■結局Qobuzの音切れが直らない


 

WiiM Pro導入後、ずっと悩まされているQobuz再生時の音切れ問題だが、WiiM Proのファームウェアの更新でどうにかなったかと思ったが、どうにもなっていなかった。
その後数回WiiM Proのファームウェアの更新があったが、ファームウェアを最新版にしても、曲の再生が開始されて2分後に音が途切れ、数秒無音があったのちに再生が再開するという症状は直っていない。

この症状が出て、原因の切り分けを行っているのだが、やはり問題はWiiM Proにあるようだ。
というのも、QobuzのコントロールアプリをiPadにインストールして使っているのだが、WiiM Proで言うところの「スピーカー」、つまりレンダラーにWiiM ProではなくiPadを選択して再生してみると音は途切れない。
問題なく、プレイリストを連続して再生してくれる。
iPadのミニジャックからアナログ出力で聴いているが、変なノイズが乗ることもなく、本を読むときの聞き流し用、イージーリスニングには十分な音質が確保されている。

DAC側の問題という可能性も捨てきれないが、DACとして使っているブルーレイプレーヤーBDP-105DJLの本体表示は、音が途切れると「Screen Saving」の表示の状態から「Coaxial」という入力表示に戻る状態という状態は変わらないので、WiiM Proからの信号が途切れていると思われる。

しかし、これではWiiM Proを買った意味がない。
改めてWiiM Proの「スピーカー」の設定、ネットワークの設定をいじってみたが症状は治まらない。
WiiM Proのバッファが足りず、音が途切れると曲を読み込み直して再生が再開するという状態に思えるのだが、なぜそうなるのかが分からない。
ネット情報を探してみても、このような症状にずっと悩まされている人は見当たらず、この症状の解消方法の検討がつかない。
せっかく同軸デジタルケーブルも新しいのにしたのに、QobuzをWiiM Proで正常に再生することができない状態になっている。


■犯人はこいつだったのか?

 

改めてWiiM Proのネットワーク設定を見直してみる。
IPの割り当てが自動だったので、固定にしてみたが、効果なし。
DNSの設定も自動だったので、DNSサーバーを指定してみたがこれも意味がなかった。
試しにWiiM Proを再起動してみたら、音切れがなくなり喜んだの束の間、次の日には元に戻っていた。
以前にもこんなことがあったような気がする。

それではと、今までと方向性を変えてみた。
電源の問題ではという気がして、電源ノイズフィルターiPurifier DCを外してみたが、ACアダプター直結でも状況は変わらなかった。
そういえば、WiiM Proの電源を取っているタップがかなりのタコ足状態。
コンセントの口が足りず、三口タップにWiiM ProのACアダプターをさしている状態だった。
もう一つのタップの方を確認すると1口だけコンセントに空きがあるが、幅が狭く、横に幅が広いWiiM ProのACアダプターが差さりそうにないので、ACアダプターを昔使っていたタブレットのACアダプターに替えてみた。
そうしたら、音が途切れない。
音が途切れることなく、延々とプレイリストの曲が流れ続けている。
と喜んでいると、次の日には元に戻っていることが多かったので、次の日に改めて試してみたが、やはり音は途切れず、正常に再生が続く。
犯人はACアダプターだったのか?
気づくのに時間がかかってしまった。
いままの状況を考えると、ACアダプターの電圧が低かったのが原因かなと思われる。
ACアダプターをつないでいた電源タップがタコ足状態だったこともあり、他の機器の影響で一時的に電圧が下がると、WiiM Proが一瞬フリーズした状態になり、音が途切れる。
そこから復帰して曲を読み込み直して、バッファを改めて行うということだったのだろうか。

そういえば、デスクトップで、電源ノイズフィルターiPurifier DCを使っていた時も、機器がフリーズすることまではなかったが同じようなことがありiPurifier DCが故障したかと思ったが、他の場所で使うと正常に使えたので、やはりACアダプターの電圧が低かったのが原因だったのかと考えられる。
電源ノイズフィルターiPurifier DCを通すので、このiPurifier DC自体が電力を消費するのと、WiiM Proがストリーミング再生時の電圧変化に弱いということもあるのだろう。

