりから、なんとなく嫌な予感はしていたが、思ったよりも早いブルーレイレコーダーの出荷終了のアナウンスだった。

いや、ソニーがテレビ事業を分離してTCLとの合弁会社を立ち上げることになったので、ブルーレイレコーダーの出荷終了は当然のことなのかもしれない。

 

ソニー製のブルーレイレコーダーを使ってきたのには理由があって、

① キーワード録画機能がある

② HDMI端子が2系統あり、映像と音声を分離して出力できるAVピュア機能がある

この2つの理由があってソニー製を使ってきた。

 

しかし、①の機能については、いつの間にかパナソニック製のレコーダーにも搭載されていることをついこの間知った。

②については、HDMI「入力」端子(HDMI ARC端子ではない)を持つブルーレイプレーヤーOPPO BDP-105DJLを所有しており、有効に活用していた。

ただ、ブルーレイディスクを再生するなら、専用のブルーレイプレーヤーの方が音質、画質ともよいので、AVピュア機能が役に立つのは、録画した音楽番組を再生するときと、レコーダーでしか再生できないUHDブルーレイディスクを再生するときとかなり限定的だったのは間違いない。

中古で買ったBDP-105DJLが壊れるまでは、AVピュア機能を持つソニー製のブルーレイレコーダーを使おうと思っていたのだが、BDP-105DJLが壊れる前にソニー製のブルーレイレコーダーの方がなくなってしまうとは想定外だった

 

■今後のレコーダー

 

現在のBDZ-FW2000が4年目であるので、買い替えまでにはまだ時間がある。

問題はその後のことで、パナソニックではまだブルーレイレコーダーを生産しているので、次回の更新は必然的にパナのレコーダーということになる。

キーワード録画機能はあるので、使う場面が限られていたAVピュア機能を諦めればいいだけである。

ソニー製のレコーダーを今のうちに買っておくという手もあるが、そこまでではない。

OPPOのブルーレイプレーヤーがいつ壊れるか分からないし、一応音声分離出力機能を持ったブルーレイプレーヤーはまだ販売されているので、どうしてもというのならプレーヤーを買えばいい。

そこまでする必要も今のところないので、更新時期が来たら、パナソニックのレコーダーを購入することになるだろう。

 

問題は、テレビ番組を録画してディスクに残すということ自体が廃れつつあり、レコーダー自体の存続が怪しくなっているということだ。

2年後を予定している更新時期まではパナソニックもレコーダーを作ってくれているとは思うが、その次の更新時期となると分からない。

現状を考えると、ハードウェアよりも録画用の(まともな)ディスクの生産が続いているかどうかを心配した方がいい状況だ。

まあ、そうなったらディスクではなく、外付けのHDDにそのまま保存しておくほかないのだが、レコーダーを更新してしまうと同一メーカーでもHDDが読めなくなってしまうので、割高なSeeQVault対応のHDDにするほかなくなる。

 

元はと言えば、厳しすぎる地デジのコピー対策が原因なのだが、ディスクに焼いた番組を見返すことがあるかと言われれば、見返すことはほとんどない。

ディスクに焼いたはいいものの、保存場所に困って結局は処分してしまうこともあった。

ブルーレイプレーヤーは残ると思われるので、HDDへの書き戻しを想定してファイナライズをしないまま保存してあるディスクをどうすべきか。

残すディスクを厳選した上で、レコーダーが生きているうちにファイナライズをしておいた方が無難だろう。

 

また、整理作業が増えてしまったと思ったが、それよりもレコーダーに接続して使っている外付けHDDに保存したままの大量の番組をどうしようか。

未ファイナライズのディスクはメーカーが異なっても再生できる可能性はあるが、外付けHDDは他のレコーダーに接続しても見ることはできない。

そうなると、ソニーのレコーダーが壊れる前にディスクに焼いておくか、予備のソニー製レコーダーを買っておくかになる。

ソニーのレコーダー同士ならLANケーブルでHDDのデータを転送することができる。

ただ、次はそれでしのげても、その次がないから、今持っているレコーダーでディスクに焼いておくのが正解だろう。

 

HDDにしか保存していない番組が5TBぐらいあるんだよな。

単純計算でシングルレイヤーのディスクが200枚ほど必要ということになるが、一応保存しておいたという番組も多いから、本当に残しておきたい番組を厳選してディスクに焼いておくことになるだろう。

ディスクに残すにしても国産のディスクはもう入手できない。

DVD時代は専ら太陽誘電That’sのディスクを使っていたが、ブルーレイになってからはTDK→パナソニックと使ってきたが、パナが生産をやめてからは、台湾製のODMだがソニー製を使ってきた。

それもなくなるなら何を使えばいいのだろうと思うが、現在流通している録画用のブルーレイディスクは台湾のCMCかRitekの生産だから、どれを選んでも大差ないのかもしれない。

 

ディスクに焼くときに圧縮保存をしたとしてもディスクが100枚近くは必要となる上に、圧縮保存はとにかく時間がかかる。

ソニーのレコーダーが壊れる前にちまちまと作業を行うことにしよう。

ついでに、ディスクのリストを作って、見たいディスクを探す手間を省きたい。

 

テレビ番組を録画してメディアに残すということ自体が終わりを迎えようとしているのかもしれないが、パナがレコーダーの生産をどこまで続けてくれるか。

来年レコーダーを更新予定なので、そこまでは大丈夫だとしても、その5、6年後の次の更新時はかなり怪しい。

なんとか次の次の更新時までは持ってほしいものだと思うが、レコーダーの出荷台数がすでに100万台を切っている現状を考えると、先はそんなに長くはないのかもしれない。

レコーダーに関しては先を見越して、予備機をストックすることも検討しないといけない。