試しにコンセントは変えずに、ACアダプターをWiiM Proのものに替えてみた。
あれ、音切れは発生せず、正常に再生が続く。
真犯人は、ACアダプターではなく、ACアダプターを接続していた三口タップだったのか?
今までは三口タップにすべてプラグが差さった状態だったので、電圧低下を招いていたのかもしれない。

■光回線変更からの問題再発


1年ほど悩まされ続けたWiiM Proの音切れ問題が解消し、スッキリした。
その後、光回線の事業者変更を行うこととなり、光回線の事業者が変わった。
機器の配線も変更が必要になって、何とか回線変更の作業は終わったのだが、気になるのはWiiM Proのこと。
ようやく音切れ問題が解消したのに、光回線変更の影響で音切れ問題が再発してはたまったものではない。
おそるおそるWiiM ProでQobuzを聴いてみたら、やはり音切れが再発していた。
しかも、症状が悪化しており、以前より音が頻繁に途切れる。
WiiM Proを再起動してみたが、音切れの症状は収まらない。
回線の影響だとすると、この問題の解消方法の検討がつかない。
そういえば、音切れが解消したのってWiiM Proの再起動ではなく、電源を入れ直したときだということに気が付いた。
今回もACアダプター側のコンセントを抜き、電源を入れ直してみた。
そうしたら、音切れが発生しない。
プレイリストは正常に再生され続けている。

音切れの原因は分からないままだが、対処方法としては電源入れ直しで解消することが分かった。
何らかの原因で音切れが発生すると、WiiM Proを再起動しても問題は解消せず、電源を入れ直してリセットするしかないらしい。
バッファするメモリーが飽和して音が途切れるが、電源入れ直しでもメモリーがリセットされると正常に戻るということなのか、はっきりしたことは分からない。
再起動でだめなら、電源引っこ抜きで問題解消というのはPCにつながるものを感じる。
音切れ問題の根本的な解決にはならなかったが、当面の対処方法は分かった。
しかし、この音切れ問題は自分の環境だけで発生するのかどうかが分からない。
光回線が変わり、ハブを介さなくともルーターに直接LANケーブルをつなぐことができるようになったので、ちょっと家庭内のネットワーク構成を見直してみたい。

■ネットワーク構成の見直し
光回線が変わったので、ホームゲートウエイ(HGW)との接続を確認していたら、4つあるLANポートの2つが1Gではなく100Mで接続されていることが分かった。
おかしいなと思って確認してみると、HGWの下にぶら下げていたHUBがGigaEthernetに対応していないことに気がついた。
何てことだ!
どおりでNASへのファイル転送速度が遅いと思っていたんだよ。
さらに、LANケーブルもGigaEthernetに対応していないカテゴリー5のものだった(お粗末)。
令和の時代にカテゴリー5ってと思ったが、LANケーブルをつなぐ機器が多くなり、手持ちのLANケーブルをとりあえず使っていたのだが、ケーブルの規格までは確認していなかった。
とっくに売ってしまった古いルーターに付属していたLANケーブルだと思われる。

HUBについては、デスクトップ用にNETGEARのHUBを使っていたので、とりあえずこれを使う。
このHUBに使っていたLANケーブルがカテゴリー6Aということを確認した上で、このLANケーブルを併せて使うことにした。
HUBとLANケーブルを置き換えると、しっかりとGigaEthernetで接続されるようになった。
NASへのファイル転送速度も、従来の10倍といきたいところだが、そこまでは早くならず、今までの3倍ほどのスピードになった。

ついでに、HUBに接続していたWiiM ProのLANケーブルをHGWに直接つなぐことにした。
これまでは、ミュージックサーバーとして使っているNASをHGWにつないでいたのだが、WiiM Proの使用頻度が上がったのと、音切れの問題があるので、インターネットへの接続ルートをなるべくシンプルな形にした。
しかし、ここまでやったのにまたまた音切れが発生した。
ここまでくると、ハードウエアの問題ではなく、機器の設定の問題のような気がしてきた。

■キャッシュの設定が原因?
 

まず、気になったのはWiiM Proのコントロールアプリが2つあること。
WiiM HOMEとQobuz純正アプリ、このどちらでも曲の再生を行うことができる。
WiiM ProがQobuz Connectに対応してからは、使い勝手がいいのでQobuz純正アプリを使っていたが、iOS用、Android用ともデフォルトのレンダラーを任意で設定する機能がない。
Windows版にはあるのだが、実際に使っているiOS版にはなく、直前に使っていたレンダラーに関係なく、アプリを起動すると、コントロールアプリをインストールしているiPadで再生が始まる仕様になっている。
直前の使用で、再生していた曲を一時停止した状態にしていると、そのポイントから曲の再生を始めてしまう。
いったんiPadの再生が始まってから、レンダラーをWiiM Proの切り替えているのだが、どうもこの動作がよくないような気がしてきた。
試しに、曲を一時停止するのではなく、プレイリストの曲の再生が全て終了し、曲の再生が止まった状態から、再度アプリを起動すると、レンダラーはiPadのままだが、アプリ立ち上げと共に曲が再生されることはない。
曲が止まった状態で、レンダラーをWiiM Proに切り替えると、最後に再生していた曲の頭から再生が始まる。
この状態で再生していると、曲が途切れるということがない。

さらに、ネットで改めて情報を探すと、Qobuzで音が途切れる不具合があったときには、キャッシュを削除すると不具合が解消するという情報を見つけた。
Qobuzアプリで、キャッシュの設定を確認すると、キャッシュの保存上限が最小の1GBになっていた。
iPadOSを26にバージョンアップして以降、巨大になったiPadOSの容量にストレージが圧迫されて、空き容量が厳しくなっているので、それほどキャッシュを増やすことはできないが、最小の1GBでは心許ないので倍の2GBに設定し直した。
ちなみに、キャッシュ容量の上限は30GBだが、これはさすがにやりすぎだと思う。

PCで再生するときは、レンダラーとコントローラーが同じ、またはレンダラーとコントローラーが優先で接続されているので、その間の通信を意識することはなかったが、レンダラーとコントローラーの間が無線で接続されている場合は、コントローラー(iPad)とレンダラー(WiiM Pro)をつないでいるWi-Fの状態も気にしないといけない。
常にリアルタイムでストリーミング再生をしているならともかく、キャッシュから再生しているとするなら、Wi-Fiの通信状態、それとストリーミング再生とキャッシュ再生との切り替え、これがうまく機能していないと音切れが発生する可能性がある。
単にキャッシュ容量が不足しているのが原因ならば、iPadで再生しても音切れが発生するはずだが、そうはなっていなかった。
そもそもQobuzの場合、ストリーミング再生とキャッシュ再生の切り替えをどうやっているのか、常にキャッシュの情報を読み取っているのか不明である。
仮に曲の再生中にコントロールアプリをインストールしているiPadがスリープ状態になったどうなるのかという疑問もわいてくる。

それはともかく、しばらくQobuzアプリのキャッシュをクリアにしたことがなかったので、いったんキャッシュを手動で削除した。
アプリ立ち上げ時に、前回一時停止した曲がそのまま再生されることがないようすることは継続しつつ、キャッシュクリア、キャッシュ増量をした状態で曲を再生してみたが、音切れは発生していない。
やはり、WiiM ProとQobuzアプリとの相性、キャッシュ再生の問題が原因なのか。
Qobuzアプリでは、動画再生のように再生中の曲のバッファの状態が表示されないから、はっきりしたことは分からないが、何となくこの方法でうまくいきそうな気がしてきた。

■原因はよく分からないまま
もしQobuzアプリのキャッシュ設定に問題があるのなら、ストレージの空き容量が心許ないiPadではなく、容量に余裕のあるAndroidスマホではどうか。
外出先でQobuzの音楽を聴くために、スマホにもQobuzアプリをインストールしてあるので、これでWiiM Proを操作してみるが、iPadよりも多い頻度で音切れが発生する。
スマホのスペックが低いのが原因なのかよくわからないが、iPadより状況が悪くなってしまったので、iPadに戻すしかない。

iPadに戻すしたものの、音切れが止まらない。

キャッシュの削除、WiiM Proの再起動でもダメで、結局ACアダプターを抜き差ししたら直ったのは前回と同じだった。

これまでの経緯を総合的に考えると、キャッシュの保存をWiiM Proではない端末で行っていることが主な原因のような気がするが、はっきりしたことは分からないままだ。

とりあえず音切れが発生した場合の対処方法は分かったのでよしとしよう。

これでようやくリビングオーディオのソースにハイレゾストリーミングが加わった。

安定運用というところまではいかないが、あとは音楽を楽しむだけだ。